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珪藻土は、珪藻土100%では、壁に塗れません。
それに、そんな珪藻土塗り壁は世の中に存在しません。
しかし、自然素材100%の珪藻土塗り壁ならあります。
珪藻土は、水で練っても、壁に塗れないので、糊や、接着剤、石灰、石膏、セメントのような固める成分、あるいは、接着する成分が必要になります。
では、自然素材100%の珪藻土塗り壁の魅力とは、何でしょうか?
珪藻土には、調湿性を決定する目に見えない無数の小さな穴が空いています。
しかし、いくら水を加えて練っても、粘土のように粘りが出ないので、壁に塗れません。
市販されている珪藻土塗り壁は、珪藻土以外のものが100%入っています。
一般的なものは、糊や接着剤です。
糊にも、天然系のものと、化学系のものがあります。
また、接着剤に分類されるものもあります。
あるいは、天然系の固める成分としては、石灰、石膏、セメントなどがあります。
また、珪藻土そのものは、微粉末なので、そのまま壁に塗ることが出来ません。
そこで、骨材と呼ばれる砂やパーライトなどが加えられます。
そのほかにも、混和材として、減水剤などが入ったりします。
珪藻土塗り壁は、当然ですが、珪藻土がそれなりの量入っているべきだと思います。
ただし、珪藻土が沢山入っていても、珪藻土の品質が良くないと、
いまいち調湿性能も良くなりません。
スピーン1杯珪藻土が入っていても、「商品名」として、珪藻土塗り壁と呼ぶのは勝手です。
商品に誤解を与え、違法だという見方が出来なくはないですが、醤油も醤油と明言せず、醤油風味と言える訳だし、
ビールもビールと呼ばずに、ビールテイストと言える訳です。
それに珪藻土の塗り壁に何を求めるかであって、
調湿性能を期待して、珪藻土塗り壁を採用するなら、珪藻土のもつ風合いと、珪藻土が発揮する
調湿性能の良し悪しを確認した上で、採用を決定されるといいと思います。
珪藻土を固める成分は、糊とか、接着剤が一般的です。
しかし、たとえ天然のものであっても、糊や接着剤で固めると、
珪藻土の調湿性能は、落ちてしまいます。
それは、糊や接着剤が、珪藻土の穴を塞いでしまうからなのです。
従って、珪藻土だけでは固まらないから、固める成分は必要だけど、
珪藻土の穴をつぶさないような固め方をしたい訳です。
せっかく自然素材100%の珪藻土塗り壁を採用しても、自然素材100%だから、調湿性能が凄いという訳ではありません。
それは、関係ないです。
珪藻土塗り壁の調湿性能は、JIS規格で測定した客観的なデータを参考にするのが一番いいです。
珪藻土の調湿性能を決定する要素は、使っている珪藻土の品質と、使用量、そして、
最も大事なのが、珪藻土の固め方です。
珪藻土の穴をあさいでしまうような固め方をした
珪藻土塗り壁は、調湿性能は、よくない筈です。
まずは、JIS規格で測定した吸放湿量を確認すべきです。
せっかく珪藻土の塗り壁にするなら、自然素材100%の製品がいいとお考えになる方も多いと思います。
しかし、自然素材100%だから、調湿性能が高いという訳ではありません。
それを踏まえて、製品をお選び頂くといいと思います。
自然素材100%の方が、安全性が高いと感じますか?
確かにそれもあると思います。
シンナーのような溶剤系のものが入った塗り壁は、妙な臭いがしたり、目がチカチカする場合もあります。
さすがに最近は、それほど酷い製品は減ったように思いますが、やはり自然素材100%というのは、
安心感がありますよね!
珪藻土は、珪藻土だけでは固まらないので、珪藻土100%の製品はないけど、
自然素材100%の珪藻土塗り壁はある。
ただし、自然素材100%の珪藻土塗り壁だからといって、
調湿性能が高いという訳ではないということですね。
アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、珪藻土含有率40%で、調湿能力は、
241g/m²/24hで、業界トップクラス、
珪藻土以外の成分も、100%自然素材です。
糊や接着材は使用せず、
にがりと、マグネシアの働きで、固まっていますので、珪藻土の大事な穴をつぶすことがありません。
また、はいから小町は、白色珪藻土を使用し、ゼオライト、パーライト、マグネシア等の骨材も、
固める成分も純白なので、純白の製品があることは当然として、
淡い感じのパステルなカラーバリエーションが揃っている点に特徴があります。
通常は、純白の珪藻土塗り壁を作るのは難しいし、一旦、白の塗り壁を作らないと、濁った色合いになってしまいます。
その点、はいから小町は、濁りがないという意味で、
優れているかも知れません。
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