無垢フローリングの色の決め方
もともとの色があるので、
素材の色を生かしたいと思うのであれば、樹種で選べばいいし、
仕上がった最終的な色を、好みに合わせたいと
ということであれば、
気にいった木目の無塗装の無垢フローリングを選んで、
好きな色に塗装すればいいと思います。
では、どのように無垢フローリングの色決めをしたらいいのか?
私なりの考えを解説してみたいと思います。
最初に理想の色を求めることの是非
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤です。
まず初めに言えることは、無垢フローリングにしたいという
ことであれば、微妙な「色のニュアンス」まで、
細かく拘らない方がいいということです。
無垢フローリングには、樹種によって、
樹種特有の色があります。
しかし、同じ樹種でも、産地や、樹齢や、
栄養状態などの個体差によって、
必ずしも、同じ色にはなりません。
大よその木目の傾向とか、色の傾向は同じであっても、
天然のものなので、バラツキもあるし、
1本1本に個性があるのです。
塗装することの是非
色だけを優先しましょうということになると、
「塗装」しましょうという話になると思います。
しかし、塗装して着色するとしても、
木目を生かした塗り方と、潰した塗り方があるし、
無垢フローリングの樹種によって、色ののり方や、
仕上がった雰囲気も変わります。
それに塗装したものは、数年単位でメンテナンスが
必要になるし、メンテナンスしない場合は、
それなりに、みすぼらしくなります。
私のお勧めは、オイルを塗るとか、自然塗料でクリア塗装する
という程度の緩やかなものです。
これだと、無垢フローリングの汚れ防止と、保護になりますので、
比較的清潔に、無垢フローリングを楽しんで頂けます。
経年変化を計算に入れる
家を建てる時、あるいは、リフォーム等で、
無垢フローリングの「色決め」を迷う場合、
最初から、「この色」と決めて、細かく調整するというのは、
どうかと思うのが、私の考えです。
無垢フローリングは、月日の経過と共に、
色が変化してきます。
多くの場合は、色が濃くなっていきます。
無垢は、経年変化を楽しむ
無垢フローリングの色を考える場合、
この「経年変化」を楽しむというのが、
一番のお勧めだと思います。
無垢フローリングは、「呼吸」しますので、
汚れを吸い込むこともありますし、
自身が持っている成分が変化して、濃くなるということもあります。
いずれにしろ、「色が濃くなる」というのが、一般的なので、
濃くなることを前提に、
カラーコーディネートすべきだし、それがお勧めです。
樹種の違いで、選ぶ
無垢フローリングは、樹種によって、木目の現れ方も、
色も違います。
木目に関しては、「切り取られた位置」によって
変わる訳ですが、
「色」に関しては、同じ樹種でも、個々の木によって、
個体差があります。
多少の色違いはあっても、月日の流れによって、
「樹種特有」のものに変わっていきます。
多少、大らかな気持ちで、樹種ごとの「代表的な色」で、
無垢フローリングの色選びをするといいと思います。
いかがでしょうか?
無垢フローリングには、天然の色があります。
最初に「色ありき」の場合は、
塗装して調整するという方法しかなくなると思います。
天然のものなので、微妙なニュアンスまで、
希望に沿わせることは、
かなり難しいのです。
それに、経年変化で、徐々に色が濃くなりますから、
それを計算に入れて、壁や天井などの色も決めた方が
良いと思う訳です。
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