壁紙の剥がれや浮きを見つけたらどうする?補修方法や業者に依頼する際の費用相場をご紹介
生活しているとお部屋の壁紙が浮いてきたり、剥がれてきたりすることがあります。
壁紙の浮きや剥がれを見つけしまうと気になってしまいますよね。
当記事では壁紙の剥がれの原因や予防、補修の方法や業者に依頼する際の補修費用の相場などをご紹介します。
アトピッコハウスには、すっぴんクロスという布製の壁紙があります。通常のビニーククロスよりも丁寧な扱いが必要ですが、同じように補修が可能です。
目次
壁紙の剥がれや浮きの原因は?
自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの倉橋です。
壁紙の浮きや剥がれていると目につき気になってしまいます。
ではなぜ壁紙に浮きや剥がれが発生してしまうのでしょうか?原因は?
壁紙に剥がれなどが起きる原因はさまざま考えられますが、最も多いのが室内の湿度変化です。
壁紙は湿度が高いと水分を吸収し膨張し、乾燥すると縮むという特性があります。
壁紙の結露などにより伸びて、乾燥で縮んでと伸縮を繰り返すことにより、壁紙が下地から浮いて剥がれやすくなります。
台所や脱衣所、トイレなど湿度が高くなりやすい水回りや、日当たりの悪いお部屋の場合は、下地や壁紙の裏のカビが原因となっていることも考えられます。
また壁紙の浮きも湿度の変化により起こりやすくなります。
他にも施工の際に壁と壁紙の間の空気を十分に抜かないまま張ってしまったり、のりの量が少なかったり、のり付けがムラになっている箇所があると壁紙と下地が張り付く力が弱くなり壁紙の浮きの原因になります。
壁紙を張り替えたばかりで浮いてきたり、剥がれてしまったという場合は、施工不足の可能性もありますので、業者に問い合わせましょう。
壁紙の経年劣化により接着剤が粘着力を失い剥がれてきてしまった場合は、壁紙の張り替えを検討してみるのも良いでしょう。
アトピッコハウスの「すっぴんクロス」は透湿性に優れた布製クロスです。
クロスの裏側の湿度を逃すことができるので、気になる結露やカビを抑えるてくれる働きがあります。
壁紙の剥がれや浮きを防ぐ方法は
先ほども紹介した通り、壁紙の剥がれや浮きは湿気や乾燥の繰り返しが最も大きな原因とされます。
壁紙の剥がれなどを防ぐにはお部屋のこまめな換気や除湿を行い湿度の変化を抑えることが大切です。特に日当たりが悪く湿気の多いお部屋では除湿機を使用することもおすすめです。
壁紙に結露が発生した際には、こまめな拭き掃除をするようにしましょう。
また冬場の暖房器具にも注意が必要です。
ストーブやヒーターなどを壁の近くに置くと壁紙が乾燥しやすく縮みの原因となり剥がれや浮きが起こる可能性があります。暖房器具は壁から離れた位置で使用すると安心です。
アトピッコハウスの「すっぴんクロス」は調湿性があり湿度を調整してくれる快適な布製クロスです。
壁紙が剥がれてしまったら
壁紙の剥がれはお部屋の印象も悪くなりますし、そのままの状態にするとめくれ癖がついてしまったり、剥がれ部分が広がり被害が大きくなって壁紙全体を張り替えなければならなくなってしまう場合もあります。
そのうち直そうと放置しせず、壁紙の剥がれを見つけたらなるべく早く対処するようにましょう。
壁紙の浮きや剥がれは自分で補修できる?
では、壁紙の浮きや剥がれは自分で補修できるのでしょうか?
下地や壁紙の素材、剥がれ具合の状況にもよりますが、DIYで補修すことも可能です。
ホームセンターや通販サイトで材料、道具を簡単に揃えることができます。
また補修キットを購入すれば、補修に必要な道具もすべて揃っているため、別途道具を購入する必要もありません。
自分で補修をすれば費用も安く抑えることができます。
下地や壁紙・クロスの素材をチェックして、剥がれや浮きが小さいものであれば、被害を最小限に抑えるためにも自分で補修をしてみるのも良いでしょう。
下地に傷や穴があり下地処理など専門的な作業が必要な場合はプロの業者に依頼するのが安心です。
壁紙が剥がれてしまった時の補修方法
壁紙剥がれの補修にチャレンジしてみましょう!
まず材料、道具を準備します。
市販の壁紙用の接着剤・のり、ヘラ、ローラー、ドライヤー、キレイな雑巾、マスキングテープを用意します。
手で押さえてもすぐにめくれしまう様なめくれクセがついてしまっている場合は、壁紙のめくれ癖のついた部分にドライヤーの温風を当てるなど熱を利用してクセを直していきます。
この時壁紙の素材によっては、近づけすぎると溶けてしまう可能性があるため注意が必要です。様子を見ながら距離や時間を調節してください。
また、ホコリやゴミが残っていると補修をしてもまたすぐに壁紙が剥がれてきてしまうこともありますので、補修を行う前に乾いた布などで綺麗に掃除をしましょう。
準備が整ったら、剥がれた部分にヘラで壁紙用の接着剤・のりを塗り、空気が入らないよう剥がれの元から外へ向かって押さえつけながら貼っていきましょう。水気を固く絞った雑巾で壁紙からはみ出た接着剤をキレイに拭き取ります。この時接着剤やのりの拭き取りが甘く壁紙に接着剤が残ってしまうと、時間が立った時に変色してしまう可能性もありますのでしっかり拭き取るようにしましょう。
ローラーがある場合はローラーをコロコロ滑らせしっかり圧着させます。
接着剤が乾くまでマスキングテープで固定し接着剤が乾いたらマスキングテープを剥がして壁紙剥がれ補修完了です。
このように小規模な壁紙の剥がれであれば比較的簡単な方法で補修することができます。
壁紙が浮いてきた時の補修方法
では壁紙が浮いてきてしまったらどうでしょうか。
壁紙の浮きは、ドライヤーなどで温風を当てて乾燥させることで直る事もあります。
温風を当てても治らない場合は、壁紙・クロスの浮き補修用の注射器を使って接着剤を注入し張り付けるという方法もあります。
また壁紙用接着剤、キレイな雑巾、カッター、細い筆、ローラーなどホームセンターなどで手に入れやすい材料や道具での補修も可能です。
補修方法は、まず浮いている部分にカッターで切れ目を入れます。この時浮いていない部分を切ってしまったり、下地に傷をつけないように注意しましょう。
細い筆などで浮いた部分の裏側に壁紙用の接着剤を入れていき張り付けます。固く絞った雑巾ではみ出した接着剤をキレイに拭き取りましょう。剥がれの補修方法でも紹介したように拭き取りが甘いと変色の原因になりますので気をつけましょう。
仕上げにローラーで圧着すると綺麗に仕上がります。
壁紙補修方法などを紹介している動画サイトなどで手順を確認して参考にすると良いしょう。
大きな浮きがある場合は自分で補修をするとよれてしまったり、シワになったりする事もありますので専門の業者に施工を依頼すると安心です。
剥がれや浮きの補修、賃貸の場合は?
賃貸物件で暮らしていて、壁紙の剥がれなどが発生してしまった場合、自分で補修しても良いのでしょうか?
賃貸の場合は、自分で補修や張り替えをするのはおすすめできません。DIYは避けた方が良いでしょう。
小さなめくれなどの場合はそのままの状態にしてしまうと壁紙が大きく剥がれてしまう可能性もありますので壁紙用の接着剤、のりで張り付け、被害が大きくならないよう予防するのは良いですが、大規模な補修や壁紙の張り替えは下地の壁の状態や接着剤の塗り具合など素人では気づけない事もあり逆に壁紙が浮いてきてしまったりする可能性もあります。
原状回復の対象となり、結局業者に張り替えをお願いすることになり高額な補修費用を負担する可能性も出てきます。
家を借りる際の賃貸契約書や国が定めた「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」などをしっかり確認しておくと良いでしょう。
トラブルを避けるためにも壁紙に大きな剥がれなどを発見した場合は、まずは大家さんや管理会社に連絡をして相談するようにしましょう。
賃貸の場合の費用の負担先は?
賃貸の壁紙が剥がれたり、浮いてきたりしてしまった場合は誰が施工費用を負担することになるのでしょうか?
長く入居している場合に起こる自然現象の場合は大家さんが修繕費用を負担するのが一般的です。
自然現象とは生活している中で自然に起こる壁紙の経年変化による汚れや傷、色褪せ、経年劣化により接着剤の粘着力が落ち壁紙が剥がれてしまうことです。
このように入居者が関与していなくても壁紙が剥がれてしまった時はその旨を大家さんや管理会社に連絡し壁紙を修復してもらいましょう。
入居者の負担になるケースは、画鋲やクギで壁紙に穴を開けて剥がれてきてしまったり、テープなどを使用して剥がす際に壁紙を破いてしまったり、家具などの移動で傷をつけてしまったりと入居者の過失の場合です。
結露などを放置して壁紙が剥がれてきてしまった場合も入居者負担のケースになりますので、壁紙についた結露を拭いたり、こまめな換気や除湿機を使用してお部屋の湿度変化を抑えて壁紙の剥がれを予防するようにしましょう。
また火災保険の特約により、借家人賠償責任補償が付いている場合は保険で対応できる場合もあります。火災保険に入る際には補償内容を確認すると良いでしょう。
火災保険で対応できる範囲であれば、保険会社に報告すると保険金がもらえ費用負担を減らすことができる可能性があります。
保険会社に提出する工事の見積書や現状報告書も重要となりますので、工事を依頼する際は火災保険の申請実績のある業者にお願いするのもおすすめです。
申請には期限がありますので注意が必要です。保険会社に確認するようにしましょう。
壁紙の剥がれ補修を業者に依頼した場合の費用相場は?
壁紙の補修を業者に依頼すると費用はいくらかかるのでしょうか?
補修範囲やお部屋によっても変わってきますが、壁紙の剥がれや破れている部分1ヶ所20,000円〜30,000円が補修費用の相場です。費用には作業時間の人件費のほかに道具の準備や後片付け、移動時間などの料金も含まれています。
下地に傷があったり、穴が空いていたりすると下地処理も必要となるためさらに費用がかかります。
施工業者に見積もりを取って確認するようにしましょう。
またトイレやキッチン、洗面、脱衣所などは補修面積は小さいですが費用が高く感じる事もあるかもしれません。
凹凸が少なく広いリビングなどに比べ、トイレやキッチン、洗面、脱衣所はスペースが狭く、また蛇口や便器などが設置されていて壁紙の補修作業がしにくくなるため、作業負担が大きくなりますので補修面積は小さいですが費用は高くなります。
見積もりを取る際にはその点も頭に入れておくと良いでしょう。
壁紙が破れてしまったら、補修をプロの業者に依頼するのが良い
家具の移動などで壁にあたり壁紙が破れたり、ペットと暮らしているお家ではペットが壁紙やクロスを引っ掻いて破れてしまったなんてこともあるかと思います。
小さな範囲の破れであれば補修シートを使用して補修も可能です。
壁紙の破れの補修方法は、まず補修シートを壁紙の破れ範囲より3cm程大きめの四角にカットします。
破れた壁紙の上に補修シートを仮止めし、補修シートに沿って印をつけます。
印に沿ってカッターで既存の壁紙をカットしていきます。この時力を入れ過ぎてしまうと下地の石膏ボードなどに傷がついてしまう事もありますので注意が必要です。
カッターでカットした部分を切れ目に沿って剥がしていきます。
剥がした部分に埃など汚れがついている場合はキレイに掃除しましょう。
補修シートを既存の壁紙を剥がした部分に沿って張っていきます。
最後にローラーなどで圧着させて完成です。
このように小さな壁紙の破れであれば補修する事も可能ですが、剥がれや浮きの補修方法に比べ少し作業手順が複雑で、既存の壁紙色や素材に近い補修シートを探したりと手間もかかってしまいます。
また下地を傷つけてしまうリスクもありますので壁紙やクロスが破れてしまったら、壁紙補修に慣れているプロの技術を持った専門の業者に依頼するのが安心です。
ペットと暮らしている方や、小さなお子様のいるお家では、破れてしまう前に破れや汚れを予防する壁紙の保護シートを予め張っておくと安心です。
賃貸の場合は賃貸でも利用可能な張って剥がせるタイプの保護シートを選ぶようにしてください。
壁紙の張り替えも考える
剥がれや破れなどが広範囲に及んでいる場合や、経年劣化で壁紙が古くなっている場合などは思い切って張り替えを検討してみるのも良いでしょう。
特に劣化が進んだ古い壁紙は、生地が緩んだり固くなってしまっていたり、補修が難しい場合もあります。
また壁紙を変えるとお部屋の印象もガラリと変わります!
壁紙の張り変えの費用相場は一般的なビニールクロスの場合は、スタンダードクロスは、1平米あたり800円から1,100円・ハイグレードクロスは1平米1,000円から1,500円程となります。
壁紙の料金に施工費、廃材処理費や人件費などの費用がプラスされますので業者に見積もりを取って確認するようにしましょう。
最近の住宅では価格が安く、種類も豊富で美しく仕上がるビニールクロス系の壁紙が採用されていることが多いですが、破れや剥がれなどが発生しやすいというデメリットもあります。
張り替えの際には、価格は少し高いですが長持ちする素材の壁紙を採用してみるのも良いでしょう。
アトピッコハウスの「すっぴんクロス」は結露やカビを抑える透湿性、調湿性のある布製のクロスです。
布製クロスは価格は高くなりますが、耐久性に優れており破れにくく、ビニールクロスよりも何倍も長持ちするのでおすすめです。
▶丈夫で破れにくい布製壁紙「すっぴんクロス」の詳細は、こちら
まとめ
今回は壁紙の剥がれや浮きなどの原因や補修方法などを紹介しました。
壁紙の剥がれや浮きを見つけたら被害が広がらないためにも、そのままにせずに早めに対処するようにしましょう。
剥がれの範囲が小さい場合などはご紹介した補修方法を参考に自分で補修にチャレンジしてみるのも良いでしょう!
また日々のこまめな換気や壁紙のお掃除など簡単なお手入れが剥がれなどの予防にもなります。
ペットや小さなお子様と暮らしているお家では保護シートを利用あ傷がつかないように予防しておくのも良いですね。
できる範囲でお手入れや予防をしてキレイな壁紙を長持ちさせたいですね!
アトピッコハウスの「すっぴんクロス」は、本物の布製クロスなので、破れにくく丈夫で、結露も発生しませんが、汚すと補修は大変です。
▶破れにくく、結露もしない布製クロス「すっぴんクロス」の詳細はこちら
よくある質問
壁紙は何年で剥がれますか?
状況にもよりますが壁紙の耐用年数は約10年といわれています。
結露などを放置してしまうともっと早く剥がれてくる可能性もあります。
長持ちさせるために、壁紙剥がれの予防方法を参考にして、こまめな換気や除湿機の使用などで室内の湿度変化を抑えるよう心がけることをおすすめします。
壁紙のひび割れを隠す方法はありますか?
壁紙のひび割れは、木造住宅の場合木が動くことによって発生する場合があります。
また湿度変化による壁紙の伸縮でも起こることがあります。
小さなひび割れであれば簡単なコーキングなどで補修し目立たなくする方法もあります。
大きくひび割れているなど状態よっては家の傾きなど危険なひび割れもありますので、気になるようでしたらプロの業者に見てもらうのが良いでしょう。
天井のクロス、壁紙が剥がれたら
天井の壁紙の湿度の変化による伸縮で剥がれてくることがあります。
また雨漏りが原因となっている事もあります。雨漏りを放置してしまうと危険なので見つけたら専門の業者に依頼し補修してもらいましょう。
壁紙のつなぎ目の隙間が目立ってきた時の補修方法は?
天井や壁と壁紙のつなぎ目の隙間の周りにマスキングテープを、壁紙にジョイントコークがつかないように養生します。隙間に埃などの汚れがある場合は爪楊枝などを利用してきれいに掃除しましょう。
壁紙の隙間にジョイントコークを充填し余分にはみ出したジョイントコークを拭き取り、マスキングテープをはがして完了です。
ジョイントコークは壁紙の色に近いものを選ぶと良いでしょう!
ジョイントコークは水溶性なので失敗しても水分を含ませたタオルで簡単に拭き取ることができますので、壁紙のつなぎ目の隙間を見つけたら補修にチャレンジしてみるのも良いでしょう。
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