室内壁の塗装は、塗料とは限らない
室内の壁を塗装すると聞いたら、塗るものは
「塗料」だと思うのですが、塗り壁材でも、
同じように「塗装」という表現を使う人がいて、
戸惑うことがあります。
プロ的に言うと、塗料は、塗装屋さんの仕事で、塗装だし、
塗り壁材は、左官の仕事で、
「施工」とか「塗布」と言う表現になります。
ただ「塗布」というのは、塗料にも塗り壁材にも
使える表現ですから、多少ややこしいかも知れません。
しかし、室内の壁を「塗装」すると表現した場合は、
プロは、ほぼ100%塗料をイメージする訳です。
目次
塗り壁を施工する際に、塗装という人がいる
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
室内の壁を塗装すると言われると、「塗料」を
イメージすると言いましたが、
塗り壁の種類の中には、ローラーで
塗れる塗料のような製品もありますから、
そういったタイプの「塗り壁」をイメージして、
「塗装」という表現を使っているのかも知れません。
しかし、大きな違いは、「塗装」と言うと、
0. 何ミリという極々薄い状態で仕上げるもののことを
言うのに対して、
塗り壁などを「塗る」場合というのは、1mmとか、2mm
場合によっては、3mmも5mmも塗りますから、
これ位の厚みになると、「塗装」とは、言わなくなる気がします。
壁の塗装とは、本来塗料のこと
壁の塗装というと、ハケとか、ローラーと言った道具を使い、
壁に「薄く」塗ることをイメージします。
ただ、塗料も、塗り壁材も、吹き付けような「ガン」と
呼ばれるプレーで、壁に「塗って行く」こともあるので、
壁を塗装するといっても、塗り壁のことを言っているのか、
塗料のことを言っているのか分からないということも
あると思います。
特に、素人のお客様であれば、
塗料と、塗り壁の区別は出来ないかも知れません。
ただし、「塗り壁材」と呼ばれるものは、
塗料よりも「仕上がりの厚み」があり、また
調湿性能とか、消臭性能といった「機能」が期待できる
場合が多いという違いがあると思います。
塗り壁は、塗装とは言わない
塗り壁を塗る行為は、「施工する」とか「塗布する」という
言い方をし、「塗装する」とは、言わないと言いました。
そして、また、「吹き付ける」塗り方もあるので、
塗料と塗り壁の境目がないとも言いました。
しかし、一般的には、「塗り壁材」は、「塗装する」とは言わない訳です。
塗装とは、やはり、「塗料」の「施工」に使う言葉だと思います。
塗料はペンキとも言う
ペンキと言われれば、「塗る」という表現が、
しっくり来ると思います。
ただ、塗料の方が、高級な響きがあります。
「室内」の「壁」に、「ペンキ塗ってます」と言うと、
何か、安っぽい感じを受けますが、
「塗料を塗っています」とか「塗料で仕上げてます」と
言われると、普通にスルーしてしまいます。
言葉のイメージって、大きいですね。
塗装は塗布とも言う
「塗装」という言葉は、「塗布」とも言う訳ですが、
「塗布」は、塗料にも、塗り壁材にも使えますから、
「何を」塗布するのか確認しないと、塗料なのか、
塗り壁材なのか理解できません。
ただ、やはり決定的な違いは、「塗り厚」だと思いますね。
「塗装」というと、「薄いもの」で、「塗布」というと、
若干厚いものをイメージすると思います。
いかがでしょうか?
室内の壁を塗装すると言われたら、プロ的には、
「塗料(ペンキ)」をイメージするということは、
ご理解頂けたでしょうか?
従って、もし、「塗り壁材」を施工することを考えているのなら、
「塗装」という表現を使わない方が、
間違いがないと思います。
塗り壁を施工する場合は、「塗る」とか「施工する」と
いった表現の方が、ピッタリ来ると思います。
そして、塗料には、調湿性能とか、消臭性能は
期待できないし、期待しない方がいいということを
改めてお伝えしたいと思います。
ミクロン単位の厚みで塗料を塗っても、効果がある筈は
ないのです。
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