DIYで壁紙を、それなりに施工する方法
DIYで壁紙を貼るというのは、比較的難易度が高いです。
もし、プロが普通にやるような方法で、施工しようとすると、
まず、無理という結論になります。
ただし、だからと言って、絶対に出来ないという訳では
ありません。
では、どのようにすれば、DIYで壁紙を施工できるのでしょうか?
解説してみたいと思います。
目次
壁紙を剥がすと、不陸調整が必要
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
壁紙の張替えというと、まずは、既存の壁紙を
剥がすということを想像すると思います。
しかし、壁紙を剥がして、張り替えるというのは、
難易度が高く、プロの仕事の領域ということになります。
既存の壁紙を剥がすと、表面のクロスだけでなく、
裏紙も一緒に剥がれてきますし、
石膏ボードの表面紙も剥がれてきますので、
表面の「不陸調整」が必要になります。
「不陸」とは、凸凹という意味です。
裏紙が剥がれた箇所とか、残った箇所が出来るので、
パテを塗って、平らにしないとならないのです。
そこで、DIYで壁紙を張り替えるのなら、
既存の壁紙は剥がさないで、
その上から、貼ってしまうという方法もあります。
壁紙の裏紙が残ると、膨れの原因
もし、既存の壁紙の裏紙が残っていると、
新しいクロスを貼った時に、
その部分が浮いて来て、膨れます。
乾燥して、膨れが解消されればいいのですが、
ビニールクロスは、乾燥しても、
収縮しないので、壁紙の裏に糊を付けて張った段階で、
膨れが出来ていたら、その箇所は、
そのまま浮いてしまう可能性があります。
だから、壁紙を剥がして、DIYする場合は、
丁寧に壁紙の裏紙を剥がさないとならないし、
石膏ボードの表面紙を剥がしてしまった場合は、
パテ処理などをして、凸凹を解消しないとならない訳です。
剥がして貼るのは、プロの仕事
既存の壁紙を剥がしたら、絶対に、下地調整が
必要になります。
パテを2度、3度と塗って、表面を平滑にする必要が
ある訳です。
その上で、張替え用の新しい壁紙を貼ります。
いかに下地を綺麗に仕上げるかで、
仕上げの美しさが決定されます。
その意味でも、既存の壁紙を剥がして、張り替えるのは、
DIYで出来るようなものではなく、
プロの仕事と言えます。
一部屋だけとか、仕上がりの良し悪しは気にしない
というのであれば、DIYで壁紙の張替えが
出来なくもありませんが、「糊付け」の問題が残ります。
プロは、糊付け機という機械を使いますが、
これは、DIYには使えません。
ハケで、コツコツと糊付けすることになります。
DIYで壁紙を貼るなら、剥がさない
DIYで壁紙を張り替えるとしたら、
既存の壁紙を剥がさないという選択肢も
考えてみる価値があります。
つまり、既存の壁紙の上に、そのまま、新しい壁紙を
貼るのです。
ホームセンターに行くと、あらかじめ糊の付いた
ビニールクロスなどが売られていますので、
それを使う訳です。
但し、紙壁紙とか、布壁紙といった「吸水性」のある
自然素材の壁紙は、「糊付き」の製品がありません。
糊付きが売られているのは、水分の影響で、
伸縮しない(つまり吸湿しない)ビニールクロスしかないのです。
だから、自然素材の壁紙にしたいというニーズの方には、
DIYで壁紙を張り替えるというのは、
より一層難易度が上がるということになるのです。
糊の付いたクロスを使う
ビニールクロスでも問題が無い、そして、
自分でDIYしたいという場合は、
迷うことなく、ホームセンターで、糊付きのビニールクロスを買ってきて、
既存の壁紙の上から、貼るべきだと思います。
そして、仕上がりの出来不出来を気にしないことです。
壁紙の張替えは、DIYで工事できるほど、
簡単なものではありません。
少ない面積なら、なんとか頑張れても、
大きな部屋一部屋なんて、とても無理だと思います。
いかがでしょうか?
それでも、DIYで壁紙を張替えたいということであれば、
既存の壁紙を剥がさないで、
その上から、ホームセンターで売っている
糊付きのビニールクロスを貼るべきだと思います。
但し、吸湿性のある自然素材クロスには、糊付きの製品はないので、
もし、自然素材の壁紙を希望される場合は、
プロに張替え工事をお願いしないとなりません。
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