珪藻土
こんにちは!
漆喰・珪藻土・塗り壁ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。
珪藻土とは、植物性プランクトンの化石が堆積して
出来た「土」です。
調湿性があることから、
塗り壁材の原料として、注目されましたが、
それも、ここ20年ほどの話です。
確かに珪藻土には調湿性があるのですが、
水を加えて練っても、
粘土のように粘りがでる訳ではないので、
珪藻土そのままでは、壁に塗れないのです。
そこで、糊や接着剤、塗りやすくするための骨材とか、
つなぎといったものを加えて、
壁に塗れる「材料」にしたものが、
珪藻土塗り壁材として販売されている各社の製品です。
珪藻土の含有量、糊や接着剤の種類などにより、
調湿性能や、その他の性能に違いがあります。
珪藻土の最大の特徴は、「調湿性能」の素晴らしさです。
調湿性能に関しては、基本的に漆喰よりも、
性能がいいです。
だから、調湿性能を期待して、
壁を塗り壁にしたいとお考えなら、
迷うことなく、珪藻土を選ばれるべきだと思います。
ただ、表面の仕上がりに関しては、
珪藻土と漆喰は決定的に違うので、
漆喰風のツルっとした感じに仕上げたいという場合は、
調湿性は、妥協して漆喰を選ばれたら、
いいと思います。
そして、珪藻土を塗ることに決定された方は、
以下のことを参考に素材選びをして頂けると
いいと思います。
珪藻土は、調湿性の高い素材ではありますが、
各社の製品によって「調湿性能」には、違いがあります。
その客観的な評価基準がJIS規格に定められており、
70g/㎡/24h(1㎡当たり、24時間で70g以上の調湿)しないと
調湿建材とは名乗れないことになっています。
従って、JIS規格(JIS A 6909)で、
何g調湿する性能があるのかどうかを
メーカーに問合せると間違いがありません。
また、珪藻土を固めるために、何を使っているのかによって、
表面がボロボロしたり、
触ると白くなるといった、やっかいな問題が
発生する製品もあります。
洋服が白くなる、
カレンダーもかけられない、
お掃除が大変、
部屋が乾燥しすぎるといった問題が起こる製品もあるので、
どの素材を選ぶかを慎重に吟味する必要があります。
接着剤で固めた製品は、ボロボロしない代わりに、
珪藻土本来の調湿性能が失われている可能性が
あります。
また、粘土をつなぎに使っている場合は、
実は「固まっていない」ので、
触ると、白くなったり、
ボロボロしたりするのです。
では、アトピッコハウスの
珪藻土塗り壁「はいから小町」は、
どのようなものかというと、
ビールの濾過材など食品加工に使われるレベルの
安全性の高い白色珪藻土を主原料とし、
お豆腐の凝固材として知られる、ニガリと、
歯科医療などに使われるマグネシアという素材で、
固めているのです。
100%自然素材、かつ、食品レベルの安全性の高い、
塗り壁材です。
マグネシアと、ニガリが水と反応することで、
堅い壁が出来上がります。
しかも、メッシユ構造に固まる性質を持っているので、
珪藻土の調湿性の元となる
「孔(あな)」を潰しません。
調湿性能は、241g/㎡/24hで、JIS規格最低基準の70gの
3倍以上の調湿性能です。
但し、珪藻土は、粒子の細かい土なので、
塗りやすくするために入れる
パーライトという原料の影響で、
どうしてもユズ肌になります。
これは、「はいから小町」に於いても同じです。
つまり、漆喰のようなツルっとした仕上がりにはならないのです。
ただ、ツブツブした感じは、
それはそれで味なので、お好み次第だと思います。
珪藻土塗り壁「はいから小町」の詳細は、
こちらからご覧ください。
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