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そして、その予防のために、シックハウスの原因物質として、2つの化学物質が指定され、対策が義務づけられました。
その2つの化学物質とは、「ホルムアルデビト」と「クロルピリホス」です。
「ホルムアルデヒド」は、接着剤の成分として、あるいは防虫や防腐の目的で使用されています。そして、「クロルピリホス」は、有機リン系の殺虫剤で、シロアリ駆除剤として使われていました。
しかし、毒性が強すぎるということで、クロルピリホスは、全面使用禁止となりました。そして、ホルムアルデヒドは、使用が制限されたのです。
つまり、ホルムアルデヒドは、シックハウス対策が義務化されたのちも使っていいけど、使用料を制限しますよということになったのです。
ほかに、F☆☆☆(エフ・スリースター)とか、F☆☆(エフ・ツースター)といったものもあり、☆(星)の数が多いほど、ホルムアルデヒドの発散量が少ない建材であると評価されています。
そして、F☆☆☆☆(エフ・フォースター)であれば、ホルムアルデヒドの発散量が少ないので、家を建てる時の内装に無制限に使っていいことになっています。
そして、F☆☆☆やF☆☆は、使用する量に制限を受けるのです。
合板など、ホルムアルデヒドを使用した建材は、5年、10年と長期間にわたって、ホルムアルデヒドを発散させます。したがって、発散する量が多いと、人の健康に悪影響を与える。だから、使用していい量を制限しますね、ということになっている訳です。
法律上は、F☆☆☆☆の建材は、使用量に制限を受けないので、どれだけ使っても、問題となるホルムアルデヒドの量を超えないとされています。
しかし、全てF☆☆☆☆の建材を使ったのに、最終的なホルムアルデヒドの濃度が、基準値を超えていたというケースもあるので、F☆☆☆☆は「低ホルム」だから、無制限に使っても安全ということではない訳です。
また合板などに使用されたホルムアルデビトは、水蒸気と反応し、「加水分解」された結果、室内に揮発してきますから、影響も長期間に及ぶのです。
というだけの意味ですが、新建材と呼ばれる住宅建材には、ホルムアルデヒド以外の「問題」化学物質が沢山使われています。
その中には、はっきりと毒性が分かっているもの、まだ毒性が検証されていないものもある訳です。
怖いのは、毒性が分かっていようが、分かっていなかろうが、「規制されていない」という理由だけで、使われていることです。
F☆☆☆☆というのは、単に「低ホルムアルデヒド」の建材です。もちろん、ホルムアルデヒドが沢山揮発する製品よりはマシだと思いますが、可能であれば、そもそもホルムアルデヒドを使用していない建材で家を建てればいいのです。
内装を塗り壁にするとか、床を無垢材にするといったことで、新建材を使わなくても、家は出来上がります。
ただ、新建材よりは、多少割高になるので、予算を増やすとか、他を削るといった工夫は必要になりますが、新建材だって、タダではありませんので、差額で考えれば、最初から、無理だと考える必要もないと思います。
低ホルムアルデヒドのF☆☆☆☆の建材よりも、無垢材とか塗り壁といった自然素材のほうが、どれほど気持ちいいか知れません。
ただし、下地も全部無垢とか、自然素材にこだわる必要はないと思います。室内に露出している内装の仕上げ材だけこだわれば、快適で気持ちいい室内になると思います。
アトピッコハウスは、自然素材の内装材専門メーカーです。沢山の種類の無垢フローリングや、3種類の塗り壁を製造販売しています。
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