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遮音シートや吸音パネルとは?防音材の種類や効果を解説

2025/03/26
2025/03/26

近年急増している『騒音トラブル』。特にマンションなどの集合住宅にお住まいの方は「うちは大丈夫かしら…?」「しっかり防音対策をしないとトラブルになりそう…」と不安に感じている方も多いのではないでしょうか。

防音対策を実施する際に役立つのは「防音材」です。しかし、単に「防音材」と言ってもシート状やパネル、ボードなど様々な種類があるのはご存知でしょうか?

「防音材なんてどれも一緒でしょ?」とお思いの方。それはとても危険です!

なぜなら防音材の種類によって性能が異なるため、適切な防音材を使用しないと防音効果が軽減してしまうからです。結果、再度対策をしなくてはいけなくなり思った以上に費用が高く掛かってしまうなど、残念な結果になってしまいます。

今回は様々ある防音材の種類や効果について詳しく解説していきます。防音対策をこれから実施しようとお考えの方は是非参考にしてみてください。

アトピッコハウスには床の防音対策に効果的な遮音材「わんぱく応援マット」という商品があり、騒音トラブルになりやすいマンション床の防音対策に最適です

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目次

防音対策の必須アイテム!遮音シートや吸音パネルとは?

自然素材の内装専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。

まず「防音対策をしよう!」とインターネットなどで調べると「防音材」という言葉がたくさん出てくると思います。そこからさらに詳しく調べると「遮音シート」や「吸音パネル」など聴き慣れない言葉も出てきて頭の中が「??」になるかもしれません。

この「遮音シート」や「吸音パネル」などというのは、それぞれ「遮音性能」「吸音性能」を持っている防音対策をする上での必須アイテムとなるので、しっかりとチェックが必要です。

そもそも防音材って何?

ではそもそも防音材とは何?という事ですが、まず「防音」とは音を防ぐための性能を持つ素材を使用し、室内から外部へ音が漏れないようにしたり、外部の騒音が室内に入ってこないようにする事を意味します。

そして「防音材」とは、音を防ぐための性能を持つ「遮音材」や「吸音材」といった製品の総称のことを指します。

防音性能を表す「遮音」や「吸音」って?

先ほど「遮音材」「吸音材」という言葉が出てきましたが、それぞれの性能やどんな種類があるのか詳しくご紹介します。違いを知ることでより効果的な防音対策ができるのでしっかり確認をしていきましょう。

遮音と遮音材の効果

まず「遮音」とは、空気中を伝わってくる音を通さず跳ね返すことで音の侵入を防いだり、外部へ漏れないようにすることを意味します。

そしてこの遮音の性能を持つ防音材を「遮音材」と言い、遮音材を設置することで空気中に伝わる音波を遮ります。遮音材の素材はコンクリートや鉄板、石膏ボードなどがあり重く密度のある素材のものほど遮音効果が高くなります。

しかし、コンクリートや鉄板などは高い性能を発揮しますが、設置するには大掛かりな工事が必要となるため費用も多く掛かることが多いです。

アトピッコハウスの床の遮音材「わんぱく応援マット」はフローリングの下に敷き込むだけの簡単な施工で費用も抑えることができ、高い遮音性能を確保した防音マットです

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吸音と吸音材の効果

「吸音」とは、空気中に伝わる音波の振動を熱エネルギーに変え吸収することで音を減衰させる性能の事を指します。

そしてこの性能を持つ防音材を「吸音材」と言い、室内に設置することで反響音を軽減させたり残響音を調整する効果があります。

吸音材は無数の小さな穴が開いた「多孔質」な素材が使われていることが多く、主にグラスウールやウレタンスポンジ、フェルトなどがあります。この多孔質性の素材の中に音波が当たると、その中の空気が振動する際に摩擦が起き音のエネルギーが熱エネルギーに変換することで吸音効果を生じます。

これらの吸音材は使い勝手も良くコストも抑えられる為、防音対策が必要となる多くの場所で使用されています。

遮音材・吸音材の種類とは?シートやパネルなど様々ある

音楽

これまで遮音材や吸音材それぞれの効果を解説しましたが、これらには様々な種類と用途があります。ここからは遮音材や吸音材でよく使用されている種類についてご紹介します。

遮音材・吸音材の種類:シート

遮音シートはその名の通り、1㎜〜3㎜ほどの厚さの遮音材で主に窓に使用するのがおすすめです。このタイプはホームセンターや通販サイトでも購入でき手軽に使えるのが利点です。薄いためカットもしやすくDIYで作業もしやすいです。しかし利点もある一方、遮音シートはその薄さゆえ他の遮音材に比べて遮音性能が低いため、吸音ボードなど他の防音材と併用することが大切になります。

遮音材・吸音材の種類:パネル

パネル状の物もよく吸音材として使われます。音が当たる正面に貼ったり置いたりする事で高い効果を発揮し、パネル内に音が入るとパネル内の素材と摩擦が生まれ音を軽減させます。ウレタンスポンジやポリエステルなどの素材が使用されておりデザインも豊富なので、お部屋の雰囲気に合わせて選ぶ事もできます。置くタイプのものは賃貸でも使用しやすいので便利です。

遮音材・吸音材の種類:ボード

吸音材には有孔ボード(パンチングボード)と呼ばれる種類もあります。これは無数に開けられた孔(穴)がある板の事で、よく音楽室や体育館の壁に使用されているので一度は見たことがあるかと思います。

この孔(穴)の中に音が吸収される事で音を減少させる効果があり、無駄な反響音を抑える事ができます。しかし、有孔ボードの背面は他の防音材や空気層がないと効果が出ないので使用する際は注意が必要です。

遮音材・吸音材の種類:マット

マット状のものは主に床の防音対策に使用され、ナイロンやポリエステル、ポリ塩化ビニルなどの素材で作られています。「防音マット」と呼ばれるものは、ジョイントマットや防音カーペット、コルクマットなど様々なものがあり、ホームセンターや通販サイトなどでも安く購入できるものが多いです。

「防音マット」は遮音や吸音機能を備えたマットの総称で、空気中に伝わってくる音を跳ね返す「遮音」と音を吸収する「吸音」の二つの性能で防音効果を発揮します。

しかし、ジョイントマットやコルクマットは扱いやすく掃除もしやすいですが、遮音性はあまり高くないため、商品を購入する際は性能が高いものを選びましょう。

アトピッコハウスの床の防音材「わんぱく応援マット」は床材との組み合わせで遮音等級L40の高い性能を発揮するため、マンション床の足音対策にも効果がありご好評を頂いています

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遮音シートや吸音パネルを貼ればそれで防音対策は大丈夫なの?

防音対策をしたいからと言って、ただ闇雲に遮音シートや吸音パネルなどの防音材を使用すれば良いというわけではありません。使い方を間違えると防音効果を発揮せず逆効果になってしまうこともあるので、遮音材・吸音材を使用する際の注意ポイントをご紹介します。

ポイント1:遮音性が高すぎると反響しやすくなる

遮音性が高すぎると音が室内に反響しやすくなってしまうため、結果防音効果が軽減してしまいます。そのため、音を吸収する吸音材と組み合わせることで音の反響を減らしてくれます。

ポイント2:吸音性が高すぎると物足りなさを感じることも

楽器を演奏する部屋やオーディオルームなども防音対策は大切ですよね。しかし、吸音性が高すぎると反響音が減ってしまうため音の響きがなく物足りなさを感じることもあります。そのため、吸音材の位置や量に気をつけたり、遮音材と組み合わせて使用することが大切です。

ポイント3:吸音材は湿気を含みやすい

吸音材を設置する環境にも気を付けましょう。なぜなら吸音材は空気の層が多くあるので、その中に水分を含みやすくなり、吸音材の重量が増えると吸音効果が減少してしまうからです。吸音材を設置する際はその場所の湿度管理も意識しましょう。

ポイント4:遮音材や吸音材は貼る順番が重要

壁の防音対策をしたい場合『吸音材→遮音材→壁』の順番で貼ると良いでしょう。まず吸音材で音の反響を減少させて、遮音材で外からの音を遮断させるので、その結果防音効果が高くなります。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は日本建築学会が規定するマンション床の遮音性を表した「遮音等級L 40」の基準を満たした商品で、床材との組み合わせによって高い遮音性能を確保しています

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遮音シートや吸音材がなくても出来る防音対策

リビング

すぐ防音対策をしたい!でも遮音シートや吸音材が手元にない…という場合にもちょっとした工夫や意識で防音対策は可能です。ここからは今すぐできる防音対策をご紹介します。

タンスなどの大きな家具を移動する

建物の構造上壁が薄い場合は、音を防ぎたい側の壁にタンスや本棚などの大きな家具を置くことでも防音対策ができます。さらにタンスや本棚の中に入っている洋服や本が吸音効果を発揮するので部屋の模様替えを実施するのも一つの防音対策と言えるでしょう。

ポイントとして、家具を置く位置は壁ぴったりではなく、少し隙間を作ることで空気の層ができるため防音効果が高まります。

手持ちのカーペットやラグを敷く

手軽に床の防音対策をしたい場合は、持っているカーペットやラグなどを敷くだけでも下階への防音対策ができます。その際はなるべく厚手のものの方が防音効果は高いので選ぶ際は確認をしましょう。カーペットやラグは様々なデザインがあるので自分の好みに合うものを購入することもできます。さらに、椅子の脚に専用のカバーをつけることでも椅子を引くときの音が軽減され、床への傷付きも防いでくれます。

夜間や早朝にはなるべく家電を使用しない

一人ひとり音に対して意識をすることも大切です。就寝中の方が多い夜間や早朝には洗濯機や掃除機を使用するのを避けるのも防音対策になります。洗濯機や冷蔵庫などはモーターの振動音が壁を伝い響きやすくなるので、家電と壁の間に隙間を作って置くことがポイントになります。

ドアや窓に隙間テープを貼る

ドアや窓に隙間を防ぐテープを貼ることも防音対策になります。特にドアの下には空気の循環をするために元々隙間があるので、音漏れがしやすいのです。窓を隙間テープで貼ることで防音はもちろん、冷気が入ってくるのも防いでくれるので一石二鳥です。

家の中でスリッパやルームシューズを履く

ドタドタとした足音が気になる場合はスリッパやルームシューズを履くことでも音の軽減になります。しかし、スリッパなどを履けば安心というわけではないので、歩き方に気を付けることも大切です。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は既存のフローリングの上に敷き込み、更にその上にお気に入りのラグなどを敷けばお部屋の雰囲気も壊さず防音も取ることができます

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まとめ

リビング

防音対策をやる上で必ずと言っていいほど使用する遮音材や吸音材。今回はそれぞれの特徴や種類、効果などを解説しました。

遮音材・吸音材と言ってもシート状やパネル、ボード、マットなど種類も豊富でどんな音を防音したいかやどこを防音したいかによって使用する種類が変わります。そして、遮音材・吸音材は単体ではなく併用して使う事で高い性能を発揮するため、それぞれの特徴を理解し使用することが大切です。

正しい防音対策方法とひとり一人の意識で、トラブル無く快適で安心できる生活が送れるといいですね。

床の防音対策に最適なアトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は床材との組み合わせで遮音等級L40の高い性能を発揮するため、子どもの足音対策にもおすすめです

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よくあるご質問

遮音材や吸音材はどんな種類がありますか?

遮音材・吸音材にはシート状やパネル、ボード、マットなどの種類があります。それぞれ最適な使用場所が異なるので、「どの場所を・どんな音を防音対策したいか」をしっかり確認して使用することが大切になります。アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は床に敷くタイプの遮音材で、子どもの足音が気になる方にご好評いただいています

遮音シートを貼るだけで防音効果はありますか?

遮音シートはホームセンターなどでも手軽に購入でき、カットも簡単にできるのでDIYもしやすい遮音材です。ただ、シート状のものは薄いので高い防音効果は期待できません。そのため、吸音材と合わせて使用すると防音効果が高まるので遮音シートなどの遮音材を使用する際はしっかりチェックをしましょう。アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は他の床材と組み合わせて使用することで、足音や生活音の防音対策に最適な最大遮音等級L 40の高い防音効果が期待できます

遮音シートや吸音材を使用する際の注意点はありますか?

遮音シートや吸音材は単体ではなく、組み合わせて使用することで高い防音効果を発揮します。なぜなら遮音性が高すぎると音が反響しやすくなってしまい、更に吸音性が高すぎると反響音が減ってしまうので物足りなさを感じることもあるからです。そのため、しっかりとした防音効果を出したい際は、遮音材・吸音材を適切に組み合わせて使用することが大切になります。

吸音材を置くだけで防音効果はありますか?

吸音材には様々な種類があり置くだけのタイプも人気です。このタイプのものは部屋の角に置くだけで簡単に防音対策ができ、賃貸物件でも使用しやすい吸音材です。しかし、音を逃す吸音材だけでは防音効果があるとは言えないため、遮音材と組み合わせて使用することでさらに防音効果を高めます。

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アトピッコハウスは、無垢、珪藻土、漆喰、クロス、畳などオリジナルの自然素材内装材を、製造する会社です。

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