漆喰か珪藻土か迷っている方、予算がないけど塗り壁は諦めたくないという方、メール講座をご活用ください。
でも、漆喰の調湿性能は高くないと、ご存じの方は、意外と少ないのです。
確かに、下地が土壁だった昔の漆喰は調湿しました。
しかし、ほぼ100%下地が石膏ボードになった現在の住宅では、石膏ボードの上に漆喰を塗っても、
調湿効果は期待できないのです。
消石灰だけでは、塗り壁にならないので、糊や接着剤や、
ワラやスサといった「つなぎ」を混ぜます。
プロの左官屋に言わせると、「糊を塗ってる」感覚だそうです。
そしてまた、消石灰そのものは、調湿性に優れた素材ではないので、
下地となる石膏ボードの上に、
仕上げ材として1mm、2mm塗っても、調湿効果はない訳です。
しかも、消石灰は、空気中の炭酸ガス(二酸化炭素)と反応して、年々硬くなりますから、調湿性能に関しても、
残念ながら、年々低下していくのです。
また、漆喰は、強アルカリだから、カビが生えないとか、風邪ウイルスの予防になるといったことも言われますが、
施工後、徐々に中性化し、5年ほどで効果がなくなると言われています。
もし、漆喰を採用したい理由の最大のものが、「調湿性能を期待する」ということであれば、
漆喰ではなく、珪藻土を主原料にした塗り壁を選ばれた方が、いいと思います。
漆喰は、平滑に塗られた白い壁をイメージされる方が多いと思います。
特に、年配の方で、本物の漆喰を知っている方にとっては、
漆喰は、「平滑で白い壁」だと思います。
ただ最近、若い世代で漆喰を塗る場合は、
パターン付けした仕上げを好まれる場合も増えています。
パターン仕上げの方が、工賃が高いと勘違いしている方もいますが、
実は、平滑に仕上げる方が、手間も費用も余計に掛かるのです。
だから、漆喰をお値打ちに塗ろうと思うと、
パターンを付けた仕上げを希望すべきなのです。
ワラやスサを混ぜることで、テクスチャーも変わりますから、
お好み次第で、色々と工夫されてみるといいと思います。但し、本物の漆喰はDIYできません。
消石灰を原料とした漆喰は、目に入ると失明の危険性がある上に、施工も難しいです。
フラット
ハケ引き
コテ波
扇
ストーム
そして、平滑な仕上げではなく、パターン付けした仕上げを希望するべきです。
その上で、価格交渉すれば、良心的な業者さんであれば、「適正価格」で請け負ってくれると思います。
ただし、調湿性能を期待するのであれば、漆喰ではなく、珪藻土です。
といっても、珪藻土塗り壁にも、様々な種類があるので、性能を吟味された方がいいと思います。
もし、漆喰調に仕上がる塗り壁をDIYしたいということであれば、
ホームセンターなどで販売されている「練ってある商品」を購入されると良いと思います。但し、割高です。
消石灰を原料にしていないという意味では、
「本物の漆喰」ではありません。
ただし、一般的な漆喰の調湿性能が
40g/㎡/24hであるのに対して、
漆喰美人の調湿性能は、94g/㎡/24hなので、
2倍以上の調湿性能があります。
しかも、JIS規格で定められている
調湿する建材の基準が70g/㎡/24hなので、
漆喰美人は、調湿建材としても認められています。
主原料は、化粧品などにも使われるモンモリロナイトと呼ばれる粘土です。
消臭性能に優れていることが知られています。
さらに、漆喰美人には、加齢臭や介護臭にも効果があるポリフェノールの1種である天然のタンニン酸を加えて、
消臭効果を強化しています。
漆喰美人は、本物の漆喰ほどには、平滑に仕上げられませんが、
漆喰調の仕上げや、各種の大胆なパターン仕上げも可能です。
珪藻土と違って、下塗りという下地処理を必要とするので
珪藻土塗り壁よりも、費用がかかります。
夕顔
都忘れ
萩
すいせん
こでまり
葉ぼたん
水芭蕉
われもこう
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