無垢フローリングの選び方
別に難しいわけじゃないと思いますが、
樹種で選ぶのか、色柄で選ぶのか、
温もりや、硬さといったことで選ぶのか、
自分が無垢フローリングに何を求めるかで、
選択肢は変わるし、選び方も変わると思います。
では、どんな選択肢があるのか?
私の考えをお伝えしたいと思います。
目次
色柄で選ぶか、樹種で選ぶか
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングにしたいという人で、
色柄を強く言う人は、ちょっと気を付けた方がいいと思います。
それは、無垢フローリングは、天然のものだから、
着色しない限りは、1本1本、色も木目も
違うからです。
ただ、同じ樹種であれば、「切り取る」部位によって、
多少の色や木目の違いはあっても、
概ね、方向性は同じだと期待できます。
といっても、「生き物」ですから、同じ樹種であっても、
「個体差」があります。
あまりにも小さな会社だと、品質の保証はしてもらえない
でしょうから、
ある程度、購入先の信頼度は必要ですが、
着色していない無垢フローリングを選びたいのであれば、
許容範囲の「個体差」の範囲であることを前提で、
好きな樹種で選ぶと、ほぼ間違いがないと思います。
樹種が決定すれば、木目や節の多さは別として、
概ね、木の質感はずれません。
硬さで選ぶか、温もりで選ぶか
無垢フローリングも、柔らかい樹種と、硬い樹種があります。
柔らかい樹種は、温もりがある代わりに傷が付き易いと
いった「欠点」があります。
そして、硬い樹種は、「ひやっと」冷たい感じがしますが、
傷が付き難いという長所があります。
つまり、自分が無垢フローリングにつく
傷を気にするのか気にしないのか、
それと、温もりを感じる無垢フローリングがいいのか、
それとも、足触りが冷たくてもいいのか?
そんなことを基準に選んでもいいと思います。
木目が好きか嫌いで選ぶ
無垢フローリングは、樹種によって、木目の出方が
違ってきます。
また、同じ樹種であっても、等級によって、
木目があるとか、無いとか、
節が多いとか、少ないといったように、
表情は変わります。
節が嫌いな人が節だらけの無垢フローリングを
選んでしまうと、
常時「人に見られている」感じがして、
嫌だという場合もあります。
また、節を気にしない人は、節がない木は、
本物の無垢っぽい感じがしないようで、
ある程度、木目があった方が、無垢フローリングの
納得感があるようです。
これは、好みの問題です。
そして、節のないもの、あるいは、少ないものというのは、
価格も高くなりますので、
予算の面からも、「選び方」が変わってくると思います。
床暖房するかしないかで選ぶ
無垢フローリングは、どんな樹種を選ばれても、
合板フローリングと比較すれば、
ある程度の温もりはあります。
だから、無垢フローリングにするのなら、
床暖房はいらないと考える人も多いと思います。
しかし、床暖房の気持ち良さは格別なので、
採用したいという方もいると思います。
その場合、どんなフローリングを選ぶかは
重要な問題になります。
床暖房用の無垢フローリングというのは、
そうじゃない無垢フローリングと、
加工や品質が違います。
床暖房用じゃない無垢フローリングを使って、
床暖房にすると、工事後、さまざまなトラブルが
発生する可能性があります。
一番の問題は、空いてくるということです。
夏場になると、ある程度は元に戻りますが、
乾燥した時期には、床が空いて、湿気の多い時期には、
元に戻るということを繰り返します。
つまり、床暖房用の無垢フローリングを選ぶ場合は、
そうしたことを考えておかないとならないということだし、
同じ床暖房用のフローリングであっても、
「堅い樹種」の方が、比較的伸縮もしないと思います。
といっても、やはり、ある程度、品質が
保証されているメーカーのものを使う必要があると、
思います。
塗装の種類で選ぶ
無垢フローリングを選ぶ際の選択肢として、
「塗装の種類」を考えることも、
選び方の大事な要素です。
大きく言うと、自然塗装と、化学塗装があるので、
自分は、どっちが好きなのかを考えた方が、
いい訳です。
「無塗装」という選択肢もありますが、
汚れとか、扱いやすさを考えると、
最低でも、自然塗装程度はしておいた方が、
気持ちが楽だと思います。
無塗装も魅力的ですが、食べこぼしや
ペットの粗相などに、いちいちハラハラするのでは、
気持ちいい生活を希望して無垢フローリングにしたとしても、
とても残念な感じになると思うからです。
結局、好き嫌いで選ぶのが正解
いかがでしょうか?
無垢フローリングの選び方といっても、
沢山の「選択肢」があります。
あれも、これも全部叶えてということは出来ないので、
好きな樹種とか木目で選ぶのが、
一番間違いがないように思います。
また、予算にもよるのですが、ある程度、
節や色違いは許容して、
無垢フローリングは、天然のものだから、
「個体差」があるのだという認識を持って、
その上で、信頼できるメーカーに頼まれたらいいと思います。
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