自然素材クロスのための、でんぷん糊改良しました
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、ごとう ひろ美です。
すっぴんクロス専用でんぷん糊「こむぎちゃん」
地味に&大きく改良しました!
きっかけは、
はなまる工務店の住まい工房タキハラの社長からの詳細なフィードバック。
有難いな~。
貼った職人さんからは慣れていないこともあり「やりづらい」という声があります。
詳しく聞くと、「のりがむらにつくことがある」とか、
「説明書に載っている乾燥時間だとうまくいかない場合もある」とか、
「やはり継ぎ目が気になってしまう」とかがありました。
慣れや丁寧さ、技術、連携もあるかと思います。
思ったほど作業的に伸びない、ということもあり、
単価があまり安くならないということもあります。
オープンタイムは、水の分量に左右されます。
柔らかく練ると量は増えますが、スピーディに乾燥してしまいます。
すっぴんクロスは、透湿性が高いのでビニールクロスと違い、
糊がどんどん乾いてしまいます。でんぷん糊をビニールクロスに使うと、
そんなに乾燥が気にならないのは、
すっぴんクロスの特性なんです。
乾きが早すぎると、施工が大変なので、
雑になり、仕上げが美しくないという悪循環が始まります。
発売以来10年、
ずーと言われ続けてきたことですが、
ふと「工夫できるんじゃない?」と、思っちゃった私。
すっぴんクロスの透湿度を下げるか、
でんぷん糊の成分を改良するか、方法は二つ。
検討の結果、
保湿効果が期待できる商品添加物を加え、
でんぷん糊を小さく改良することになりました。
同時に、施工要領書を改定し「水分量を多くしないでね」ということを、
バーン!と目立つように変更しました。
こむぎちゃんは、すっぴんクロスのための糊です。
使い勝手が少しでも改善されれば、
気持ちの良い家で暮らせる人が、たくさん増えることになる。
今回使わせていただいたすっぴんクロスを使った部屋ですと、
全体的にちょっとやわらかく包まれた感じになる気がします。
優しい感じの自然素材の家には適していると思いますが、
シャープに、コントラストをはっきりさせるような感じが好みの方には
薦めにくいかもしれないなと思いました。(私の勝手な思い込みですが)
家づくりの打ち合わせで離婚しちゃうご夫婦もいますが、
家が気持ちが良いと、
仲良し家族になるかのは、家に包まれている安心感が強いのかもしれませんね。
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