塗り壁の調湿性能は、JIS規格の評価で決まる
内装を塗り壁にすると、調湿性能の高い部屋になって、
気持ちの良い環境になるとか、
見栄えが良くなると考える人が多いと思います。
確かに、塗り壁にすれば、ビニールクロスなどの
仕上げに比べたら、格段に、格好よくなると思います。
しかし、「快適な部屋」になるかどうかは、
採用される塗り壁材の性能次第ということになります。
特に、素人の方がDIYで施工できるような製品は、
「施工性」を良くするために、調湿性能などは、
犠牲にされている場合が、少なくありません。
では、塗り壁等の性能は、客観的に、どう評価されるのでしょう?
詳しくご説明したいと思います。
目次
漆喰は調湿建材ではない
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
まず初めに、漆喰というと、塗り壁の代表選手だし、
漆喰は、調湿性があるから、室内が快適になると、
考えている人も少なくないと思います。
しかし、壁の下地が、「土壁」だった昔と違って、
今は、ほぼ100%下地は、石膏ボードですから、
調湿性能は、ありません。
なかには、石膏ボードでも、原料に珪藻土などが入っていて、
調湿性がある製品もありますが、
価格も高くなりますし、普通は、使われません。
なので、調湿性のない石膏ボードの上に、
1mm、2mm、塗り壁材を塗っても、漆喰そのものが、
調湿する訳ではないのです。
調湿建材の評価は、JIS A6909
建材の調湿性能を評価する基準は、
JISで明確に定められています。
イメージだけで、勝手に「調湿します」といったことを
言うのは、違反です。
とはいえ、そんなことを気にする人は、
多くないのかも知れません。
しかし、JIS規格で、明確に、客観的な基準が
定められていますから、採用を検討されている
塗り壁が、JIS規格に基づく客観的な評価試験をしているかどうか?
評価基準は、JIS A6909という試験です。
最低70g以上調湿する建材が調湿建材
塗り壁なら、どの塗り壁を採用しようが、
調湿する訳ではありません。
塗り壁製品に限らず、調湿する建材は、
JIS A6909というJISの評価試験において、
最低70g以上の調湿性能が確認できないとなりません。
調湿というのは、「吸湿」と「放湿」の両方のことですから、
湿気が多い時に吸収した湿気を、乾燥しているときに、
吐き出してくれないとなりません。
そこで、「吸湿」と「放湿」の両方の性能がある
塗り壁材のことを、調湿建材と呼ぶ訳です。
その最低基準が、70gですが、
これは、24時間での評価ということになります。
つまり、1㎡あたり、24時間で、70g以上
「吸湿」したり、再び、「放湿」する性能があれば、
調湿性能がある建材だと言う訳です。
はいから小町の調湿量は、241g
アトピッコハウスには、3種類の塗り壁製品があり、
珪藻土塗り壁「はいから小町」は、
特に、調湿性能の高さに特徴があります。
先ほどのJIS規格の評価でいえば、
241g/24h/㎡です。
JIS規格の最低性能が、70g以上ですから、
JIS規格の3倍以上の調湿性能ということになります。
この性能は、業界最高水準です。
一般的な漆喰の調湿性能は、40g程度と言われていますから、
漆喰は、JIS基準をクリアできない訳ですが、
はいから小町は、一般的な漆喰の6倍以上の調湿性能がある訳です。
性能を求めるなら、プロ仕様のもの
最近は、DIYが大流行りなので、
ホームセンターなどでも、DIY用の塗り壁材が、
色々と販売されています。
特に調湿性能とかにこだわりがなく、
なんとなく、塗り壁風になれば良いのであれば、
そうした製品で良いかも知れません。
しかし、調湿性能を期待したいとか、
格好良い仕上がりを期待したいということであれば、
やはりプロ仕様の塗り壁製品が良いと思います。
アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」は、
調湿性能が高く、格好よく仕上がるプロ用の塗り壁材です。
いかがでしょうか?
塗り壁の調湿性能は、JIS規格の試験で、
正しく性能を測定したものでないと、
調湿するとか、調湿しないと言えないということが、
ご理解頂けたでしょうか?
調湿する塗り壁の最低基準は、70g/24h/㎡です。
アトピッコハウスの珪藻土塗り壁「はいから小町」の
調湿性能は、241g/24h/㎡です。
JIS規格の3倍以上、一般的な漆喰の6倍以上です。
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