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無垢フローリングの耐久性は何年？
2018/08/06
2018/08/06
無垢フローリングの耐久性に関して質問を頂くことがあります。
しかし、結論から言うと、20年、30年で
建て替える住宅などと比較すると、無垢フローリングの方が、
何倍も長持ちするといっていいほど、
無垢フローリングには、耐久性があります。
では、無垢フローリングの耐久性って、
実際には、どの程度なのでしょぅか？
目次
30年、50年は当たり前
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
木材の強度は、樹齢の年数だけ、どんどん強くなって、
その後、樹齢の年数だけ、徐々に弱くなっていく
と言われています。
だから、樹齢50年の木材であれば、100年は
余裕で耐久性があるという話になります。
例えば、世界最古の木造建築、法隆寺などは、
築1300年も経っています。
住宅と、法隆寺を比較するのもナンセンスかも
知れませんが、
木造建築って、耐久性がありますよってことを
お伝えしたかった訳です。
また、火災に対する耐久性も、実は、鉄筋コンクリートや、
鉄骨の建物よりも、耐久性があるということは、
意外と知られていません。
なぜ、燃えやすい木造住宅の方が、耐久性があるかと言うと、
木材は、表面が炭化したあとは、それほど、
早く火が中に浸透することなく、
長時間ゆっくりと燃えて行きます。
また、その間、強度が極端に落ちることもないのです。
無垢フローリングは、家より長く持つ
日本の新築住宅は、20年ちょっとで、
建て替えてしまいます。
まだ使えるし、住めると思うのに、実に勿体ない話です。
しかし、もし、親子3代、30年も50年も住む気で、
家を建てるのなら、無垢フローリングは、
絶対にお勧めであると言えます。
それは、家が傷んできても、無垢フローリングは、
50年も100年も耐久性がありますから、
「床だけ」残るからです。
ただ、床だけ残るとか、残すということが
実際に出来る訳ではないので、
たとえ無垢フローリングの耐久性が高くても、
家を建て替えると同時に、ダメになってしまう訳です。
傷も、汚れも味と考える
無垢フローリングは、30年、50年といった耐久性があると言いました。
その間、経年変化で色が濃くなって行ったり、
汚れたり、傷がついたりということは、
当たり前のように起こります。
いちいちピリピリしたり、目くじらを立てて
神経質になるよりは、
「そんなもの」と開き直るのが、いいと思います。
「柱の傷は、一昨年の～」ではないですが、
「床の傷は、家族の想い出」位の大らかさで、過ごされる
と、いいと思います。
でも、汚れも、傷も表面的なものです。
相当深いものでなければ、直そうと思ったら、
簡単に直せます。
シロアリの影響は受ける
ただ、家の作り方次第では、湿気の影響を受けるので、
シロアリの影響を受ける可能性があります。
直接、床の無垢フローリングが、
シロアリにやられるということはありませんが、
床下等の建物本体がシロアリに侵されると、
床の下地も侵されて、そのうち無垢フローリングを
食い破って、シロアリが室内に侵入してくることがあります。
そして、シロアリは、5月の連休明けから、
梅雨の晴れ間などに、
一斉に「羽蟻」が出て、移動を始めます。
ワーッと登場するシロアリの行列にはゾッとしますが、
最近のキチンとした家では、それほど心配はいらないと思います。
家をキチンと作れば、心配はない
建物が腐って、無垢フローリングもダメになるとか、
シロアリに食われるといったことは、
よほどのことがないと起こりません。
それに少々シロアリに食われても、直ぐに
家に住めなくなるといったこともありません。
しかし、長期的にみると、やはり放置できないので、
家はキチンと作るべきだし、
キチンと作ってくれる建築業者に依頼すべきです。
それさえ気を付ければ、最近の家は良くなっているし、
シロアリ予防の薬品なども、
安全性が高くなっています。
いかがでしょうか？
無垢フローリングの耐久性は、30年、50年、あるいは、
100年かも知れません。
ひょっとしたら、家の耐久性より高いかも知れません。
とはいえ、無垢フローリングだけ残すということはないので、
家を壊せば、床も壊すので、家の耐久性が
無垢フローリングの耐久性ということになります。
それでも、10年位でダメになる合板フローリングとは、
比較にならないほど丈夫だと言えます。
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