漆喰塗りは、DIY出来るのか?
まず、本物の漆喰塗りは、DIYには向いていません。
というよりは、ちょっと器用だという程度の
素人は、手を出さない方がいいと思います。
難しいし、危険です。
漆喰は、消石灰を原料にしていますが、
強アルカリ性なので、手肌に着くと、
炎症を起こしますし、目に入ると、失明の危険性もあります。
そんなものが、粉で届いて、水で練らないならない
訳ですから、素人が手を出すことの危険性は、
理解頂けることだと思います。
では、漆喰塗りは、DIY出来ないのか? それを解説してみたいと思います。
目次
本物の漆喰は、DIY出来ない
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
まず繰り返しになりますが、本物は、漆喰塗りできません。
それは、安全性の問題ということもありますが、
技術的にも、難しいのです。
まず、粉の状態から、壁に塗れる「ペースト」状にしないとなりませんし、
それを「コテ」に乗っけて、壁に塗らないとならない訳です。
これは、左官というプロの職人さんの技です。
簡単に「漆喰塗り」が出来ますよ、というのは、
本物の漆喰ではなく、
漆喰風の塗り壁です。
DIY出来る漆喰は、それなり
漆喰のような仕上がりになればいいという方なら、
DIY向きの漆喰調塗り壁を購入されて、
漆喰塗りに挑戦されるといいと思います。
代表的な漆喰塗りは、まるでペンキを塗ったように、
フラットな感じに仕上げます。
プロの左官職人さんにとっても、
それが漆喰塗りだと理解しています。
DIY出来る漆喰は、消石灰を原料にしていない場合もあれば、
他の原料の割合の方が多く、
素人がDIYし易いように原料を調整しています。
ただし、調湿性能だとか、消臭性能といった
塗り壁の「機能や性能」を期待すると、
期待外れということが、起こるかも知れません。
調湿を求めるなら、漆喰ではなく珪藻土
ここで大きな誤解があるので、
ご説明しないとなりません。
それは、漆喰には、調湿性能は、あまりないということです。
もし、調湿性能を期待して、塗り壁にしたいのなら、
漆喰塗りではなく、珪藻土塗りを
選択した方が、希望に叶うと思います。
なぜ、漆喰は調湿が得意ではなく、珪藻土の方が
優れているかは、詳しく、こちらで書きませんが、
調湿性能を期待するのなら、漆喰ではなく、珪藻土なのだと、
覚えておいて頂くと、いいと思います。
漆喰は、ペタッとした仕上がり
漆喰塗りは、フラットとか平滑と呼ばれるペタッとした
仕上りが一般的です。
もちろん、各種のパターン付けも出来ますし、
パターンを付ける仕上げの方が、
素人の方にとっても、実は、簡単です。
まるで、ペンキを塗ったようなペタッとした仕上がりを
希望されるのであれば、
DIYではなく、プロの左官屋さんに頼むべきだと思います。
漆喰の平滑な仕上げは、プロでも難易度は、高いのです。
実は、平滑にするのは難しい
素人の方は、パターンを付けた仕上げの方が難しくて、
料金も高くなると誤解されている方もいますが、
実は、パターンを付ける仕上げの方が簡単で、
平滑とかフラットと呼ばれるツルッとした仕上げは、
プロでも難しいのです。
いかがでしょうか?
本物の漆喰塗りは、プロでも難しいということが理解頂けたでしょうか?
材料の特殊性もありますが、施工が難しい訳です。
特に、フラットとか平滑と呼ばれる
仕上げにしようと思うと、
腕のいい左官職人さんに依頼しないと、
上手く行きません。
もし、漆喰風に仕上がればいいということであれば、
本物の漆喰塗りではなく、
漆喰調の塗り壁を選ばれると、いいと思います。
アトピッコハウスでは、漆喰調に仕上がる「漆喰美人」という
製品を製造販売しています。
DIY出来ない商品ではないですが、基本は、
プロ用の製品なので、粉で届きます。
そして、水を加えて練って頂かないとなりません。
しかし、調湿性や消臭性にも優れた塗り壁です。
無料で、資料・サンプル差し上げます
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
漆喰、珪藻土、カオリンと、合計3種類の
オリジナル塗り壁材を製造販売しています。
漆喰調塗り壁「漆喰美人」の資料をご希望の方は、こちらからご請求頂けます。