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いくら高級な化粧品を使っても、下地を丁寧に整えないと、仕上がりは美しくありません。
塗り壁は、ペンキを塗るときほど丁寧な下地処理を必要としませんが、それでも、丁寧な下地処理をした方が、仕上げの工事が楽に出来ますし、仕上がりが美しくなります。
なぜ下地処理が必要かというと、下地の状態を均一にしないと、仕上げ材を塗れないのです。また、たとえ下地処理なしで、仕上げ材を塗っても、アクが浮いて来たり、色ムラが発生するのです。
製品によっては、下地処理必要なしという製品もない訳ではありませんが、それは、シーラー処理や、下塗りのことであって、パテ処理も必要ありませんという製品は、ほぼないと思います。
仮にあっても、やはりパテ処理はした方が、仕上げ材が綺麗に仕上がります。
昔と違って、今の住宅の下地は、ほぼ100%石膏ボードです。石膏ボードとは、プラスターボードとも呼びますが、ダンボールの型紙の間に、石膏(プラスター)を挟んで板状に加工したものです。
住宅以外の場所であっても、下地材として多用されていますので、石膏ボードでない下地を探すのが困難な位です。
壁に貼る石膏ボードは、12mmか、12.5mm、天井は、9mmか、9.5mmと、これもほぼ相場が決まっています。この厚みの違いは、求められる強度によるものです。
塗り壁材の下地としては、12mmの石膏ボードが推奨されることが多いですが、9mmの石膏ボードだからといって、必ず不具合が出るという訳ではありません。
壁や天井に重量がかかりますので、施工に当たっては、塗り壁材のメーカーに確認をとった方がいいと思います。
家を建てる時には、柱や間柱という柱を立てて行き、そこに、石膏ボードを貼って行きます。
石膏ボードは、価格も安く、工事が簡単なので、石膏ボード以外の壁下地を探すのか困難な位です。ただし、石膏ボードは釘が効きません。カレンダーやポスター程度なら、いざしらず、少し重たいものは吊るせません。
そこで、クーラーを設置するといった重いものを設置するような箇所には、石膏ボードと同じ厚みの合板等を下地材として使用します。しかし、合板は、木材を原料にしているので、塗り壁材を塗ると、アクが浮いてきます。
また、合板と石膏ボードの継ぎ目や、石膏ボードと石膏ボードの継ぎ目、石膏ボードを取り付ける際に出来るビス穴等を、丁寧にパテ処理していかないと、色ムラや、アクといったトラブルを引き起こすことになるのです。
いくら綺麗に仕上げても、アクやシミが発生すると、塗り直しになってしまいます。また、塗り直す場合は、問題が発生した場所だけではなく、最低でも、問題が発生した壁1面全部を補修しないと、補修した箇所が誤魔化せないのです。
もし、壁の周囲に、柱や建具といったものがないと、場合によったら、壁を2面、3面と補修しないと、補修した壁と、補修していない壁の違いが分かってしまうのです。
仕上がったあとで、そうしたトラブルが発生しないようにするためにも、均一で丁寧な下地処理が必要です。
その後の下地処理に関しては、仕上げに塗る塗り壁材の施工手順に基づき、シーラー処理や、下塗りを実施して頂くことになると思います。
アトピッコハウスの3種類の塗り壁材は、シーラー処理の必要ない、カオリンの壁「パーフェクトウォール」、シーラー処理だけで良い、珪藻土塗り壁「はいから小町」、下塗りを必要とする、花の塗り壁「漆喰美人」があります。
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