内装・外壁塗り壁のメンテナンス方法まとめ
塗り壁のメンテナンスが気になって、内装や外壁に塗り壁を選べないという方もいると思います。
たとえば、内装材であればそもそもボロボロする塗り壁を選ばないとか、汚れは、まず消しゴムで試し、ハイターで漂白してみる。それがダメなら、サンドペーパーで、削り落とす、そして最後は、重ね塗りする。
雨風にさらされている外壁の塗り壁の場合はまた違った方法が必要ですし、メンテナンスの手順を間違うと汚れも取れないし、かえって見苦しいことになるので注意が必要です。
では、詳しく解説していきましょう。
目次
内装塗り壁のメンテナンスにはどんなものがある?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
塗り壁内装材のメンテナンスにはどんなものがあるのでしょうか。
内装塗り壁のメンテナンス1:まず消しゴムを試す
塗り壁の汚れ落としは、まずは、優しく始めて、徐々にハードにするのが鉄則です。ハタキのようなもので、はたいて取れないのか? 布で擦って取れないのか? その当たりを試してみます。
そして、意外に有効なのが、消しゴムを使用するというやり方です。きれいな消しゴムで汚れをこすることで意外と汚れが取れる場合があるのです。
ただ、これは、あとで説明するメンテナンス方法にも共通する話ですが、汚れた箇所が綺麗になることで、周辺部と違った感じになって、かえって目立つ場合があるということです。
内装塗り壁のメンテナンス2:ハイターで漂白してみる
消しゴムで落ちなかったら、汚れの種類にもよりますが、漂白剤を使用して漂白してみるという「技」があります。酸素系の優しい漂白剤ではなく、塩素系の強い漂白剤です。
ひょっとすると塗り壁の染み、汚れはこれで綺麗になるかもしれません。ただし、この方法は、メンテナンスした箇所とその周辺の色合いが違うことになり、かえって目立つ場合があるということです。
内装塗り壁のメンテナンス3:サンドペーパーで、削り落とす
塗り壁のメンテナンスで、次の方法が、サンドペーパーを使用して削り落とすというやり方です。
これは、物理的に汚れ箇所を削り落とすので、表面的な汚れなら、完璧に取れます。ただし、奥まで染みこんだ汚れは取れません。
また、サンドペーパーで塗り壁を擦ると、塗り壁のテクスチャー、デザインが変わってしまうので、メンテナンスした箇所が、かえって目立つ場合があるということです。サンドペーパーを使うのは、かなりハードな挑戦ということになります。
そもそもボロボロする塗り壁を選ばない
塗り壁のメンテナンスで、一番重要なことは、まずは、そもそもボロボロする塗り壁を家の内装に選ばないということです。
例えばちょっと触ったら白くなるとか、洋服をこすったら、洋服が白くなる。カレンダーやポスターも貼れない。そんな塗り壁を選ばないということです。
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では、堅ければいいのか? ボロボロしなければいいのか? というと内装に塗り壁を選ばれる方は、塗り壁の豪華さ、格好よさに加えて、室内が快適になることを希望している筈です。
自然素材である塗り壁には調湿性能や消臭効果が高いという特徴があります。
となると、キチンと調湿する塗り壁であるのか? また、調湿性能は優れているのか? といったことも、製品選びには、欠かせない要素ということになる訳です。
調湿性能が優れていることが前提となって、ボロボロしない塗り壁を選ばれることが、塗り壁にして、あとでメンテナンスが大変になるという後悔を避ける秘訣ということになる訳です。
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外壁にはどんなものがある?
住宅に使われる代表的な外壁は「タイル」「サイディング」「塗り壁」があります。
タイルは石や土、粘土を焼き固めたもので、高級感があります。その分金額は高くなりますが耐久性に優れています。
サイディングは金属やセメントを使った外壁で、初期費用が安いこと、デザインが豊富なことで広く普及しています。
しかし、サイディングはタイルや塗り壁に比べ耐久性が低いため、目地など頻繁なメンテナンスが必要になる可能性が高いです。
塗り壁は左官職人さんが手で仕上げていく壁材になります。外壁の塗り壁ではコテで仕上げる漆喰壁や土壁、ローラーや吹き付けなどで仕上げていく塗装があります。いずれもコテ跡の特徴や塗装の厚みなど、職人作業となるため唯一無二の仕上がりになります。
工場で作られた壁材を並べて作るタイルやサイディングといった商品と違い、塗り壁は全て左官職人の手作業となるため、価格が高くなります。
外壁の塗り壁メンテナンスの対策方法
外壁は内装に比べ、雨風にさらされる分汚れが付きやすいです。鳥のフンがついてしまったり、排気ガスで汚れたりしやすいですね。
外壁がサイディングやタイルの場合は水洗いをしてみるといいでしょう。落ちない場合は洗車用の柔らかいスポンジでこすってみます。固いスポンジは塗装がはがれてしまう可能性があります。洗剤を使いたいという場合は各外壁のメーカーさんにお問い合せ下さい。
塗り壁については集中的な水かけはあまりお勧めしません。特に高圧洗浄機は外壁を傷めてしまう可能性があるので注意が必要です。部分的なくすみなどはサンドペーパーでこするとある程度きれいになります。
ヒビなどは同じ材料を指や筆で埋め込むように補修ができますが、内装同様、補修した部分が余計に目立ってしまう可能性があります。
外壁のメンテナンスの頻度と費用
外壁のメンテナンスの頻度と費用 タイル
タイル自体は耐久性が高いですが、タイルの目地や張り付けている接着剤は劣化します。10年ほどたった頃には目地のコーキング剤のメンテナンスはした方がいいでしょう。
コーキング剤の費用は1,000円~1,500円/mほどとなります。
外壁のメンテナンスの頻度と費用 サイディング
サイディングの種類によってもメンテナンスの時期は変わってきますが金属系のサイディングで10年ほど、樹脂系のサイディングで20年ほどでメンテナンスが必要となります。また、サイディング自体のメンテナンス周期以外に使われている塗装によっても耐用年数は変わります。
塗装メンテナンス費用としては70~100万円前後となります。
外壁のメンテナンスの頻度と費用 塗り壁
塗り壁は比較的持ちがいいといわれており、特に漆喰は大気中の二酸化炭素を吸収しながら硬くなっていく性質を持っていて、年月とともに硬化が進んでいくので耐用年数は100年以上いわれています。
ただし外壁は雨風にさらされ、汚れが付きやすいので100年以上持たせるには10~15年程度の周期で適切なメンテナンスが必要です。
塗り替えの費用は80万円~180万円と高額です。
最後は、重ね塗りする
塗り壁のメンテナンスの最終手段は、内装、外壁ともに補修したい箇所の塗り壁の上に、新しい塗り壁を重ね塗りするということです。硬く固まった塗り壁は、剥がすのが大変なので、既存の塗り壁の上に、重ね塗りをするのです。
もちろん、これは塗り壁のプロに依頼します。塗り壁の塗り直し、重ね塗りといったことは、素人のDIYで出来るほど簡単なことではありません。
いっそのこと、へんに弄らないで、そのまま放置しておいた方が良かったという場合もあります。本当にメンテナンスしたいのか? メンテナンスするべきなのか? それは今なのか? 少しいじることで逆に大事になってしまう場合もあるので見極めが大切です。
まとめ
内装、外壁ともに汚れた箇所が綺麗になることで、周辺部と違った感じになって、かえって目立つ場合があるということです。
それを避けるためには、内装材であれば「白の塗り壁」にしておくという選択肢があります。白は、施工時の「色ムラ」も発生しにくいし、補修しても、補修箇所が目立ち難いというメリットがあります。
外壁であれば汚れのつきにくいタイルなどを選んで見るのもいいでしょう。
いずれにしても質の良い壁材を選ぶことでメンテナンスは格段に楽になります。初期費用は安くないかもしれませんが、後々のメンテナンスを考えれば決して高くはないと思うのです。
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よくあるご質問
塗り壁にするメリット・デメリットは?
塗り壁にするメリットは高級感、耐久性、デザインの美しさなどがあります。デメリットとしては費用が高額になること、品質によってはボロボロすることがあるというところです。アトピッコハウスの珪藻土塗り壁はいから小町は天然素材の凝固剤で硬く仕上がりボロボロしません。
塗り壁は経年劣化するの?
塗り壁はビニールクロスの様に時間が経って劣化しません。ビニールクロスと違って捲れたり剥がれたりすることもありませんし、傷などがついてもなじんで目立たなくなります。アトピッコハウスの珪藻土塗り壁はいから小町は時間が経っても美しい全8色のカラーバリエーションです。
塗り壁の寿命はどのくらい?
良質な材料を使えば内装材であれば40年以上持ちます。漆喰は100年持つといわれていますが、外壁の場合は雨風の影響を受けるため長持ちをさせるためには10年単位でメンテナンスをしましょう。
塗り壁のメンテナンス方法は?
内装材であれば消しゴムでこすったり、漂白剤でたたく、サンドペーパーで削る、外壁であれば洗浄をするなどの方法があります。自然素材であればいずれなじんでいくので特にいじらないという方法もあります。
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