無垢フローリングと複合フローリングの違い
無垢フローリングは、林業に所属する農産物で、
合板フローリングは、工場生産される工業製品という
イメージだと思います。
無垢フローリングにしても、工場で加工するし、
接着剤だって使います。
では、具体的に、どんな違いがあるのでしょう?
5つに絞って解説したいと思います。
目次
無垢フローリングと複合フローリングの違い1:作り方
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングと、複合フローリングの一番の違いは、
作り方だと思います。
無垢フローリングは、よく金太郎飴に例えられますが、
上から下まで、本物の「無垢」です。
丸太を乾燥させて、製材して、さらに乾燥させて、
製品加工をします。
必要に応じて、多少接着剤を使うこともありますが、
基本、金太郎飴状態です。
何処を切っても、無垢です。
それに対して、複合フローリングは、作り方が、
全く違います。
まずは、「台板」と呼ばれる下地の合板を用意し、
その表面に「突板」と呼ばれる薄くスライスした
木目を貼り付けていきます。
まるで紙のように薄い、本物の「木」です。
時には、木目をプリントしたシートの場合もあります。
複合フローリングは、その後、様々な加工をして、
無垢フローリングに似せて作っていくのです。
無垢フローリングと複合フローリングの違い2:温もり
フローリングというと、木材を原料にしているから、
「温もり」を感じられると思うかも知れません。
しかし、無垢フローリグと、複合フローリングでは、
この「温もり」が全くといっていいほど違うのです。
複合フローリングは、合板の上に、
薄い板や紙を貼っていますから、
何重にも接着されています。
だから、触ると、ヒンヤリします。
しかし、無垢フローリングは、木材そのままの
温もりが感じられ、その点にも違いがあります。
無垢フローリングと複合フローリングの違い3:価格
価格に関しても、無垢フローリングと、複合フローリングでは、
違いがあります。
定価で設定されているものは、どちらも似たような金額だし、
どちらも高いものも、安いものもあります。
複合フローリングは、業者価格が低く設定されているので、
業者が儲かる仕組みになっています。
しかし、無垢フローリングは、もともと原価が高いので、
複合フローリングのように、卸値を安く設定する
というのが、出来ないのです。
無垢フローリングと複合フローリングの違い4:メンテナンス
メンテナンスに置いても、無垢フローリングと、
複合フローリングでは、違いがあります。
無垢フローリングは、「メンテナンスが大変」と
思われている人もいると思いますが、
実は、メンテナンスは、複合フローリングより、
無垢フローリングの方が、簡単なのです。
傷や汚れに関する補修もそうだし、
日頃のお掃除もそうです。
一番の違いは、複合フローリングは、表面がベタベタしてくるので、
まめに拭き掃除をしないと気持ち悪くなるのに対して、
無垢フローリングは、特別なことをしなくても、
表面がサラッとしています。
これは、塗装による違いだと思います。
だから、無垢フローリングを選ばれても、
複合フローリングと同じような塗装をしては、
「違い」を実感できないかも知れません。
無垢フローリングと複合フローリングの違い5:価値
私が考える無垢フローリングと、複合フローリングの
一番の違いは「価値」だと思います。
複合フローリングは、年々、みすぼらしくなっていくのに対して、
無垢フローリングは、年々味わい深くなります。
経年変化が美しいということです。
いかかでしょうか?
無垢フローリングと、複合フローリングの違いを
理解して頂けたでしょうか?
どちらがいいかは、個人の好みの問題だとは思います。
傷が付き難い複合フローリングというのもありますが、
無垢フローリングなら、
傷さえ価値になります。
「キズは、家族の想い出」
そう言えてしまうのも、無垢フローリングの魅力だと思います。
アトピッコハウスでは、沢山の種類の無垢フローリングを
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