フローリングメーカーは皆同じ？

フローリングメーカーは皆同じ？こんにちは！
無垢フローリング・遮音床材ブログを運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

アトピッコハウスがフローリングメーカーになって、
既に15年近くの年数が経ちます。

最初は、マンションデベロッパーの技術顧問に就任した際、
品質の高い無垢フローリングを

大量供給できる体制を整えて欲しいという
ご要望を頂いて、

フローリングメーカー各社、フローリング製造工場、
製材所等々を当たっていった訳です。

国産のフローリング、輸入材のフローリング等、
各種を検討し、その過程で、

アトピッコハウスでも、自社で
フローリングを製造販売するようになったのです。

といっても、製造工場を作った訳ではありません。

自社の企画で発注し、全責任を持って、
販売するようになったのです。

フローリングと一口に言っても、
工場によって、品質はピンキリです。

それは、技術的な面だけではなく、
人格的なものも含めてです。

真面目に誠意を持って、いい製品を作ろうと
頑張ってくれていて、

加工の技術も優れていれば、
「素晴らしいフローリング」が出来るのです。

私も、マンションデベロッパーの技術顧問という立場もあって、
国内外の製造工場を数多く見てきました。

その過程で、随分目が肥え、知識も増えました。

アトピッコハウスでは、無垢フローリングしか扱って
いませんが、

フローリングには、「見た目」「加工品質」「樹種」等に
よって、各種のグレードが存在します。

その品質を無視して、
無垢フローリングなら、どれも一緒というのでは、

施工後に、こんな筈ではなかったと思う場合も
出てくると思うのです。

節は多くても構わない、木の色が違っていても構わない。
割れたり、反ったり、隙間が空いても構わない。

フローリングに出来さえすれば、
それでいいというのなら、

価格優先で、フローリング選びをすれば、いいと思います。

私も、沢山の工場を見ていますから、
工場によって品質のバラツキがあることを

100も承知しています。

フローリングメーカー独自に自社工場を持って、
自社で製造販売している場合もあれば、

うちのように、協力工場に、
製造を委託するケースもあるのです。

どちらがいいというつもりはないのですが、
私の会社は規模が小さいので、

自社工場を持つなどということは、有り得ないし、
また自社工場を持つと、

工場の採算を取るために、
常に工場を稼働させておかないとなりません。

巨大なメーカーであれば、
それも可能でしょうが、

そんなフローリングメーカーは、多くありません。

大抵は、うち同様に、
協力工場に製造を委託するか、

商社に頼んで、仕入れているのです。

フローリングで一番大事にしたいことは、
品質を担保することです。

天然の木材なので、2本として、
同じ木材も、同じ木目もありません。

それが、天然木の魅力です。

しかし、フローリングメーカーとしては、
ある程度、色の均一性を図り、

品質を担保しないと、
天然のものだから仕方ありませんとは言いにくい。

とはいっても、プリントした紙やシートを貼った
合板フローリングのようにはいかないので、

やはり多少のバラツキはあります。

しかし、それもまた魅力の１つだと思うのです。

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