漆喰か珪藻土か迷っている方、予算がないけど塗り壁は諦めたくないという方、メール講座をご活用ください。
クロスの場合なら、汚したり、傷つけた箇所だけを張り替える「パッチワーク」のような方法とか、1巾分の90cmだけ、天井の高さから床まで張り替えるという方法があります。
張り替えたあとが完璧に分からなくなる訳ではありませんが、それほど目立たなくなると思います。
ただ、塗り壁に色ムラが発生した場合は、色ムラの部分だけ補修するというのは、なかなか至難の業です。工事に使った「材料」が残っていれば、「ロットによる色違い」もないですし、「部分補修」でも、ある程度、綺麗になるかも知れません。
ただ、部分補修だと、塗り重ねた部分だけ厚みが増すので、たとえ色が一緒になっても、補修したことは分かります。それに、補修する際に、周辺部も「水分」を吸収するので、多少色が変わることが想像されます。
壁の角から角までという意味です。角に、柱とか、建具があると、見切りやすいですが、ない場合は、側面の壁まで折り返して塗るか、角で終わりにするかの判断をしないとなりません。
塗り直しの面積が増えれば、費用も余計にかかりますが、「見切り材」がない状態で、強引に壁の隅で、終わらせても、角の色が濃くなったり、そこがシミのようになってしまうのです。
ただ、隅なので、目立ちません。だから、角から角まで塗ることが推奨されるのです。
色ムラの対処方法としては、色ムラが発生した塗り壁の上から、塗り重ねるというのが一番いいと思いますが、その場合、大抵は、下塗りか、シーラー処理といった下地処理が必要になります。
つまり、下地の「吸水調整」をするのです。
製品によっては、色ムラが発生した色と「同色」の補修材を用意していて、色ムラが発生した塗り壁の上から、直接塗って補修するという補修が出来る場合があります。
ただ、その場合であっても、「補修材」なので、「本製品」と全く同じになるとは限りません。
よくて、一面全部の補修で済むと思いますし、場合によっては、4面の壁全てを塗り替えないと、補修できないかも知れません。といっても、下地調整をして、再度塗り直しをするよりは、簡単に補修できます。
メーカーに依頼すると、部分補修用のタッチアップ材として販売していますので、それを手に入れ、補修するのです。
ただ、こちらも、同じ品番の製品とはいえ、製造ロットが違うと、多少の色違いがあるかも知れません。部分補修の場合は、全面的な塗り替えと違って、補修箇所は、ある程度目立つと考えたほうがいいと思います。
製品によっては、工事の時に余った材料を「密封」してとっておくと、1週間程度は、使えるといった場合もあります。この場合は、色違いも起きにくいので、部分補修をしても、目立ちにくいと思います。
アトピッコハウスの製品で言うと、珪藻土塗り壁「はいから小町」と、漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、一般的な製品と同様、色ムラの補修は面倒です。
部分補修をすると、目立ちます。
ただ、珪藻土塗り壁「はいから小町」には、「色ムラ補修材」のご用意があるので、塗り直し以外の補修方法の選択肢があります。
また、カオリンの壁「パーフェクトウォール」は、そもそも色ムラが発生しにくい製品ですが、部分補修用のタッチアップ材をご用意しています。
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