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砂壁も漆喰も一旦剥がす

壁塗り替えのdiyは、難易度が高い

2018/01/25
2018/11/09

壁の塗り替えをdiyで工事したいという方もいらっしゃいますが、
古い塗り壁の上から、新しい塗り壁を塗るというのは、

プロでも難易度が高いです。

通常は、古い塗り壁を剥がしてから、
下地を整えて、新しい塗り壁を施工するという手順になります。

それでは、もし、壁の塗り替えをdiyするとしたら、
どのような手順になるのか解説してみたいと思います。

古い塗り壁の塗り替えは難しい

壁塗り替えのDIYは、難易度が高い

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
まず初めに、古い塗り壁が、なぜ難しいかと言うと、
塗り壁が劣化すると、表面がボロボロとしてきて、

水を含んだ新しい塗り壁を塗ると、ペロッと剥がれてくるからです。

塗ってすぐに剥がれてくる場合もあれば、
塗ってしばらく経ってから剥がれてくる場合もあります。

だから、古い塗り壁は、剥がすのが基本となります。
では、古い塗り壁を剥がして、下地を整えて、

新しい塗り壁を再度塗るということが素人に出来るのでしょうか?
私は、まず無理だと思います。

もし、塗り壁をdiyしたいというのであれば、
プロに下地を整えてもらってからでないと、

難しいと思います。

まずは、下地を整える

では、下地を整えるとは、どういう作業のことを言うのでしょうか?
まずは、古い塗り壁を剥がします。

通常は、下地の石膏が出てきますが、古い塗り壁が施工された
時期によって、下地の種類も変わってきます。

もし、土壁の上に塗られたものであれば、
仕上げ材の下は、石膏が塗られていますから、

その石膏が露出するところまでは、
全部剥がす必要があります。

そして、もし、比較的新しい塗り壁であれば、
仕上げ材の下地は、石膏ボードの可能性が高いです。

この場合は、石膏ボードそのものの張替えが必要になる
場合がありますし、

その方が簡単という場合もあります。

表面の仕上げ材だけ、上手く剥がせるとしたら、
それでOKですが、やはりここでも、

表面を剥がす作業をdiyで施工するというのは、
限りなく難易度が高いことは事実です。

古い塗り壁は、剥がすのが基本

表面が硬く仕上がっていて、ボロボロしない状態である
という場合は、その仕上げ材の上から、

下塗り材を塗って、下地を整えるという方法も
ない訳ではありません。

もともと、「重ね塗り」できる塗り壁材もありますので、
現状の塗り壁材の状態次第では、

古い塗り壁を剥がさずに、そのまま下地処理、
仕上げ塗りと進んでいける場合もあると思います。

ただ、その判断はプロでも難しい所です。

もし、既存の壁を残した状態で塗り直したいという場合は、
プロに「責任施工」を依頼するか、

失敗しても、自己責任だと開き直った方がいいです。

その後、下塗りがあって仕上げ塗り

古い塗り壁を剥がして、下地処理をしたら、
あとは、普通に仕上げ塗り出来ます。

もし、壁の塗り替えをdiyしたいということであれば、
この段階で、自分が登場した方がいいかも知れません。

それまでは、プロに任せるのです。

もちろん、diyの魅力は、自身で工事出来るということのほか、
経費が抑えられるということがある訳ですが、

あとで剥がれてきては、元も子もありません。

最低、下地処理まではプロに依頼し、仕上げ塗りだけを
自分でやるというのが、お勧めです。

それに、ひと部屋だけとか、ひと壁というのは楽しいですが、
1階全部とか、建物全部という場合は、

とてもdiyで処理できる範囲ではありません。

お金を払って、プロに依頼されることを
お勧めします。

diyに関しては、プロに整えてもらった下地の上で、
部分的に作業させてもらうのがいいと思います。

剥がれてきても自己責任

自分でdiyするにしろ、プロに工事を依頼するにしろ、
古い塗り壁を剥がさずに、そのまま上に、

新しい塗り壁を塗るとしたら、剥がれてくることを
ある程度覚悟しておいた方がいいです。

そして、もし、プロの方が見て、そのまま重ね塗りしても
大丈夫そうだということであれば、

「責任施工」で、プロに工事を依頼した方が、あとが安心です。

無理にお願いをして、危ない状態の塗り壁の上に
重ね塗りして、もし、剥がれてきても、

「自己責任」だと考えないと、工事してくれる会社はありません。

もし、状態のよくない塗り壁を見せて、
塗り直したいと言ったら、大抵のプロは、

現状の仕上げ材を剥がすことを提案します。
それが普通だからです。

いかがでしょうか?

古い塗り壁を、新しい塗り壁に塗り替えることの
難易度は高いということを

ご理解頂けたでしょうか?

もし、今の壁を塗り替えたいという場合は、
まずはプロに見てもらって、

下地を整える所までは、プロに依頼し、
自分でdiyするのは、仕上げ材だけとした方がいいと思います。

あるいは、工事全てプロに依頼し、家族の思い出として、
一部分だけ、自分たちで、diyするというのが、

お勧めの方法です。

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