無垢フローリングの施工にスペーサーは必要か?
意図的に「隙間」を空けるためのものです。
なぜ、無垢フローリングを施工する際に、わざと
隙間を空けるのかというと、施工後のトラブルを避けるためです。
では、無垢フローリングを施工する際にスペーサーを
使わなかったら、どんなトラブルが起きる可能性があるのか、
またトラブルを避けるためには、どんな配慮が必要かといった
ことを書いてみたいと思います。
目次
スペーサーの使用目的は、適度な隙間の確保
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無垢フローリングを施工する際にスペーサーを使うのは、
まさにフローリングとフローリングの間に「適度な」隙間を
確保するためです。
といっても、「夏場の施工」と「冬場の施工」では、
要領が違います。
無垢フローリングは、湿気によって、伸縮します。
それは、夏場の湿気が多い時期には、湿気を吸って、
伸びるということです。
そして、冬場の乾燥している時期には、湿気を吐き出して、
縮むということです。
したがって、夏場の無垢フローリングが「伸びてる」時には、
「意図的な隙間」を空ける必要はないので、
スペーサーは要らないということになります。
夏場の施工でスペーサーは、必要ない
スペーサーを使用して、無垢フローリンングを施工するのは、
乾燥して、無垢フローリングが縮んでいる時期です。
夏場は、伸びていますから、「隙間」を空けて
張ったら、冬になったら「隙間」が、さらに大きくなります。
夏場は、スペーサーを使って、隙間を空けるどころか、
隙間が空かないように、「強く」打ち込んで、
ジョイント部分に隙間がないように張っていきます。
これをやっておかないと、冬になると、
フローリングのジョイントの部分に「隙間」が出来て
しまうのです。
乾燥した冬の時期は、隙間が必要
冬場に無垢フローリングを施工する際には、
意図的な隙間を空ける必要があります。
そこで登場するのが、スペーサーです。
定規のようなものとか、ダンボールのような
ものがありますが、1mmにも満たないような薄いものです。
無垢フローリングの冬場の施工の場合は、
均一で、等間隔に「意図的な隙間」を設けながら、
施工して行きますので、スペーサーが役立つ訳です。
熟練した大工さんであっても、なんの道具もなく、
均一で「意図的な隙間」を作りながら、
無垢フローリングを貼って行くのは至難の業ですから、
スペーサーを使うのです。
スペーサーがあれば、安心・安全
スペーサーは、1mmにも満たない薄いものだと
ご説明しました。
無垢フローリングの施工は、熟練した職人さんの
仕事ではありますが、
一番難しいのは冬場においては、
「意図的で均一な」隙間を空けながら貼っていくことですから、
スペーサーを使って施工すれば、普通の職人さんでも、
無理なく工事できるのです。
特に、冬場の施工の方が、注意が必要だし、
工事が難しいと思います。
名刺でも、スペーサーの代用になる
無垢フローリングを施工する際に使用する
スペーサーは、紙や金属で出来ていますが、
名刺程度の厚みですから、専用のスペーサーが無い時には、
名刺で代用してもいいと思います。
無垢フローリングは、長さ方向には、あまり伸縮しません。
主に、伸縮するのは、フローリングの巾方向です。
だから、巾方向にだけスペーサーを挟みながら、
施工していくのです。
いかがでしょうか?
無垢フローリングの施工には、スペーサーを使うべきだし、
特に、冬場の施工においては必須であることが
ご理解頂けたでしょうか?
夏場は、無垢フローリングが膨張していますから、
隙間なく強めに貼っていきます。
しかし、冬場の無垢フローリングの施工は、フローリングが
収縮していますから、
均一で、意図的な隙間を空けながら、貼っていかないとならないのです。
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