アトピッコハウス ブログ
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床暖房用フローリングの含水率

2015/09/03
2018/05/30

床暖房用フローリングの含水率こんにちは!
無垢フローリング・遮音床材ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

床暖房用フローリングに関する問合せが増え始めました

無垢フローリングは、温かい

季節だなぁ~ と思います。
夏の暑い時期には、ほとんど問合せもありませんが、
秋冬に向かう季節になると、

床暖房用フローリングの話が話題に上っても、
違和感がありません。

先日も、ちょっとマニアックな質問がありました。
床暖房準対応として販売している

尾鷲ヒノキの含水率は、どれくらいか?
という質問です。

スタッフからは、10%程度です。
という回答をしましたが、

過去の私のブログ記事を読まれた方で、
床暖房用フローリングは、

含水率4%程度にしているのではないかといった
再度のご質問を頂きました。

確かに、「床暖房用」として作ったフローリングに関しては、
まず「絶乾」状態まで「木材」を乾燥させ、
その後、フローリングに加工します。

そのことを「半殺し」にすると表現する人もいますが、
含水率4%というのは、

木材を「半殺し」にするほど、木材にとっても過酷な作業なのです。
つまり、絶乾状態にすることで、

木材の伸縮を止める。
つまり、「生きた」木材特有の「伸縮」という特性を
殺す訳です。

ただ、一旦4%程度の絶乾状態にしても、
乾燥機から取り出すと、

空気中の水分を吸って、8%とか、10%程度に
含水率は上がります。

しかし、一旦「半殺し」にしたフローリングは、
通常の乾燥をした

「生きている」フローリングと違って、
伸びたり縮んだりといった伸縮の機能が、低下するのです。

また同時に、無垢フローリング特有の「調湿性能」も、
フローリングを「半殺し」にすることによって、

性能が下がります。

要は、湿気の影響を受け難くするから、
伸縮しないわけであって、

それが、床暖房用フローリングの特徴ということになるのです。

あまり強烈な乾燥(熱処理)をすると、
調湿性能もなくなりますが、

木材が枯れた感じになるので、
乾燥の度合が、重要なのです。

アトピッコハウスには、床暖房用フローリングも
ありますし、
床暖房準対応フローリングもあります。

「床暖房用」とうたっている商品に関しては、
含水率も低くしていますし、

床暖房用の塗装もしています。

ただ、「床暖房準対応」と表示している尾鷲ヒノキに関しては、
床暖房用の強引な熱処理はしていませんし、

含水率も、床暖房用ほど低くしていません。

しかし長年の経験で、尾鷲ヒノキの無垢フローリングは、
床暖房用としても、大きなトラブルがないので、

「準床暖房」と言って、販売しているのです。

床暖房用のフローリングは、強烈な熱処理の影響で、
艶がなくなります。

水分と一緒に、油分も奪われてしまうからです。

最後に塗装をして仕上げますから、
失われた油分も、艶も取り戻すことが出来ますが、

もし、ナチュラルな感じがよいのであれば、
あまり強引な「熱処理」をしていないフローリングを

お勧めしたいと思いますね!

せっかく無垢フローリングにするのなら、気持ちよく快適で、
床で「ゴロゴロ」して欲しいと思います。

だから、アトピッコハウスの無垢フローリングは、
「ごろ寝フローリング」と言います。

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