無垢フローリングの色の変化
時々いますが、
無垢フローリングは、色が変化しますから、
その色の変化も計算に入れないと、
選択を間違うことになると思います。
一生に一回の家づくり、失敗したくないと、
誰しも考えると思います。
では、無垢フローリングの色の変化を、どの程度
考慮すべきなのか考えてみたいと思います。
目次
経年変化を美しいと思えるか?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
私の会社では、沢山の種類の無垢フローリングを
製造販売しています。
無垢フローリングは、色があせるとか、
表面が剥がれるといった劣化はしません。
経年変化はしますが、経年劣化する訳ではないのです。
私は、その経年変化が美しいと思うし、
味わいがあると思うわけですが、
もし、そう思えないとしたら、
無垢フローリングを選ぶ価値が半減する気がします。
新建材である合板フローリングなどは、
出来あがった時が最高で、
あとは、商品価値が失われていく一方ですが、
無垢フローリングは、年々価値が益して行く
ように思うのです。
色の変化を計算しないと無垢フローリングは選べない
無垢フローリングは、どの樹種を選んでも、
年々色が濃くなります。
床、壁、天井のカラーコーディネイトに
命をかけても、数年後に、床の色は濃くなります。
もちろん素材によっては、壁、天井の色も
変化すると思います。
その変化を計算に入れて、色選びをするのが、
間違いがないと思います。
どんな素材でもそうですが、汚れが付くとか、
くすむといったことが起こってきます。
自然素材の塗り壁などは、比較的そうしたことが
起こり難いので、いつまでも綺麗ですが、
普通のビニールクロスの劣化は、
悲しい感じがします。
床に関しては、年々色が濃くなるという前提で
考えたいと思います。
無垢フローリングは、年々色が濃くなる
無垢フローリングは、経年変化の結果、
年々色が濃くなります。
特に、無塗装とか、自然塗装の製品の場合は、
顕著です。
無垢フローリングでも、ウレタン塗装で、
バッチリ固めているような製品の場合は、
塗装が傷まない限り、比較的長期間、
同じ色をキープしてくれます。
しかし、塗装が劣化したら、みすぼらしくなります。
つまり、「厚塗りの化粧」と同じようなことに
なってしまうのです。
最初の段階で、考え過ぎるのは無意味
無垢フローリングは、同じ樹種でも、
1本1本色が違います。
また同じ木であっても、中心部と、周辺部では、
色が違います。
全て同じ色に揃えようとすると、とても金額が
高くなりますし、そもそも入手困難です。
それに、無垢フローリングは、
年々色が濃くなっていきます。
つまり、最初の段階で、サンプルを見て
「微妙な」色合いにこだわっても、
希望の色の無垢フローリングが揃う保証はないし、
色も、年々変化するので、
最初にイメージした通りにはいかなくなるのです。
その色の変化を計算した上で、無垢フローリングを
選ぶべきだと思います。
樹種で選ぶのが一番
無垢フローリングにするのなら、
色の変化を計算して、年々色が濃くなるという
ことを前提にして、仕様を決定する。
その場合、好きな「木目」「樹種」で選ぶのが
一番いいと思います。
私の会社では、自然の木の持つ木目や色を
活かすために、塗装した無垢フローリングでも、
クリア塗装することにしています。
なので、より自然な色合いになっています。
無垢フローリングにするのなら、
そのように、木そのものの色を参考に、
年々色が濃くなるという色の変化を考慮し、
好きな木目、好きな樹種で選ぶのが、
いいと思います。
いかがでしょうか?
無垢フローリングの色の変化に関して、
ご理解頂けたでしょうか?
どんな樹種を選んでも、年々色が濃くなります。
その「色の変化」を考慮した上で、
床、壁、天井の色を決めて行くと、
あとで、イメージと違ったということが少なくなる訳です。
あと、無垢フローリングは、工業製品ではないので、
微妙な「色」を求める方には、不向きだと思います。
おおらかに、自然素材の気持ち良さを
大事にしたい方に向いていると思います。
無垢フローリングの選び方が分からない方は、
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