アトピッコハウス ブログ
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和室をフローリングにするには

2015/10/15
2018/05/30

和室をフローリングにするにはこんにちは!
無垢フローリング・遮音床材ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

和室をフローリングにするのは、難易度高いです。

無垢フローリングの施工事例

まずは、確実にDIYでは無理なので、
プロに依頼することを考えましょう。

和室といえば、床は畳の筈です。
畳は通常、55mmから、60mmの厚さがあります。

この「ミリ」で表現するところも、プロ特有です。

素人の人なら、5.5cmとか、6cmという方が、
「センチ」の方が、馴染みがあると思います。

さて、その畳の厚さが仮に、6cmあるとして、
畳を剥がすと、下地に「合板」が貼られていると思います。

あるいは、戸建住宅で、少し古いお宅だと、
巾の狭い板が貼られていて、

場合によっては、床下が見えるかもしれません。

いずれにしろ、畳を剥がすと、6cmほどの
段差が生じるので、

それを埋めないとなりません。

一般的なフローリングは、厚みが1.5cmほどなので、
畳が6cmあるとしたら、あと、4.5cmあります。

4.5cmもあると、合板を張るだけでは済みません。
一般的な合板は、1.2cmとか1.5cmなので、

厚さ3cmの木材(根太といいます)を30cm程度の間隔で
敷き並べて行って、

そのうえに、1.5cmの合板を敷いて、
それからフローリングを設置していけば、

合計6cmということで、

もともとの畳の厚さと同じになります。

また、畳の部屋には、部屋の周囲に
「畳寄せ」という木材が設置されているので、

その「畳寄せ」を残したままフローリングを設置すると、
和室の名残りが残った感じになります。

かといって、「畳寄せ」を取り外すのも、
難易度が高いです。

場合によっては、壁を傷つけてしまう場合もあるので、
工事が、更に大掛かりなものになってしまいます。

また、和室の壁は、「真壁」といって、
柱が見える形になっている場合があるので、

柱が見えない「大壁」に変更しようとすると、
やはり壁のリフォームもしないとなりません。

床だけフローリングになれば、
多少の見てくれは、気にしないということであれば、
たとえ、柱が見える「真壁」であっても、

そのまま工事していいと思います。

つまり、和室をフローリングにする目的が、
床だけの問題なのか、

部屋全体の問題なのかによって、
難易度が変わるということです。

いずれにしろ、素人の方がDIYでやるようなものではないので、
迷わず、プロに依頼しましょう。

フローリングの工事は難易度が高いです。

予算がないとしたら、
節のある材料とか、色違いの材料といった
お値打ちなフローリングを採用されるといいと思います。

無垢フローリングのいいところは、
経年変化が美しいということです。

5年もたてば、馴染んでくるので、
節の量や、木目、色違いなどを気にしなければ、

コストを抑えて、和室をフローリングにすることも
出来なくはないと思います。

部屋の用途を変更するといった時にも、
フローリングに張り替えるニーズというのは、
あると思いますが、

本格的に壁も天井も工事しなくても、
畳をフローリングに張り替えて、
壁の周辺部に、巾木という「裾隠し」を設置すれば、

それなりの格好になるのです。

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