フローリング、幅広はなぜ高いのか
手に入り難いし、価格も高いです。
では、幅広のフローリングは、なぜ、
価格が高いのか、簡単に解説してみましょう。
目次
幅広は、そもそも希少性がある
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
フローリングも、合板フローリングなら、
幅広のフローリングでも、簡単に作れますから、
巾が広いとか狭いで、それほど価格が変わるということは
ありません。
しかし、無垢フローリングの場合、貼り合わせて作る
という訳ではないので、
巾の広いフローリングは、手に入りにくく希少性もあり、
必然的に価格も高くなるという訳です。
なぜ、合板だと幅広も安いのか?
複合フローリングと呼ぼうが、高耐久フローリングと呼ぼうが、
どちらも一緒の「合板フローリング」です。
そして、合板フローリングは、台板になる
合板のうえに、プリントしたシートを貼ったり、
突板という薄い板を貼って作ります。
つまり、木目を印刷したシートですから、
いくらでも、幅広に作れるし、
価格も安くて済む訳です。
無節とか、欠点なしは更に希少
材木には、成長の過程で、節や木目がついてきます。
それを「板状」や「柱状」にカットする際に、
部位によって、節が出たり、
木目が出たりと、意匠上、よろしくない感じに
なることがある訳です。
つまり、節も木目もあって当然なのですが、
まれに節のない材料も取れたりします。
それは、「たまたま」カットした板に、節が無かったというだけです。
魚の切り身で言えば、トロのようなものです。
取れる量が少ないので、価格も高くなって
当然な訳です。
ユニしてない商品は、希少
無垢フローリングといっても、一般的な製品は、
30cm程度の短い板を繋ぎ合わせて、
1,820mmという「定尺」に仕上げます。
この作業のことを「ユニ」と呼びますが、
ユニしていない製品も無い訳ではありません。
ただし、欠点のない幅広のフローリングは、希少価値があり、
手に入らない訳ですから、高いに決まっています。
そして、節のない部分だけを使いたいとなると、
短い木を、1つ1つ丁寧に貼っていかないとなりません。
つまり、工事に手間暇が掛かるのです。
無垢3層を無垢として扱うか?
そこで登場してきているのが、無垢3層といった
合板フローリングです。
5mm程度にスライスされた板を3枚貼り合せて、
15mmにします。
層と層の間には接着剤を使いますから、
完全な無垢とは言えないかも知れません。
しかし、どこまでを許容するかは、
本人次第ということになると思います。
つまり、いい物は高い訳ですから、
どの程度の予算が捻出できて、
どの程度、フローリングのために使うのか?
そうしたことを事前に決めておかないと、
トラブルの原因になると思います。
幅広のフローリングで、節とかの欠点もなくて、
長いものだと、樹種にもよりますが、
相当高くなります。
なので、予算と価値観で決めて行くしかないと思います。
いかがでしょうか?
フローリングで、幅広のものが、なぜ
高くなるかをご理解頂けたのではないでしょうか?
希少価値のあるものは、どうしても高くなります。
また樹種によって、価格は変わってきます。
もし、希少性のある樹種でなくても良くて、
節なども、それほど気にならないというのであれば、
幅広のフローリングであっても、
お安く手に入れることが出来るのです。
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