このサイトに辿り付かれるお客様の多くは、工事会社さんに、マンションで無垢フローリングは無理ですと、言われたことがあると思います。あるいは、ハウスメーカーと契約したあとで、無垢フローリングにしたくなった方かも知れません。
ここでは、マンションリフォームで、床を無垢フローリングに張り替える手順を中心に、工事までのプロセスをご説明致します。
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単に「無垢材」を希望ということで、素材の選定を業者任せにすると、質の悪いフローリングを掴まされることもあります。
無垢材のフローリングは樹種も多く、また産地、樹齢、乾燥率、加工の精度、塗装の有無とか種類、グレードなどによって、品質は、A品からD品まであります。
節が多く、赤味と白太が混在するCグレードやDグレードの無垢材でもいいと品質に納得した上で選択される方ならいいのですが、品質と価格を見極めた上で判断したいという場合はサンプルを取寄せて検討されることをお勧めします。
アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」は、Aグレードが標準品質です。
ごろ寝フローリングの資料をご希望の方は、こちらからご請求ください。 -
遮音マットを挟んで、遮音性能を確保するというやり方は一般的ではありません。まずは、「わんぱく応援マット」の資料を請求して、予備知識を身につけてください。
この知識がなくて、いきなり施工業者に相談すると、「マンションで無垢は無理です」と言われてしまいます。ところが事前に情報を入手しておけば、この会社の「この方法」があります。資料を請求してくださいと、言えば済む訳です。
建築業者さんも、「知らない」だけなのです。自宅を無垢の床にしたいと熱心にネット検索されている方の方が、よほど情報通です。
まずは、床遮音材「わんぱく応援マット」の資料を請求してください。 -
マンションリフォームに精通した工事業者を選びましょう。マンション管理組合で推奨の工事会社があるかも知れませんが、感じがよくて、アフターメンテもキチンとしてくれて、近所の会社がいいと思います。
そして、無垢フローリングの施工にも精通している会社です。中華料理屋さんで御寿司は頼まないと思います。
無垢フローリングの工事は、無垢材の工事に慣れた人(会社)に頼みましょう。そして、「マンションで無垢は無理ですよ~」と言われたら、わんぱく応援マットの資料を見せてください。それでも納得しない会社さんなら、別の工事会社を探した方がいいと思います。
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工事を依頼する業者が決まったら、管理組合に提出する「遮音性能に関する書類」等は、工事会社が請求してくれる筈です。そんなことまで、お施主様本人が心配しないとならないようでは、「信頼できる工事会社」の資質に欠けます。
ただ、お施主様も業者に任せっぱなしではなく、工事までのプロセスを理解した上で、依頼をするということが大事ですので、この段階で、書類を取り寄せるのだな! と、ご理解ください。
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いよいよ、ちょっと気の重い作業です。しかし、下階の方の承諾を得ないと前に進みません。建築業者さんによっては、お施主様に代わって、訪問してくれるケースもありますが、ここはお互い様の心で、承諾を頂けるようにしましょう。
また、単に口頭での承諾ではなく、管理組合に提出するために「承諾書」といった文章にする必要があります。
管理組合に指定の書式があれば、それを利用し、任意の書式でいい場合は、工事会社さんの方で作ってくれますので、お施主様は、それほど面倒なことはありません。
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いよいよい管理組合に「承認申請」を提出します。下階のお宅から頂いた「承諾書」と、管理組合への「承認申請書」、工事内容に関する書類と、遮音性能に関する説明書といった必要書類一式を用意し、管理組合に提出します。
この場合の管理組合というのは、管理人室又は、理事会役員宅に届けるという意味になります。
マンションリフォームなどの承認事項は、理事会で承認されるケースが多いので、月1回程度開催される理事会に間に合うように書類を提出すれば、その場で決済される筈です。書類の提出が遅れたり、内容に不備があると先送りになるので、工事のスケジュールが厳しい場合は、慎重に準備する必要があります。
ただ、これも、工事会社がキチンとやってくれる筈ですので、お施主様が過度に心配する必要はないと思います。
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管理組合の承認が得られたら、いよいよ工事です。
工事の予定表を、掲示板などに張り出します。そこには、工事期間、工事内容、施工業者名、業者への連絡先などが記載されます。また、工事が始まる前には、最低直下のお宅と、その両隣、自身の両隣位には、工事の挨拶と、ちょっとした手土産は持参したいものです。大抵これも、工事業者の方がやってくれるので、過度の心配は必要ありませんが、キチンと挨拶しておくと、工事中の騒音などでトラブルになる危険性も軽減されます。
その辺りは、人情の機微ということですね。