アトピッコハウス ブログ
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無垢フローリングの塗装のお勧めは?

2018/04/12
2018/05/30

無垢フローリングの塗装のお勧めは?無垢フローリング選びで迷う、もう1つのことが、
塗装をどうするかといったことですね。

無塗装という選択肢がない訳ではありませんが、
日頃のメンテナンスを考えると、無塗装という訳にもいかない。

やはり、無垢フローリングと言えども、何かの
塗装はした方がいいと考える訳です。

では、どんな塗装がお勧めなのか? 少し書いてみたいと思います。

まずは、塗装、無塗装の判断

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
無塗装の無垢フローリングというのは、
昔風で言うと、糠袋(ぬかぶくろ)で擦って、

米ぬかの油分で、フローリングを保護します。

あるいは、人間の足裏からも「油」は出ますから、
それで、自然と油分を補給する形になります。

しかし、無塗装の無垢フローリングは、
それなりに汚れます。

汚れても、見苦しくなっても構わないというのであれば、
無塗装でもいいと思いますが、

ある程度綺麗に保ちたいと考えたら、
多少の塗装なり、保護は考えた方がいいと思います。

では、どんな方法で、無垢フローリングを保護できるのでしょうか?

自然塗装と、化学塗装

無垢フローリングの塗装としては、植物系や
動物系の原材料を使った「自然塗料」と、

石油系の原材料を使った「化学塗料」とがあります。

それぞれメリットもデメリットもありますが、
どちらを選ぶかは、好み次第ということになります。

では、いったい、自然塗料と、化学塗料にも
どんな特徴があって、どんなメリット、デメリットが
あるのでしょうか?

自然塗装のメリット、デメリット

自然素材のメリットは、足触りの良さにあると思います。
自然塗料とは、植物や動物といった天然の原材料を

成分として作っています。

無垢フローリングの表面に、強い「塗膜」が出来るものではないので、
無垢フローリングの素材感が残ります。

つまりナチュラルな訳です。

しかし、塗装の耐久性は低いので、化学塗料よりも、
頻繁に塗り替えが必要になります。

それが、自然塗料のデメリットということになると思います。

水性と油性があり、もちろん、無垢フローリング表面に
バッチリ塗膜が出来るタイプの塗料もあります。

しかし、普通に「自然塗料」と言う場合は、
無垢フローリング表面に塗膜ができるタイプではなく、

フローリング内部に染み込んでいくタイプのものを言います。

化学塗装のメリット、デメリット

化学塗料とは、石油系の原材料を作った塗料のことです。
こちらも、水性と油性がありますし、

フローリング表面に塗膜が出来るタイプと、
内部に染み込むタイプがあります。

ただ、主に「化学塗料」というと、無垢フローリング表面に
「塗膜」が出来るタイプの塗料をイメージします。

石油系の原材料だから、必ずしも「身体に悪い」ということは、
ありません。

塗料を融かす溶剤なども、シンナーのように
揮発性があって、危険なものではなく、

紫外線に反応して固まるUV塗装なども普及しているので、
化学塗料だから避けた方がいいとは言えません。

バッチリ「塗膜」が出来る塗料は、水を弾き、
汚れを寄せ付けません。

但し、自然塗料とは違って、木材の呼吸を妨げるので、
無垢フローリングが調湿性能を発揮できなくなります。

では、オイルを塗るだけでは?

無垢フローリングを、塗装するか、塗装しないかといった
判断の中で、もう1つ選択肢があります。

それは、「オイル」を塗っておくという選択肢です。
乳液状のワックスでも、いいと思います。

オイルの塗れ色が付くだけで、
汚れを弾いてくれますし、

目立たなくなります。

いかがでしょうか?

無垢フローリングを採用するなら、無塗装ではなく、
最低でも自然塗装程度の保護はしてあげた方が、

いいと思います。

しかし、自然塗装と、化学塗装では、仕上がりも違うので、
どちらが好みに合うかを考えた上で、

選択した方がいいと思います。

私のお勧めは、断然、自然塗装です。
塗膜がバッチリ付く化学塗料だと、

無垢フローリングの質感も、足触りも失われてしまうので、
勿体ないと思います。

ただし、汚れ防止とか、撥水性を希望する場合は、
ウレタン等の化学塗料でも良いかも知れません。

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