無垢フローリングの価格比較について
価格比較をして、採用を決定したいと考えるのは、
普通のことです。
しかし、無垢フローリングには、樹種の違い、
等級の違い、品質の違いといった、各種の違いがあります。
その違いを無視して、得したような気になっても、
工事が終わってから後悔するということにもなりかねません。
では、無垢フローリングの価格比較は、どのようにすれば、
いいのでしょうか?
目次
品質度外視の価格比較に意味があるのか?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングの価格比較をする場合、
最低でも、同じ「樹種」同士を比較しないと始まりません。
希少性があり、もともと高い樹種と、簡単に手に入って、
価格も安い樹種では、比較にならないからです。
また、同じ樹種の無垢フローリングであって、
産地、等級、加工の手間のかけ方等によって、
価格が変わってきます。
しかし、同じ樹種であれば、高級材を産出する産地のもので、
樹齢も高くて、丁寧に加工された製品であれば、
価格も高いということが、容易に想像できます。
施工後トラブルがあれば、補修代が高くつく
無垢フローリングは、樹種、等級、品質等で、
価格が変わるから、単純に価格比較できないと書きましたが、
いくら「お値打ち」の無垢フローリングを採用したとしても、
施工後に、反ったり割れたりして、
張り直さないとならないとしたら、
お値打ちの無垢フローリングを採用した意味は、
全くなくなってしまいます。
無垢フローリングは生きています。
それに、丸太の段階から、製材して、乾燥させて、
出来た「原板」を削って、フローリングの形状に加工していきますが、
キチンと乾燥させていないと、施工後に縮んだり、
暴れたりということが起こります。
品質のいい無垢フローリングでも、多少は、
そんなトラブルもありますが、
品質の悪いフローリングだと、全面張替えということも
ない訳ではありません。
そんな時、その補修費用を誰が負担するのかで、
おおもめに、もめる訳です。
品質が重要といっても予算ありき
希少価値のある無垢フローリングで、
等級も品質も高いとなると、
当然価格は高くなります。
いくら無垢フローリングを採用したい、
自然素材の家にしたいといっても、
予算度外視で、希望を叶えられる人は、多くありません。
限られた予算の中で、希望を実現させようと
考える訳です。
そんな時に有効な考え方が、
無垢フローリングにする希望の「優先順位」を
明確にしておくことと、
投資できる「割増し予算」の額です。
いくらまでなら、無垢フローリングにする
差額費用を負担できるのか決めておくと、
途中で、無垢フローリングを諦めないとならない
ということもなくなります。
品質を担保した上で、価格比較する
無垢フローリングの価格比較をする場合は、
まずは、同じ樹種で比較すること、
そして、無垢フローリングの等級、品質は、
同程度のもので、比較すべきです。
樹種の違い、等級の違いまでは、比較的簡単に
判断が出来ると思います。
等級とか、色違いとか、節の数、樹齢などは、
見た目に影響しますから、「判断」しやすいと思います。
しかし、「乾燥率」とか「加工精度」という話になると、
なかなか表面を見ただけでは、分かりません。
メーカーが出している情報を確認するか、
メーカーの評判を確認すると、大よそ見当がつく場合もあります。
施工賃まで入れた価格比較が正しい
同じ樹種の無垢フローリングであっても、
品質の悪いフローリングは、使えないものを弾いたり、
ねじれた部分を矯正したり、ジョイントが合わなくて、
なかなか作業が進まなかったりと、
見た目は似ていても、工事の進捗スピードに大きく
影響を与えてしまいます。
つまり、品質の悪い無垢フローリングは、工事の
手間暇が余計にかかるし、
使えなくて、無駄になる部分も多いので、
工事賃も、材料代も割高になるということなのです。
いかがでしょうか?
無垢フローリングの価格比較をするとしたら、
同じ樹種、同じ等級、同じ品質の製品を比較しないと、
意味がないということがご理解頂けたでしょうか?
いくら安い無垢フローリングを手に入れても、
欠点が多くて、使えないのであれば、
ロス率が高くなりますし、工事に余分な手間暇がかかれば、
工事費も高くつきます。
最低でも、十分に乾燥させた「原板」を、精度高く加工した
無垢フローリングを採用されることを
お勧めしたいと思います。
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