無垢フローリングの経年変化
変化することを楽しめる。
では、どう経年することで、変化するのか?
無垢フローリングの特性と併せて、
解説してみたいと思います。
目次
経年劣化ではなく、経年変化
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングも、合板フローリングも、
「経年変化」するけど、
無垢フローリングなら、「経年変化」と言う言葉が
似合うし、イメージ出来る。
しかし、合板フローリングの場合は、「経年変化」と
言われても、イメージ出来ない。
というのも、「年を経る」ことで、「美しく変化」するのではなく、
「劣化」し、「みすぼらしく」なる一方だからです。
合板フローリングが、10年経って、
「味わい深く」なりました。なんて、全くイメージ出来ない。
10年経ったら、酷いことになっているだろうなとは
想像できても、無垢フローリングのような
味わい深い経年変化は、想像もつかない。
その意味でも、10年後の価値を考えて、
フローリング選びをしたい。
年々味が出るのが、無垢フローリング
無垢フローリングも、合板フローリングも傷はつきます。
しかし、無垢フローリングの場合は、
「キズ」も味になって、いい感じに、
馴染んでいくのに対して、
合板フローリングは、「キズは傷」だし、見苦しい。
「味」でも、なんでもありません。
合板フローリングは、台板と呼ばれる
合板の上に、木目のシートや、
無垢の木を薄くスライスした「突き板」と呼ばれる
ペラペラな板を貼ります。
厚さは、0.何ミリというものですから、
もう「板」とも「無垢」とも呼べるような代物ではありません。
そんなものが表面に貼られた偽物のフローリングなんて、
経年変化で、味わい深くなるなんて、
あり得ない訳です。
それに比べて、無垢フローリングは、
芯まで、無垢材です。
深いキズがついても、下地の合板が剥き出しに
なることはありません。
補修だって出来るし、放置していても、
味わい深いものになります。
「キズは、家族の想い出」
そう言える魅力が、無垢フローリングには、
あると思うのです。
30年、50年の耐久性も普通
無垢フローリングの耐久性は、30年、50年、100年単位で
考えていいと思います。
特に室内で使っている場合、シロアリにでもやられない限りは、
合板フローリングのように表面が剥がれるわけでもなく、
見苦しくなる訳でもありません。
経年変化を楽しみつつ、30年、50年と使い続ける
ことが出来るのです。
今の時代だと、床よりも、建物そのものの
建て替えの方が早いと思います。
つまり、無垢フローリングを張ったら、
建替えるまでは、ずっと張替える必要がないという
ことになる訳です。
もちろん、合板フローリングであっても、
みすぼらしくなることを我慢すれば、
そのまま使えない訳ではないと思います。
要は、価値観です。
色が濃くなるけど、強度は変わらず
無垢フローリングの経年変化というと、
どの樹種でも、全般的に、「色が濃く」なります。
それは、木そのものが変化するということもありますし、
汚れや木の呼吸によって、
段々と、変化して行く訳です。
ただ、全体的に均一に、色が濃くなっていきますから、
汚れが付いたとか、シミがついたという感じで、
汚れて、色が濃くなる訳ではなく、
アンティーク家具に代表される感じに、
美しく「経年変化」していく訳です。
コーヒーをこぼしたり、ペットが粗相したり、
シミが出来る箇所もあるとは思いますが、
そんなちょっとした汚れも、気にならなくなります。
それが「無垢」の魅力です。
削れば、新品同様に
無垢フローリングは、経年変化も美しいけど、
メンテナンスしようと思えば、
削ることだって出来るし、削ると、
中から、元の木が出てきて、新品同様になります。
もちろん、10年、20年経過していれば、
たとえ中から白い木が出て来ても、
真新しい木とは、一味違います。
しかし、新品同様の綺麗なフローリングになります。
全体を削るということは、ほとんどの場合
ないと思いますが、
表面の塗装をはがして、塗り直すということも
可能です。
いかがでしょうか?
無垢フローリングは、経年変化が美しいので、
30年、50年といった長期に楽しんで頂きたいと思うし、
一度貼ったら、張り替える必要は、出てきません。
美しい「飴色」に経年変化した
無垢フローリングを長く愛用してほしいと思います。
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