無垢フローリングの意味をお調べの方へ
検索される方がいらっしゃいます。
少し前なら、「無垢」しかなかった訳ですが、
新建材と呼ばれる無垢以外のフローリングも登場してきて、
無垢フローリングが特殊な物のような印象を
与えるまでになりました。
では、無垢フローリングとは、いったいどんなもので、
「無垢以外」のフローリングと、どう意味が違うのでしょうか?
目次
無垢とは、そのままの意味
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの後藤坂です。
「無垢」とは、「純真無垢」みたいな使われ方をする通り、
100%天然木といった意味合いだと思います。
フローリング以外でも、天然木をそのまま使ったものは、
「無垢〇〇」とか「無垢材〇〇」と言います。
フローリングの場合でも、
無垢フローリングとか、無垢材フローリングと言いますが、
同じものです。
そもそも昔は無垢しかなかった
工業技術が発展する前は、無垢しかありませんでした。
無垢は、暴れるとか狂うと言って、
敬遠する人もいますが、しっかり乾燥させて
キチンと製品加工されていれば、
それほど心配することもありません。
でも、無垢フローリングと、それ以外のフローリングとでは、
どんな違いがあるのでしょうか?
無垢以外と言えば、合板とか新建材
無垢以外のフローリングが登場したのは、
戦後の話です。
「合板フローリング」とか「複合フローリング」とか、
「カラーフローリング」「高耐久フローリング」等々、
色々な呼び方をしますが、
一番ポピュラーなものは、合板の上に、
薄くスライスした「突き板」と呼ばれる無垢の木を貼ったものとか、
合板の上に木目をプリントしたシートを貼ったものです。
最近は、巾の細い合板フローリングも登場していますが、
標準的な物は、30cmほどの巾があって、
長さも、2メートル近くあるものです。
畳1枚分ほどの大きさの合板を下地にしていますから、
木目のシートを貼ったあとで、
30cmほどの巾にカットする訳です。
その後、本物の「無垢」に見えるように、
7.5cmとか、9cmほどの幅で、
溝を掘ります。
本物の無垢フローリングが、7.5cmとか9cmの幅である
ことを真似るのです。
また、表面の0.何ミリとかが無垢で、
その下は合板なので、傷が出来ると、下地が現れる
といったことも起こります。
無垢は、1.5cmとか、1.2cmといった
フローリングの厚み全てが「無垢」ですから、
たとえ剥げても、下地が出るということがありません。
無垢フローリングの意味を調べている人にとっては、
こんなことが気になるのではないかと思います。
無垢フローリングは、動く
無垢フローリングと、合板フローリングの意味の違いは、
伸縮のし易さもあると思います。
樹木は、高さ方向と、太さ方向では、
伸縮率が違います。
フローリングに加工した際にも、長さ方向と、
巾方向で伸縮率が違い、
巾方向の方が、長さ方向よりも、伸縮率が大きいのです。
だから、施工する際には、その伸縮率も計算に入れて、
季節を加味して、床に貼って行く訳です。
合板フローリングの場合は、木材の伸縮率を
均一にするために、下地の合板は、
繊維方向を、交互に重ねて、奇数枚数にすることで、
縦横の伸縮率を同じにしています。
無垢フローリング同様に伸縮しない訳ではありませんが、
1枚1枚接着剤で固めているので、
伸縮しにくいという訳です。
温もりがあるのも、無垢フローリング
合板フローリングは、接着剤で固めていますから、
冷たい感じがします。
たとえば、冬場の深夜、はだしで、合板フローリングに
触れたシーンを想像してみてください。
心臓が止まるほど、ヒヤッとします。
これは、接着剤で固めているせいです。
それに反して、無垢フローリングは、素足で触れても、
ヒヤッとしません。
温もりが感じられます。
それは、天然の木材には、水を吸い上げるための、
通り道が沢山あって、それが、
「空気層」となって、断熱性を発揮しているのです。
柔らかい樹種は、より沢山空気層がある証拠で、
より一層、温もりを感じます。
ただし、柔らかい木は、傷が付き易いとも言えます。
いかがでしょうか?
無垢フローリングの意味を知る手助けになったでしょうか?
無垢フローリングは、天然の樹木を原料にして、
そのままフローリングに加工しています。
合板フローリングと違って、
30cmほどの長さの板を縦方向につなぎ合わせて、
2メートルほどの長さにしますから、
途中途中にフィンガージョイントと呼ばれる「継ぎ目」があります。
それが普通だし、一般的です。
合板フローリングの場合は、無垢のそうした「形状」を
真似して作る訳です。
無垢フローリングでも、フィンガージョイントしていない
「1本もの」と呼ばれるものもありますが、
量も種類も少なく、値段も高いので、
あまり一般的ではありません。
無垢フローリングの選び方が分からない方は、
こちらの「無垢材選びのコツ」メール講座を
ご活用ください。
無料で、資料・サンプル差し上げます
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
無料の資料をご請求頂き、工事を依頼される業者さんに、
アトピッコハウス製品を使って欲しいとご依頼ください。