【塗り壁全般・素材選定】
【性能・素材特性】
【施工・メンテナンス】
【自然素材全般】
【珪藻土塗り壁 はいから小町】
【珪藻土の基礎知識】
【性能・素材特性】
【漆喰調塗り壁 漆喰美人】
【漆喰の基礎知識】
【性能・素材特性】
【カオリンの壁 パーフェクトウォール】
【塗る場所で選ぶ】
【デザインで選ぶ】
【珪藻土、漆喰以外の塗り壁】
【性能・素材特性】
漆喰美人は、DIY施工も出来ますが、基本プロ用に開発した商品です。
発売当初は、今ほどDIY熱も高くなく、DIYに特化した商品も無かったので、
漆喰美人もDIY出来る商品ですと紹介していました。
ただ、漆喰美人は、下塗りが必要なので、DIY施工するには、難易度が高い製品ということになります。
では、どういった手順でDIYできるか解説致します。
漆喰美人は、現場で水を混ぜて頂く商品なので、「粉」で届きます。
しかし、最近は、最初から練ってあって、チューブを絞って、直ぐ使えたり、
箱から出して、直ぐ使えるといった商品もあります。
それらの製品は、事前に水を加えて練ってくれていますので、便利と言えば便利ですが、最終的には無駄になる「水」が入っているので、重いし、少しの面積しか触れないし、
送料も価格も割高になるようです。
漆喰美人も、水を加えて練って頂く必要はありますが、漆喰の原料である消石灰のように危険な材料ではないので、
DIYで手に付いたり、目に入ったりしても、手が荒れたり、失明の危険性があったりといったことはありません。
ただし、漆喰美人のDIYには、下地処理が必要です。
下塗革命という専用の下塗り材があるので、
漆喰美人を塗る場所全体に、塗って頂く必要があります。
それが面倒でもあり、手間もかかります。
しかし、この部分は省略できません。
さらに、意外と触れる人が少ないのですが、塗り壁のDIY施工をしようと思うと、
床や、窓や、柱といった塗らない場所を汚さないように、「保護(養生)」してやらないと、なりません。
それが結構大変だし、面倒ですが、省略できない作業です。
漆喰美人は、余分な水を加えていないので、粉で届きます。
施工に当たっては、現場で、水を加えて、練らないとなりません。
撹拌機(かくはんき)やバケツといった練るための道具も用意しないとなりません。
ただ、プロ用の普通の商品は、他社のものであっても、大抵は、
粉で届いて、現場で水を混ぜますので、普通のことです。
漆喰美人の調湿性能は、一般的な漆喰の2倍以上あります。
一般的な漆喰の調湿量が40g程度ですが、漆喰美人は、94gも調湿します。
しかも、原料として使っているモンモリロナイトは、消臭性能にも優れていて、珪藻土以上に消臭します。
漆喰をDIYで塗りたいけど、調湿性能や消臭性能といった性能面も無視できないという方には、
支持して頂ける製品だと思います。
塗り壁のDIYは下準備と、後片付けが大変です。
それは、漆喰美人も同じです。
しかし、漆喰美人の塗る作業そのものは、難しくありません。
漆喰美人は、塗りやすい製品です。
粉で届くので、自分で水を加えて練るという作業さえ出来れば、調湿性能、消臭性能は、優れているので、
性能を重視したい人にとっては、満足度が高いと思います。
塗り壁のDIYは、実は、養生やマスキングといった事前の準備と、後片付けが思った以上に大変です。
もし、その大変な作業を楽しめるとしたら、DIYによる施工も悪くないと思いますが、
辛い、あるいは面倒と感じるようなら、DIYはお勧めではありません。
漆喰美人は、粉で届きますが、仮に、「直ぐ塗れる」状態で届く製品であっても、
「塗る」作業は、DIY施工のハイライトの部分で、実は、その前後が、とても大変なのです。
あと、DIY施工をするなら、下手な仕上がりになっても、味だと考えて、大らかに対処すべきだと思います。
もし広い面積をやる場合は、大きな壁から挑戦するといいです。
トイレのような狭い場所は、動き難い上に、角も多く、難易度が高いです。
少し慣れてから難しい箇所をやるのが、お勧めです。
漆喰美人の資料、サンプル等をご希望の方は、こちらからご請求ください。