人気の内装リフォーム「クロス(壁紙)仕上げ」のメリット・デメリットを徹底解説
住宅リフォーム会社の情報サイトを見ると内装リフォームには珪藻土や漆喰などの塗り壁や、左官仕上げ、木材、塗装、クロスなど様々な加工・仕上げ方法や種類があり、情報量の多さに迷いを感じている方もいるのではないでしょうか?
特に子育て世代や、共働き世帯では、失敗しない選び方をしたいものです。
この記事では、壁紙リフォームの際に検討したい方に「クロス(壁紙)仕上げ」について、メリット・デメリットを比較し、楽になる壁紙の選び方情報をご紹介、詳しく解説します。住宅リフォーム会社や施工業者に相談する際の参考にしながら、我が家のインテリアにピッタリの壁紙リフォームを見つけていきましょう。
アトピッコハウスには「すっぴんクロス」という布製のクロスがあり、内装リフォームにも沢山お使い頂いています。
目次
内装リフォーム「クロス(壁紙)仕上げ」とは?
自然素材の専門メーカー、アトピッコハウスの庄司です。
初めて内装の壁紙リフォームを考えている皆さん、「壁紙って種類が無数にある!どこが違うの?」
「我が家にあった壁紙仕上げってどんなもの?」と悩みますよね。
壁や天井の表面を専用の壁紙で覆う仕上げ方法「クロス(壁紙)仕上げ」は、塗り壁、塗装仕上げに比べ、施工期間が短く、低価格で手軽にリフォームできることで人気が高く、代表的な内装リフォーム手法の一つです。
クロス仕上げは、次のような流れで行います。
- 張替え箇所を決める。決まったら家具や荷物を移動して作業しやすい環境を用意する。
- 古いクロスを剥がす
- 壁の糊や汚れをふき取り、凹みなどの下地を補修してきれいにする
- 新しいクロスを貼る。空気を抜きながら、シワや気泡が無いように貼っていく。
- 壁の端など余分な部分をカットし、仕上げる。
クロス(壁紙)はデザインの種類が多く、バリエーションが豊富で、インテリア全体の雰囲気を一気に変える力があります。一般的に壁紙にはビニールクロスや紙クロス、布クロスといった素材がありますが、それぞれに特徴があり、ライフスタイルに合わせた選び方がポイントです。
クロス(壁紙) を選ぶときは、インテリアと調和するデザイン性か、汚れが付きにくいか、掃除が簡単か、アレルギーに配慮されているかなど、我が家にとってどのような機能や特徴が大切かを基本に優先順位を考え、情報を選ぶことがポイントです。
例えば、ビニールクロスは防水性が高く汚れに強い事が特徴ですが、壁の通気性が低く、カビの原因にもなるため、あわせて対策が必要です。
ここからメリット・デメリットをご紹介、解説していくので、ご家庭の優先順位に合わせた情報を選択していきましょう。
「クロス(壁紙)仕上げ」のメリット
クロス(壁紙)仕上げのメリットをご紹介します。リフォーム会社によって差がありますが、珪藻土や漆喰などの塗り壁や塗装に比べ、施工期間が短く、低価格で仕上げ、インテリアの雰囲気をガラリと変えることができる手軽さが魅力で、内装リフォームで人気のあるおすすめの選び方です。
壁紙は定期的に貼り替えることで、家全体が清潔に保たれやすくなり、掃除も簡単になります。特に汚れが気になるキッチンや玄関、長い時間を過ごすリビングや寝室、消臭機能を高めたいトイレなど、各部屋の特徴に合わせて壁紙の種類を選び、付加価値をプラス。毎日のメンテナンスを簡単にするというメリットがあります。
「クロス(壁紙)仕上げ」のデメリット
一方で、クロス仕上げのデメリットもご紹介します。現在主流とされているビニールクロスは通気性が低く、珪藻土や漆喰などに比べ、結露やカビが発生しやすい特徴があり、湿気の多い場所に使う場合や健康に配慮が必要な方は注意が必要です。
また、カタログなどのクロス見本が小さく、実際の部屋に貼った時の仕上がりイメージが異なることもあるので、大きめのサンプルで確認することをおすすめします。さらに、施工後に若干のシワや縮みが生じる場合もあるので、信頼できるリフォーム会社や施工業者を選び、加工・仕上げを依頼するのがポイントです。
調湿性能の高さが魅力のアトピッコハウスの「すっぴんクロス」で夏のジメジメ、冬の結露のストレスを軽減、快適な家づくりのお手伝いをします。
▶アトピッコハウスの布製壁紙「すっぴんクロス」を使った施工事例はこちら
内装リフォームにおすすめな「クロス(壁紙)仕上げ」の素材とは?①ビニールクロス
ビニールクロスのメリット
ビニールクロスのメリットを紹介、解説します。流通されている約90%を占め、扱う会社も多いことからデザインの種類が豊富でコーディネートがしやすいです。また、低価格であることが特徴です。
また表面の素材がビニールなので防水性があり、汚れが落としやすい特徴があり、キッチンや洗面所など水回りにも適している壁紙素材です。
ビニールクロスのデメリット
一方デザインの種類が豊富で費用の負担が少ないビニールクロスのデメリットをご紹介します。素材がビニールのため、通気性が低く、湿気の多い環境では結露が発生しやすいこと、キズが一度ついてしまうと、補修ができず、広範囲で再度貼りなおす必要があります。
さらに、化学物質を使用しているため、敏感肌やアレルギー体質の方は使い方に注意が必要です。
流通しているクロスの約90%がビニールクロスのため、カタログや見本帳の情報はほぼビニールクロスです。
健康に配慮が必要な場合は、壁紙選びの際に住宅リフォーム会社や施工業者に壁紙の種類、素材や加工・仕上げ方法などの情報をくわしく問い合わせしましょう。
ビニールクロスはこんな方におすすめ!
・キッチンなど水回りの壁のお手入れを簡単にしたい方
・豊富なインテリアデザインから選びたい
・低価格で手軽に内装リフォームをしたい方
・アレルギーの心配が少ない方
内装リフォームにおすすめな「クロス(壁紙)仕上げ」の素材とは?②紙クロス
紙クロスのメリット
紙クロスのメリットを紹介、解説します。それは、通気性と高級感です。自然な質感で温かみをプラス。紙特有の反射の少なさが、光などを優しく反射する特徴があります。上質な空間を作ってくれるので、珪藻土や漆喰などの天然、自然素材仕上げを費用や時間で諦めている方、床の間がある和室や寝室用の壁紙としておすすめです。
そして、紙クロスの上から塗装仕上げができることもメリットの1つです。
紙クロスのデメリット
通気性や高級感のある紙クロスのデメリットをご紹介します。クロス表面の素材が紙のため、水や汚れに弱い特徴があります。日常のお手入れ方法に気を使う必要があり、特に小さなお子さんがいる家庭では、汚れやすい場所など紙クロスの使い方に注意が必要です。
またビニールクロスと比較してデザインの種類や施工できる住宅リフォーム会社、業者が限定される場合があります。
紙クロスはこんな方におすすめ!
・健康、環境関連に配慮した住まいを叶えたい方
・珪藻土や漆喰などの天然、自然素材仕上げを費用や時間で諦めている方
・和室を寝室や客間として使う予定のある方
内装リフォームにおすすめな「クロス(壁紙)仕上げ」の素材とは?③織物クロス(布クロス)
織物クロス(布クロス)のメリット
布クロスのメリットを紹介、解説します。紙クロス同様に高級感があることが特徴の壁紙です。通気性が高く吸湿効果に優れているため快適な空間を作りやすいことが特徴です。また表面の素材が布製のため、静電気が起きにくく、ホコリが付着しづらいこと、丈夫な素材であることから、紙クロスに比べ、施工範囲が広い事が特徴の壁紙です。
アトピッコハウスの「すっぴんクロス」は丈夫さが特長の布製クロスです。長い時間を過ごす寝室、リビングの施工をする方が増えています。
織物クロス(布クロス)のデメリット
ここでは、布クロスのデメリットをご紹介します。布クロスはシンプルな種類が多く、デザインの選択が限られる場合があります。また布クロスは丈夫であるという特性から時間と手間を要します。施工できる会社、業者が限られることから施工費用が約1.5倍と、一般的なクロスに比べて割高になることが多く初期投資としての負担が大きくなります。
ただし、耐久性に優れるため張替え頻度が少なく済みます。また高い吸湿性で、エアコンの消費を抑え、健康や環境に配慮できる特徴があるため、長期的な視点ではコストパフォーマンスが高いと言われています。
織物クロス(布クロス)はこんな方におすすめ!
・健康、環境関連に配慮した住まいを叶えたい方
・珪藻土や漆喰などの天然、自然素材仕上げを費用や時間で諦めている方
・洗練された空間に仕上げたい方
・季節に応じて、快適に過ごしたい方
アトピッコハウスの調湿性能を兼ね備えた布クロス「すっぴんクロス」は、手でちぎっても破れません。
東日本大震災で部屋の壁は崩れたが、すっぴんクロスが破れなかったため、壁が落ちてこなかった、と被災された方から頂いたお声です。
一番表面積の多い壁にこそ、健康、安全性に優れた性能を選ぶことは一生物の価値があると言えます。施工会社情報もご紹介しているので、お気軽にご相談ください。
▶アトピッコハウスの布製壁紙「すっぴんクロス」を使った施工事例はこちら
まとめ
クロス(壁紙)仕上げの内装リフォームは、塗り壁、塗装仕上げに比べ、住まいを手軽に快適な空間へと変えるおすすめの方法です。この記事では人気のあるクロス(壁紙)仕上げや素材別の特徴、メリットやデメリットや実例をふまえながら失敗しない選び方をご紹介しました。リフォーム会社や施工業者などプロに相談する際の比較検討の材料として参考にしてみてください。長く付き合っていく家だからこそ、調湿性能、耐久性などのメリットがある一生もののクロスを選び、理想の家、住まいづくりをぜひ叶えてください。
高い調湿機能を持ちながら、手軽にお掃除ができるアトピッコハウスの織り物クロス「すっぴんクロス」はリビングや寝室を始め、トイレなどどんな場所にも使えます。
▶汎用性が高く内装リフォームにおすすめな「すっぴんクロス」は、こちら
よくある質問
クロスと壁紙の違いは?
クロスとは「cloth」のことで、もともとは、布に裏打ちの紙を貼り壁に貼れるようにしたものを指しました。現在、壁紙の90%を占めるビニールクロスはデザインの種類が多く、低価格で施工が簡単と普及していますが、調湿性能が低く、結露やカビの原因になる場合もあります。気になる方は、紙や布など調湿性能を備えた素材情報を施工会社や業者に問い合わせ、相談などサポートを受けることをおすすめします。
内装クロスの相場、張り替え費用は?
内装クロスの張り替え費用は、一般的に1平方メートルあたり約1,000円から2,500円です。たとえば、6畳(約30平方メートル)の部屋だと、工事費と材料費を含めて30,000円から75,000円くらいが目安です。
壁紙素材の種類や施工会社、業者によって費用が変わるので、複数の会社への問い合わせ、見積もり情報依頼がおすすめです。
キッチンの内装クロスのおすすめの選び方は?
キッチンの内装クロスのおすすめの選び方は、壁紙の素材や機能を確認することです。汚れ対策としては防水性と防汚性に、防臭機能や抗菌機能付きのプラス。人気が高く、衛生面対策として安心の選び方です。また、油汚れが目立ちにくい種類を選ぶと長くきれいに使えます。
施工会社や業者に、相談する際は素材や機能についても確認をしましょう。
内装リフォームで珪藻土クロスのメリット・デメリットは?
珪藻土クロスは、調湿性能が特徴で、漆喰塗り壁に似た見た目を持ちながら、低価格で手軽に施工できる壁紙です。リビングやトイレなど幅広い場所に適用可能ですが、傷が付きやすく、汚れは消しゴムやメラミンスポンジでの対応が必要です。漆喰のように重ね塗りはできないため、張り直しが必要な場合もあります。施工時には、生活スタイルを施工業者と共有し、最適な内装リフォームの選択をサポートしてもらうことが大切です。
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アトピッコハウスは、無垢、珪藻土、漆喰、クロス、畳など
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