砂壁や漆喰壁にクロスを貼ることはできるのか？

古い家をリフォームする際、現状の壁が
砂壁や漆喰ということがあります。

表面を触ると、ボロボロしていて、このまま上に
塗り重ねていいのやら、
どうやって施工をしたらいいのか迷うと思います。

砂壁や漆喰壁のリフォーム方法について、
砂壁や漆喰壁にクロスを貼ることができるのかを、
解説したいと思います。

アトピッコハウスの漆喰調塗り壁材「漆喰美人」のカラーは全8色。
和室だけでなく洋室にも合わせやすいカラーが揃っています。

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漆喰壁や砂壁をリフォームする方法

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。

古い家の砂壁や漆喰をリフォームする方法は、大きく分けて３つです。
① 新しく「塗り壁」を塗る
② クロスを貼る
③ 塗料を塗る

どの方法でも、現状の壁を剥がして頂くというのが、
基本になると思います。

例えば、新しく塗り壁を塗る場合は、
既存壁を剥がして、
下塗りして、新しい「仕上げ材」を塗ることができます。

もし、砂壁や漆喰の表面を触ってボロボロしているなど壁自体の状態が悪い場合、
間違いなく剥がさないと、失敗します。

何が怖いかというと、ボロボロしている状態の
砂壁や漆喰の上から、新しい材料を塗り重ねると、
ペロっと剥がれて来るのです。

その意味でも、古い砂壁や漆喰は、一旦剥がしてから、
下地を整えて、塗り直すことが重要です。

漆喰壁や砂壁に漆喰を塗る方法

古い砂壁や、漆喰は、「剥がす」のが基本ではありますが、
触ってボロボロしない、白くならないということであれば、

そのまま古い砂壁や漆喰の上に、下塗り材を施工し、
下地を固めて仕上げても、上手くいく場合があるかも知れません。

だけど、「危険」であることは確かなので、
専門家やプロの職人に判断してもらって、自己責任で施工するということになります。

プロに聞いたら、古い砂壁や漆喰は、
剥がす必要があると言う筈です。

もし、剥がれてきたら、重要な「責任問題」に発展するからです。

砂壁にしろ、漆喰にしろ、表面の仕上げ部分は、
1ｍｍ、2ｍｍの厚さです。

「剥がす」手間暇は、余計な工賃であることは確かです。
しかも、ものすごいホコリが立つので、出来れば剥がさないで、
工事を進めたい気持ちにもなります。

でも、安全を考えたら、古い仕上げ材は剥がしておいた方が
無難ということになります。

アトピッコハウスの漆喰調塗り壁材「漆喰美人」は、古い漆喰の上に専用下塗材「下塗革命」で下地処理後、塗ることができます。

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漆喰壁にクロスを貼る方法

古い砂壁や漆喰を剥がさないで、その上に、
新規の石膏ボードを貼って、下地を作るという方法もあります。

特に、「塗り壁から塗り壁」ではなく、
「塗り壁からクロス」に変更するような場合は、

柱を含めて、古い壁全部を覆い隠して、
新しい仕上げ材を塗るなり、貼るなりという作業をする訳です。

これだと、ホコリもたたないし、作業も簡単です。

しかし、石膏ボードの厚みは、12ｍｍほどあるし、
柱を隠す形になるので、部屋が若干狭くなるという欠点があります。

石膏ボードを既存壁の上から覆いかぶせるか、一からボードを張り直すか、どちらが良いかは、判断する必要があります。

漆喰壁にクロスを貼る費用について

前述したように、
既存壁の上からボードを張る方法と、
一からボードを張り直す方法があります。

既存壁を残す方が費用は抑えられますが、部屋は狭くなります。
また、下地の状態が確認できないので、下地の状態が悪ければ、
影響が出てしまいます。

たとえばカビが表面に出てきて、内部までのカビの浸透を疑う場合、
ボードを新規に張り替えることで、改善することができます。

無理やり接着剤で、漆喰壁にクロスを貼る方法もできなくはないと思いますが、
よっぽど、フラットな壁でない限り、固定が不安定で、おすすめをしません。

一般的にビニールクロスを貼る費用と漆喰壁を塗る費用は４倍ほど違います。
それに加えて、下地ボードの張替えが伴う場合は、
ボードの廃棄費用、張替え費用など、下地自体に費用が必要なので、割高になります。

昔ながらの古い砂壁や漆喰壁のリフォームは容易ではありません。

漆喰壁に塗料を塗る方法

塗料といっても、ペンキのようなものではなく、
漆喰調に塗れる塗料を施工する場合についてご説明します。

塗料は一般的には「アルカリ性に弱い」です。
漆喰は「アルカリ性」になりますから、漆喰の上に塗れる塗料は限られています。
漆喰の上に塗るためには、「耐アルカリ性」の塗料が必要です。

漆喰は、長い年月をかけ硬化していきますが、
一般の塗料はその硬化についていけないため、
経年で硬くなる柔軟性をもつ特殊な塗料が必要なのです。

漆喰の原料と同じ原料で開発された塗料がありますが、
塗り壁と塗料は別物なので、
見た目の仕上がりや耐久性などは期待に応えられないと思いますし、
予算がないという場合以外は、漆喰に塗料を塗ることは、あまりおすすめできません。

まとめ

古い砂壁や漆喰を、珪藻土その他の
新しい「塗り壁」にしたいという場合は、

まずは、現状の壁自体の「下地を整える」ことが最も大事です。

下地が整っていないと、新しい塗り壁材も
塗れませんし、仕上げることが出来ないからです。

古い砂壁や漆喰を塗り替える場合は、
一旦、「表面部分」の仕上げ材を剥がして、

下地を整えてから、新しい「仕上げ材」を塗らないとならない
ということがご理解頂けたでしょうか？

アトピッコハウスでは、アク止め効果の高い下塗り材「下塗革命」を製造販売しており割と状態のいい古い塗り壁なら、剥がさず上から塗って仕上げることが出来る場合があります。

ただし、それも絶対大丈夫と約束できる性能ではないので、
現場での判断ということになります。

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よくあるご質問

砂壁や漆喰壁に漆喰をDIYで塗れるのか？

古い砂壁や漆喰壁に漆喰を塗り直す作業は、プロの左官職人でも難しいため、DIYでの作業はおすすめしません。下地の状態確認、パテ処理や下地処理だけでもプロに依頼することをおすすめします。アトピッコハウスの漆喰調塗り壁材「漆喰美人」はプロ向けの商品ですが、個人の方でもDIYできると考えています。ただし、砂壁や古い塗り壁材の場合は、プロに依頼することをおすすめします。

壁紙に漆喰を塗ることができるのか？

ビニールクロスの場合、アトピッコハウスの漆喰調塗り壁材「漆喰美人」は、専用下塗り材「下塗革命」で下地処理後、漆喰美人を上塗りすることができます。布や紙クロスの場合、水分を吸収してしまうので、一度全て剥がす必要があります。「下塗革命」で下塗り後、漆喰美人を塗ることができます。

砂壁に漆喰を塗れるのか？

古い砂壁や漆喰は、「剥がす」のが基本です。触ってボロボロしない、白くならないという状態であれば、そのまま古い砂壁や漆喰の上に下塗り材を塗って下地を固めて、漆喰を塗ることができます。アクが出る場合は、アク止めを２回３回と重ね塗りする作業が増えますが、仕上がりに影響が出るので、一つ一つ丁寧な工程をとることが大事です。

漆喰の上にクロスの貼ることはできるのか？

漆喰の上のクロスを貼ることは基本的にできません。漆喰にクロスの貼り方としては、ボードを張ることが一般的です。新しいボードで古い壁を覆い、パテ処理後クロスを塗ることはできますが、ボードの厚みが出てしまうので、部屋が若干狭くなります。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
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