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漆喰か、珪藻土か?

漆喰と珪藻土の違いと失敗しない選び方

内装を塗り壁にしたいと考えた時、
漆喰にしようか? 珪藻土にしようか? と、悩む人は多い

漆喰と珪藻土は、見た目も、性能も、コストも違います。また、漆喰と珪藻土は、原材料も違います。
この記事では、漆喰と珪藻土の違い、どちらがおすすめなのか、どう選んだら良いのかといったことを詳しくご説明したいと思います。

アトピッコハウスには、珪藻土、漆喰、カオリンの壁といった3種類のオリジナル塗り壁があります。先に結論を申し上げると、塗り壁に求める性能が「調湿性能」なら、珪藻土がオススメです。

珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能の凄さを体感頂ける実験をしたので、こちらもご参照ください。

3種類のオリジナル塗り壁の違いを簡単にご説明すると、こうなります。調湿性能よりも、消臭性能が優先される場合は、漆喰美人がオススメです。

珪藻土
「はいから小町」
漆喰
「漆喰美人」
カオリンの壁
調湿性能
241g/㎡/24h
94g/㎡/24h
61g/㎡/24h
ビニールクロスとの比較
24倍
9.4倍
6倍
調湿性能
消臭性能

また、内装を漆喰や珪藻土にすると、次のようなことを心配される方もいます。

  • ボロボロするので、掃除が大変なのでは?
  • こすると、洋服が汚れる?
  • カレンダーも掛けられない?
  • 過乾燥になり、加湿器が手放せない?
  • 接着剤で固めた製品もあって、不安
珪藻土は、「ゆず肌」

そこで、原料、コスト、価格、調湿効果、消臭性能、DIYの難易度の違い等を比較し説明します。また、漆喰壁と珪藻土のメンテナンス、価格比較、強度等もご紹介します。

最近の製品は漆喰も珪藻土も壁紙の上からリフォーム施工し塗ることが可能です。きちんとした施工をすれば、剥がれるということもありません。また、余った製品は、保存しておけば、一定の期間利用できますので、補修や追加のリフォームなどにも便利です。

漆喰と珪藻土の違いに関しては、見た目、性能が大きなポイントなので、のちほど詳しく解説します。

漆喰とは?

漆喰は、消石灰を主原料にした塗り壁です。調湿効果とか、消臭効果があるので、DIY施工される方も増えています。また、漆喰は、元々の原材料である石灰石に戻る過程で二酸化酸素を吸収し自ら固まるので、接着剤が不要といいます。

しかし、消石灰は、「のり」を使用しないと壁に塗れません。また、消石灰は石灰石を焼成して作るので、決してエコとは言えません。

漆喰の原材料として使用される「のり」も天然のものと、合成樹脂など有害物質もあるので、その点にも注意が必要です。ポイントは、調湿性能・消臭性能などの効果がどの程度あるのかといった客観的な根拠があるかないかです。

珪藻土とは?

珪藻の穴

珪藻土は、珪藻という植物性プランクトンの化石を主原料にした塗り壁です。珪藻には、目に見えない沢山の細かい穴が開いています。その珪藻の穴は、水蒸気との相性が良く調湿性能に優れています。また、水蒸気と共にホルムアルデビドなど水溶性の化学物質を吸着分解する効果があります。

しかし、地中から掘り起こしただけの珪藻土は、単なる「土」なので、不純物が混じり、目詰まりしているため、塗り壁の材料として利用するためには、1,000度ほどの高温で焼成する必要があります。

漆喰か珪藻土か?意匠性優先か性能優先かで選ぶと失敗しない

漆喰や珪藻土に求めるものが「意匠性(見た目)」なのか、「性能(調湿・消臭)」なのか、それによって、自分にとって漆喰が良いのか、珪藻土が良いのか判断できると思います。

まず意匠性でいうと、珪藻土は、原料の関係で、漆喰のような「ツルッ」とした仕上りにはなりません。いわゆる「ゆず肌」と呼ばれる表情になります。

これは、「仕上げパターン」の話ではなく、表面のザラザラ感の話です。

もし、漆喰調の塗り壁を希望されている方なら、表面は、ツルツルとした感じをイメージしていると思います。

漆喰は、原料の粒子が細かいので、施工するとツルツルというか、テカテカした感じになります。つまり、漆喰を塗る場合は、あまりパターンをつけずに、ツルっとした感じに仕上げるのが一般的だからです。

なぜ、そうした違いが出るかと言うと、漆喰と珪藻土では、原料が違うからです。漆喰は消石灰が主原料で、珪藻土は、珪藻が主原料です。どっちも、消石灰と珪藻土だけでは塗り壁にならないので他の成分を混ぜる必要があります。

漆喰と珪藻土、それぞれのメリット、デメリットを気にされる方もいますが、選び方は、意匠性(見た目)・性能(調湿、消臭)・価格(コスト)の違いだと思います。

見た目が重要であれば、漆喰のツルッとした仕上がりか、珪藻土のザラザラした質感を重要視すると良いと思います。材料費は、ほぼ変わりませんが、漆喰壁は下塗りが必要なうえ、工事が難しいので、珪藻土より施工費用が上がります。

これは、左官職人さんに工事を依頼する場合でも、DIYする場合でも同じです。新築の場合も、リフォームの場合も同じと考えて大丈夫です。

漆喰も珪藻土も、クロスと違って湿気もニオイもとってくれますので、見た目で選んで後悔はないと思います。耐火性があり、玄関、寝室、キッチン、トイレ、洗面所等、あらゆる場所に使えます。

漆喰と珪藻土のカラーバリエーションの違い

漆喰調の塗り壁なら、色んな色もあると思いますが、天然由来の着色料で、カラフルな漆喰を期待するのは、難しいと言えます。漆喰は白が基本ですが、白といっても純白ではなく、乳白色です。また、文化財級の漆喰なら色漆喰というのもありますが、手間暇がかけられないので、一般住宅でカラー漆喰は難しいと考えた方がいいでしょう。

珪藻土は、色んな色がありますが、これも原料特性により通常純白は難しいのです。

したがって、漆喰なら白。珪藻土は、カラーバリエーションが選べると考えるといいと思います。ただ、のちほど紹介しますが、アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」には、純白の製品があります

漆喰も珪藻土も、耐火性があり、壁・天井等、家の内壁に使える素材です。新築、リフォーム、マンション、戸建ての区別なく和室、洋室どちらに使っても、湿度を調整し空気を清浄にするので、オシャレで快適な家になります。ビニールクロスの家とは全く変わります。

ただし、珪藻土は外壁には使えません。漆喰も珪藻土もペンキによる塗装と比較すると塗りやすい素材ではありませんが、DIYも可能です。

エコカラット、ジョリパット、シラス壁などとも比較されますが、漆喰や珪藻土とは全く違うものです。

漆喰と珪藻土の調湿性能の違い

性能は、表面1,2mmの勝負

漆喰や珪藻土といった塗り壁に一番に期待される「性能」は、湿度を整える調湿性能の良さだと思いますが、この調湿性能の良さに関しては、断然、珪藻土に軍配が上がります。

漆喰は調湿性能が高いという印象を持っている方もいらっしゃいますが、それは下地が土壁だった昔むかしの話です。

今は、下地を石膏ボードで作り、その上に、仕上げ材として、漆喰や、珪藻土を1mmとか2mmの厚さでしか塗らないので、性能を決定するのは、表面の1mm、2mmの性能次第なのです。

調湿性能があるとされる建材は、JIS規格に規定があって、70g以上(70g/㎡/24h)の調湿性能がないと、「調湿建材」と呼べないことになっています。

一般に普及している漆喰の多くは、その基準を満たしていないようです。といっても、ビニールクロスより調湿性能が劣ることはないと思います。

実際にアトピッコハウスで測定した一般的な漆喰の調湿性能は、40g/㎡/24hでした。しかも、漆喰は、空気中のCO2と反応し、年々硬くなり、その結果調湿性能も、年々悪くなります。

漆喰はJIS規格の基準では、調湿建材ではないのです。

漆喰なのに、表面が結露して困ったという笑えない話もある位ですから、現代の家づくりで、一般的な漆喰に調湿性能を期待しすぎては、いけないのです。

調湿性能が、漆喰か珪藻土を決めるポイントの方は、珪藻土にされると失敗しないと思います。

自分で、漆喰や珪藻土を塗っても、プロに依頼しても、キチンと必要な厚みを塗れば、単価も耐久性や強度も調湿効果も、有害物質の吸着も問題なく快適な住まいになると思います。ただ、漆喰は消石灰が原料ですから、DIYの場合は目に入らないよう注意が必要です。

珪藻土の調湿性能は、漆喰よりも高い

珪藻土塗り壁で、調湿性能がJIS規格の最低基準である70g/㎡/24h以下という製品は、少ないように感じます。

つまり、調湿性能を期待するなら、珪藻土の方がいいのです。それは、アトピッコハウスの製品においても、そうです。

「はいから小町」の吸放湿試験のグラフ

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、241g/㎡/24hの調湿性能、漆喰調塗り壁「漆喰美人」は、94g/㎡/24hの調湿性能です。

「はいから小町」の調湿性能は、一般的な漆喰の6倍の調湿性能があり、業界最高水準ですが、「漆喰美人」も一般的な漆喰の2倍以上の調湿性能があります。

珪藻土は、アスベストとか発がん性といった安全性が話題になりましたが、アスベストは混入していないメーカーのものを使えば良いし、発がん性に関しては、根も葉もない話です。

もし、気になるようなら、漆喰と珪藻土で、使い分けすれば良いと思います。漆喰や珪藻土を塗れば、家が快適になるのは間違いないからです。コンクリートのモルタル面や、パネルに塗る場合は、適切な下地処理が必要です。

カビに対する漆喰と珪藻土の抵抗性の違い

ろ紙に発生したカビ

一般的な漆喰は強アルカリ性なので、カビないという「都市伝説」がありますが、実は、これは、ある意味間違っています。

確かに一般的な漆喰の原料となる消石灰は、強アルカリ性です。目に入ると失明すると言われ、素人施工は危険です。その特徴の一つである「強アルカリ性」という性質も、施工後、年々、中性に近づき、4、5年も経つと、防カビや抗菌の効果はなくなるのです。

つまり、防カビ性能に関しては、新築当初は、珪藻土ではなく漆喰に軍配が上がり、その後は、あまり変わらないということになるのです。

当初の4、5年だけでも防カビ・抗菌効果を期待したいという場合は、漆喰を選ばれても良いと思いますが、4、5年で漆喰を塗り替える人は少ないので、難しい判断です。

珪藻土塗り壁「はいから小町」がカビ難く、住まいが快適になるのは、中性とかアルカリ性といったph値に関係なく、固まった時の結晶構造に秘密があります。はいから小町は、粉で届き、現場で水を入れて練って頂く必要があります。

そして、壁に塗ったあと、原料である豆腐を固める「ニガリ」と医薬品に使われる「マグネシア」が反応し、メッシュ状の結晶になります。そのメッシュ構造のおかげで、珪藻土の調湿性能が最大限に生かされ、カビの発生を抑制するのです。

漆喰と珪藻土のメリット・デメリット

漆喰と珪藻土は塗り壁を希望される方にとっては、人気を二分する代表的な左官材(塗り壁)です。使用する原料も違いますし、風合い、良さも違います。メーカーによって自社でオススメしたいポイントも違いますので、発信する情報も違ってきます。

注目すべきは、原料の違いと固め方です。それによって、期待する効果を得られないかもしれません。また、各メーカーとも、自社商品に誘導したいので、どうしても発信する情報が偏る傾向があります。それは、アトピッコハウスにおいても同じです。

しかし、原料や固め方、性能等技術面に関しては嘘がつけないので、その部分に注目すると間違いがないと思います。

漆喰のメリット・デメリット

昔の漆喰は下地が土壁だったので、下地と併せて調湿性能を発揮しました。しかし、現代は下地が石膏ボードなので、昔の漆喰ほどには調湿しません。

繰り返しになりますが、漆喰か珪藻土かを決める失敗しないボイントは、見た目、性能、コストで選ぶということです。以下に、漆喰のメリットとデメリットを整理致します。

漆喰のメリット

  • 漆喰のメリット1:調湿性がある(ただし40g/㎡/24h程度が一般的)
  • 漆喰のメリット2:消臭性がある
  • 漆喰のメリット3:防カビ・抗菌性がある(4、5年で効果は無くなる)
  • 漆喰のメリット4:表面がボロボロしない

漆喰のデメリット

  • 漆喰のデメリット1:調湿性能は珪藻土よりも劣る
  • 漆喰のデメリット2:防カビ・抗菌性能は5年ほどでなくなる
  • 漆喰のデメリット3:施工費用が高くなる(珪藻土より高い)

珪藻土のメリット・デメリット

大切なボイントなので、再度繰り返しますが、漆喰か珪藻土かを決める失敗しないボイントは、見た目、性能、コストで選ぶことです。

見た目や風合いは好みですが、調湿性能を期待するのであれば、断然、珪藻土がオススメです。そして、費用に関しても、珪藻土の方が安く上がります。それは、漆喰は必ず下塗りが必要になりますが、珪藻土は下塗りが必要ないからです。

珪藻土のメリット・デメリットを以下に整理いたします。

珪藻土のメリット

  • 珪藻土のメリット1:調湿性能が漆喰より高い
  • 珪藻土のメリット2:消臭性がある(ホルムアルデヒドなどを吸着分解)
  • 珪藻土のメリット3:漆喰よりも費用を抑えられる
  • 珪藻土のメリット4:漆喰よりもDIYが簡単

珪藻土のデメリット

  • 珪藻土のデメリット1:表面がボロボロする(ボロボロしない製品もある)
  • 珪藻土のデメリット2:固化剤が不可欠(ニガリで固めている製品もある)
  • 珪藻土のデメリット3:吸放湿性能の悪いものは過乾燥になる(過乾燥にならない製品もある)

漆喰よりも珪藻土の方が調湿性能が高いという点に関しては、他社メーカーを含め各社異論はないようです。ただ、珪藻土は調湿性能が高すぎて、木造の住宅に塗ると過乾燥になると言う方もいます。しかし、それは、大きな間違いだと思います。

木材も調湿するから珪藻土と一緒になって吸湿し、乾燥し過ぎるとイメージされるようなのですが、調湿とは、「吸湿」のみのことではなく「放湿」と両方のことですので、吸湿性能も、放湿性能もある性能の良い珪藻土塗り壁を使えば、乾燥し過ぎるということは起こらないのです。

また、珪藻土も漆喰も、キチンと防火認定を受けている製品であれば、飲食店や商業スペースであっても問題なく使えます。どちらがオススメということはありません。

漆喰と珪藻土の価格の違い

漆喰も珪藻土も、クロスと比較すると、3倍から6倍の価格差があります。また、漆喰は材料代は安いですが、下塗りが必要で、かつ施工が難しいので、珪藻土よりも割高になります。

といっても、漆喰と珪藻土の価格差は、下塗りの費用程度です。
漆喰か珪藻土を比較されているのであれば、価格の違いで判断を変える必要はそれほどないかも知れません。環境への負荷もそれほど変わりません。漆喰が二酸化炭素を吸収するといってもわずかですし、漆喰の製造段階で、それ以上の二酸化炭素を排出しています。

何度も繰り返しになりますが、漆喰か珪藻土かを決める基準は、見た目の好み、求める性能、コストです。

どんな仕上りを求めているのか、調湿とかニオイの消臭といった性能は、どの程度期待しているのか、そういったことで、漆喰か珪藻土かを決められると良いと思います。

漆喰と珪藻土のDIY難易度

プロの左官職人さんが施工するような平滑な仕上がりを求めないのであれば、漆喰も珪藻土もDIY可能です。また難易度に違いはありません。

塗り方も模様付けも難しくありません。

但し、最近は、DIY専用の漆喰や珪藻土があるので、DIYも出来るプロ用の製品は、難易度が高くなります。といっても、大きな違いは、あらかじめ「水で練った状態」で届くか、「粉の状態」で届いて、自分で、水を加えて練らないとならないかといった点だけです。

DIY専用の製品の中には、施工しやすくするため余計な化学物質が入っている場合があり、また、調湿や消臭といった性能も、プロの左官用製品にはかないません。

漆喰と珪藻土のメンテナンス性の違い

漆喰や珪藻土といった塗り壁にすると、カレンダーも掛けられない、汚れはどうしよう、洋服を掛けると白くなるのではないか? といったことも心配になると思います。

こちらも一般的な話になりますが、表面の硬さとか、仕上りから言うと、珪藻土よりも、漆喰の方がボロボロしないと思いますので、洋服を掛けても白くなりにくいし、お掃除も簡単といえると思います。

ただ、アトピッコハウスの製品は、堅く仕上がってボロボロしませんので、メンテナンスも簡単です。

アトピッコハウスの珪藻土と、漆喰の特徴

アトピッコハウスには、種類の違う3種類の塗り壁材があります。最初に珪藻土塗り壁「はいから小町」を製品化したのが、西暦2000年です。珪藻土の塗り壁メーカーとしては、古い方の部類に入ります。

その後、漆喰調塗り壁「漆喰美人」を作り、一番最後に作ったのが、カオリンの壁「パーフェクトウォール」です。

調湿性能で選ぶなら、珪藻土塗り壁「はいから小町」です。漆喰調の仕上りが希望で、調湿性能も求めるなら「漆喰美人」がオススメです。漆喰美人の消臭性能は、はいから小町よりも優れています。

そして、コストが優先されるならパーフェクトウォールがオススメです。
以下詳しくご説明いたします。

価格・仕様の比較表

一般的な漆喰
はいから小町
漆喰美人
パーフェクトウォール
材料費(仕上げ)
安い
2,300円(平米単価)
2,300円(平米単価)
1,090円(平米単価)
工賃
高い
他社自然素材系
塗り壁と同等
はいから小町より少し高い
はいから小町より安い
材工単価
※はいから小町を基準とした場合
+43%
±0
+22%
-43%
調湿性能
×
消臭効果
×
吸放湿量
40g/m²/24h
241g/m²/24h
94g/m²/24h
61g/m²/24h
DIY
×
×
カラーバリエーション
-
8色
8色
43色

珪藻土「はいから小町」

アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」は、マグネシアと、にがりで固めた100%自然素材の珪藻土塗り壁です。

はいから小町は、ボロボロしない

硬く仕上がるので、ボロボロと崩れることはないし、洋服を白く汚したりということもないのが特徴です。カレンダーもかけられます。夏場は、高い除湿性能を発揮し、冬場は過乾燥になることがありません。

お掃除も簡単です。

また、純白の製品があることが特長なので、パテスルカラー全8色のカラーバリエーションにしています。

珪藻土は「接着剤」を入れないと固まらないので、一般的な珪藻土は、固化材を入れて固めていますが、はいから小町は、豆腐を固める「ニガリ」で固めています。ただ、2003年にシックハウス対策が義務付けられた際に、「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」の登録はしました。

自然素材100%の製品の場合、F☆☆☆☆の登録は必要ないのですが、世の中に、その認識がなく、不必要な質問を頂くことが多かったので、登録したという経緯があります。ただし、だからといって「接着剤」や「合成樹脂」を入れている訳ではありません。

はいから小町 全8色

  • はつ雪

  • さくら

  • くちなし

  • れもん

  • ゆず

  • ぶどう

  • つくし

  • たけのこ

着色料も、天然の原料にこだわっています。

調湿性能は、業界最高水準の241g/㎡/24hなので、余裕の調湿量です。

「はいから小町」の吸放湿試験のグラフ

珪藻土なので、表面は、ザラザラとした「ゆず肌」です。

仕上げパターンは、わりとどんな思い切ったことも出来ますが、フラット仕上げには向きません。

仕上げパターンの一例

  • ストーム

  • スパニッシュ

  • コテ波

  • ハケ引き

ゼオライトを加えて、消臭性能も強化しています。また、素材特性により、防カビ性能も高くなっています。詳細がお知りになりたい方は、こちらからご覧いただけます。

はいから小町解説ページ

漆喰調塗り壁「漆喰美人」

アトピッコハウスの「漆喰美人」ですが、これは、消石灰を原料にした一般的な漆喰ではなく、モンモリロナイトという化粧品などで人気が高くなっている天然素材のミネラル成分を原料にした漆喰調の塗り壁です。

消石灰は目に入ると失明の危険性もありますが、アトピッコハウスの「漆喰美人」は、消石灰を使っていないので、その点でも安心・安全です。珪藻土の「はいから小町」が、濁りのないカラーバリエーションなので、「漆喰美人」は、あえて濁りを入れた全8色のカラーバリエーションにしています。

漆喰美人 全8色

  • 夕顔

  • 都忘れ

  • すいせん

  • こでまり

  • 葉ぼたん

  • 水芭蕉

  • われもこう

着色材も、天然由来の「ベンガラ」にこだわりました。

調湿性能は、94g/㎡/24hと、一般的な漆喰の2倍以上の性能があります。

「漆喰美人」の吸放湿試験のグラフ

アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」同様に、パターンを付けて仕上げることも出来ます。

仕上げパターンの一例

  • ハケ引き

  • コテ波

  • ストーム

また、タンニン酸を入れることで、消臭性能と、抗菌性能は、アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」よりも、性能がよくなっています。

「アンモニアの消臭」のブランクと漆喰美人の比較グラフ

詳しいことは、こちらからご覧いただけます。

漆喰美人解説ページ

漆喰か、珪藻土か? 簡単な選び方とは

漆喰調の仕上がりで、そこそこ調湿性能も期待されるのなら、アトピッコハウスの「漆喰美人」にする。表情がある仕上がりを楽しんで、調湿性能を最優先する場合は、アトピッコハウスの珪藻土「はいから小町」を選ぶ。というのが、間違いのない選び方だと思います。

「はいから小町」はパステルカラー、「漆喰美人」は落ち着いた色合いの、それぞれ8色ずつです。

また、「漆喰美人」の調湿性能が、そこそこと言っても、それでも、一般的な漆喰の2倍以上なので、調湿性能の優先度が、それほど高くないのなら、好きな色を基準に選ぶこともできます。

どちらを選ばれてもボロボロしませんので、お掃除もメンテナンスも簡単です。もし、壁を傷つけたり、汚したりしても、当社製品なら、どちらも補修できますので、好みと予算でお選びください。

粉で届くので、水で練る必要がある

粉で届くので、水で練って壁に塗る

アトピッコハウスの「はいから小町」も、「漆喰美人」も、調湿性能や消臭性能の高いプロの左官用の商品です。粉で届くので、現場で水を加えて練る必要があります。ただ、DIY用の製品との違いは、あらかじめ「練ってある」かどうかといった点だけです。

施工し易さは、DIY用の製品と違いはありません。必要な道具も、塗るための準備も後片づけも一緒です。

ただ、プロの左官職人さんが工事すると、抜群に美しく仕上げることが可能ですし、調湿性能とか消臭性能も、ホームセンターや通販で購入できる製品とは比較にならないくらい優れています。

そこで、アトピッコハウスでは、それなりの仕上りで良いという方には、DIYもオススメしていますが、キチンとした仕上りを希望される方には、プロの左官職人さんに工事を依頼されることを推奨しております。

リフォームでも新築でも、下地処理までを左官職人さんにやってもらって、仕上げの作業だけを自分でやらせてもらうという頼み方も出来ます。

コストで比較すると、珪藻土塗り壁「はいから小町」

珪藻土塗り壁「はいから小町」は、面倒な「下塗り」が必要ありません。
その分、材料代も、工事費用も安くなります。

「漆喰美人」は、下塗りが必要になるので、「はいから小町」との価格差は、「下塗り」の有り無しの分だけになります。

アトピッコハウスは、素材のメーカーなので、工事を含んだ差額金額がいくらになるかは、工事を依頼される左官業者さんやリフォーム業者さんに直接お問い合わせくださいね。

無料で資料をご請求ください

アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」や漆喰調塗り壁「漆喰美人」のパンフレット、見本帳などを実際にご覧になりたい方は、こちらからご請求ください。

漆喰か、珪藻土か? どちらがご自身の希望に合う塗り壁材なのか、資料やサンプルを見ながら、ご検討頂けます。無料でお送り致します。

資料請求頂いても、お電話しませんので、ご安心ください。

よくあるご質問

漆喰と珪藻土、どちらがおすすめですか?

意匠性(見た目)も性能(調湿・消臭)も価格(コスト)も違いますので、何を優先されるかによって、おすすめは変わります。もし、塗り壁に期待することが調湿性能であれば、珪藻土塗り壁「はいから小町」が、お勧めです。

漆喰と珪藻土の費用の違いを教えてください

漆喰も珪藻土も仕上げ材の値段は変わりません。しかし、漆喰は下塗りを必要とするため、施工に手間暇がかかり、技術も要求され珪藻土より高くなります。漆喰よりも調湿性能を求め、漆喰調の仕上がりをご希望でしたら、漆喰調塗り壁「漆喰美人」が、お勧めです。

漆喰と珪藻土の調湿性能の違いを教えてください

漆喰も調湿しますが、一般的な漆喰の調湿性能は、40g程度のようです。それに対して、珪藻土塗り壁は、最低でも70g以上はあるように思われます。アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、241g、漆喰の約6倍です。

調湿建材の定義を教えてください

調湿性をうたう建材は、JIS規格(JIS A 6909)をクリアする必要があります。調湿とは、吸湿と放湿なので、「吸って」「吐く」両方の性能が、最低70g以上ないといけないことになっています。珪藻土塗り壁「はいから小町」の調湿性能は、241g、JIS規格の3倍です。