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珪藻土でも、カビ対策は必要
こんにちは!
漆喰・珪藻土・塗り壁ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。
珪藻土は、調湿性があるので、カビは生えない。
そう考えている人も多いと思います。
しかし、カビが生える条件が揃えば、
珪藻土であろうが、漆喰であろうが、
カビは、どこでも生えるのです。
では、カビが生える条件とは、なんでしょうか?
まずは、温度と湿度です。
カビの生育に相応しい温度や湿度になれば、
どこにでもカビは生えて可笑しくないと
いうことになります。
そして、カビの温床になる有機物も必要になりますが、
これは食べ物カスとか、
石鹸カスとか、人のフケとかアカも有機物。
つまり、カビの栄養源になるものなら、
なんでもいい訳です。
そして生育に必要な適度な時間の長さが必要という
ことになりますね!
人が快適に暮らす温度は、カビも快適。
湿度は、人が快適と思うより、もうちょっと高い湿度を好むカビが多い。
そして、あとは、温床になる有機物と、時間。
ということになるので、
カビを予防しようと思うと、
湿度をしっかりコントロールして、
掃除をマメに行うということが一番いいように思います。
珪藻土や漆喰といった塗り壁は、
調湿性があるので、
部屋の湿気を吸収してくれる。
だから、部屋を快適にしてくれて、
湿気対策、カビ対策にもなると
考えたいものです。
しかし、実際には、珪藻土の壁にも、
カビのエサとなる「のり」や「接着剤」が使われていたりもします。
いくら珪藻土に調湿性があるからといっても、
全く換気をしないで、
年中締め切っていては、
珪藻土の壁が吸い取った湿気を吐き出すチャンスはないので、
珪藻土の壁であっても、
カビが発生して可笑しくないわけです。
アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、
「のり」や「接着剤」といった成分で、
珪藻土を固めていないので、
カビが発生するリストは少ないと思います。
それでも、完璧はないと思います。
壁の内部にカビが生えないとしても、
表面に、汚れや食べ物カスなどがつけば、
カビが生える可能性はあると思います。
はいから小町も、発売以来、15年ほど経過していますが、
カビが生えたとお聞きしたことは、
2度ほどしかないですね!
1つは、おそらく、食べ物カスのような
有機物が壁表面に付着した結果だと思います。
そして、もう1つは、
冷蔵庫の裏です。
空気がこもって、湿気が溜まって、
何かの有機物が付着して、
長期間放置されているといった4つの条件が
整って、カビが生えたのだと思います。
でも、おそらくは、
この場合も、カビは、表面だけに留まっていると
思われるので、
壁の表面のケアだけすれば、綺麗になると思います。
珪藻土塗り壁「はいから小町」は、
豆腐を固めるニガリと、
医薬品とかにも使われるマグネシアという
成分で固めています。
つまり、カビのエサになる有機物を使っていないのです。
また、カビが生え難い要因としては、
固まり方の構造と、調湿性能にあるようです。
はいから小町を電子顕微鏡で見ると、
メッシュ状に固まっています。
その隙間を水蒸気が出入りする訳です。
そして、湿気が多い時は、珪藻土の穴に
水蒸気のツブが付着し、
部屋が乾燥してくると、
珪藻土の穴から、水蒸気のツブが出てきて、
室内を潤してくれる。
たった2mmの珪藻土の壁ですが、
はいから小町の壁の中は、
常に湿気が安定しないので、
それもあって、カビが壁の奥まで、菌糸を伸ばせない
ようなのです。
それは、科学的に実証したことではありません。
ただ、今までの実績を踏まえて、
おそらく、そうであろうということです。
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