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アカシア無垢フローリング

無垢フローリング「アカシア」の魅力・特徴・お手入れ方法をご紹介!

2024/09/11
2024/09/11

木の温もりを感じられることで人気の無垢フローリングですが、樹種によってその見た目や特徴は大きく異なります。
今回は、アカシアフローリングについて詳しくご紹介いたします。

アカシアは、一般的に家具や食器など生活に身近な物にも使われる無垢材の樹種の一つとして知られています。
ダークブラウンの色調や個性的な木目を持つ、味わい深い見た目が特徴で、価格的にも大変手ごろな点など、無垢フローリングの中でも近年人気上昇中の樹種となっています。
そんな無垢フローリング「アカシア」の魅力や特徴、そしてお手入れ方法などを次からお伝えしていきますよ!

アトピッコハウスの無垢フローリング「アカシア」は、こちら

ごろ寝フローリング

無垢フローリングの中で人気のアカシア!魅力とは?

無垢材アカシアの床

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの成川です。
前述した通り、アカシアの無垢フローリングは、床材の中でも近年人気の樹種となっています。
アカシアの人気の理由と魅力をご紹介します!

アカシアが人気の理由①アカシア特有の色味など見た目の美しさ

アカシアフローリングの最大の特徴は黄色~茶色の色味です。
芯材は、落ち着いた高級感のある茶褐色でまっすぐな木目、茶と白の濃淡によるデザイン性の高さが特徴です。
丸太一本の中でも場所によって色が異なるのも特徴です。
木の中心部はよりダークな色合いで、外側の部分に近づくほど明るくなります。
高級樹種であるチークやウォールナットなどに近いこげ茶の色味は落ち着いた雰囲気が演出できるので、アカシアフローリングが好まれる理由の1つです。

アカシアが人気の理由②アカシアの無垢フローリングは比較的安価

高級木材の「ウォールナット」に近い材質でありながら、植林することができる広葉樹で、木の成長の早いアカシアは生産性が高く、ウォールナットに比べて価格が安価です。
一般的に色の濃い木材は希少性が高く高価な傾向にありますが、チークやウォールナットなどの高級樹種と比べアカシアフローリングは安価です。

アカシアが人気の理由③アカシアは加工性が良く収縮や膨張が少ない

アカシアには床材に適した無垢材としての性能があります。
無垢フローリングは部屋の湿度を快適に保つ調湿作用を持つため、夏は床がべたつかないなどのうれしいメリットもありますが、この調湿作用によって木材が膨張や収縮を繰り返すため、無垢フローリングには反りや、すき間が生じがちです。
一方、アカシアは気になる収縮が少なく、寸法安定性に優れているという特徴があるのです。

また、反りや曲がり、割れが発生しやすい無垢の木材は加工がしにくいのですが、アカシアは乾燥後の収縮や膨張が少ないので切削などの加工がしやすく、形状の安定性にも優れているため人気です。
床材のみならず、木製の食器や雑貨などにもアカシアが利用されているのはそういった理由があります。

アトピッコハウスの「ごろ寝フローリング」にも、アカシアの無垢フローリングがバリエーションされています

アカシアもある「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

アカシアってどんな木?

アカシアの木、無垢材のアカシアフローリングついて詳しく説明していきます。

アカシアの木が使われているもの

アカシアは、さまざまな分野で活用されています。
花は食用になるほかアカシア酒やアカシア蜂蜜としても人気がありますし、寒冷地ではアカシアの木材が薪として重宝されていました。

生育力の高さから有用植物として緑化に役立っており、やせた土地や荒廃地でもよく茂ります。
耐久性が高いアカシアは、線路の枕木や木釘、木炭としても有効利用されていました。
もちろんフローリング材としても人気があります。
また、腐食と衝撃に強いため、さまざまな木製食器や木製雑貨などによく利用されているのを見かけます。
料理を乗せるカッティングボードやプレートにも使われていますよ。
木目の味わいと温かみのある手触りが、料理をより美味しく見せてくれます。

原産地とアカシアの種類

アカシアは、東南アジアや北米、オーストラリアなど世界に広く分布するマメ科の広葉樹で、600種類以上の細かい分類があると言われており、原産地や品種によって色味が異なります。
近年では植林によってベトナムやインドネシア、中国を中心とする東南アジア原産のアカシアが木材製品として多く流通しています。
アカシアの種類は非常に多岐にわたりますが、以下の2種類に大別されます。

・スモールリーフアカシア
・ビックリーフアカシア

流通する多くは植林により安定的に供給されるビックリーフアカシアです。
ビックリーフアカシア材は、黒~黄土色の色味を持ち小径木から伐採されるため、多くが節や辺材(白太)を含みます。
白い辺材(白太)と黄土色の芯材(赤味)の色味がはっきりと分かれているのもアカシアの特徴です。
中国海南島原産のアカシアとベトナム産のアカシアを比較してみると色味や質感が違いますので、アカシアの色味には、黄土色~黄色~黒といくつかの色味があることを覚えておくと良いでしょう。

アカシアフローリングの特徴

インテリアにおいてはフローリングの見た目も大切ですが、どんな素材なのかも選ぶ際の重要なポイントです。
無垢材であるアカシアフローリングには、見た目、機能面や価格面などでどのような特徴があるのかみていきましょう。

アカシアフローリングの色味と木目

アカシアフローリングは深みのある色合いで、くすんだブラウン系の色です。
赤味や黄味が強すぎない色味で、アンティークな雰囲気を出すこともできます。
丸太の中心部分である心材はダークな色合い、丸太の外側部分にあたる辺材は明るめの色をしており、同じ木の中でも色の差があります。
様々な色が混ざっているため表情が豊かで、独特の濃淡も楽しめます。
この濃淡があることで、汚れや落ちているホコリなどが目立ちにくいというメリットがありますよ!
また、無垢のフローリングは経年変化によって色の変化を楽しめますが、アカシアフローリングの場合はそれほど極端には変わらず、赤味が抜けていくような感覚です。

そして高級木材で知られるウォルナットと似たような色合いというのも特徴です。
装飾や着色を施すことで、よりウォルナットに近い仕上がりにすることも可能です。

木目に関してですが、無垢フローリングの木目は唯一無二であり、全く同じものはないため特別感があります。
アカシアフローリングの木目は大きく、ワイルドな印象を与えます。
渦巻いているような模様がところどころに見られ、部屋の中にいながら、木の温もりを感じられることも魅力です。
アカシアフローリングの木目は特徴的ではありますが、ナチュラルやアメリカンテイスト、アンティーク風、和の雰囲気など様々なテイストのインテリアに合います。
オイルを塗ることで、さらに木目の強調もできますよ。

無垢材アカシアの加工性と耐久性

無垢材の良さでもありますが、木材は伐採後も呼吸をしています。
そのため、湿気の多い時期には湿気を吸収して木材が伸び、乾燥する時期には水分が減り木材が縮むという伸縮を繰り返しており、木材施工の際には伸縮の度合いを見て寸法を決める必要があります。
しかし、アカシアは、重厚な材質のため季節による伸縮が少なく、安定性が高い木材です。
伸縮が少なく安定性の高いアカシアは、人の出入りが多い店舗や施設をはじめ、人の動きが大きいダンススタジオなどの床材にも適しています。

そして広葉樹であるアカシアは堅くてキズが付きにくく、曲げや衝撃に強いなどの特徴を持ちます。
アメリカの西部開拓時代にも活躍した木材であり、硬い一方でしなやかであるため非常に使い勝手が良いと言われています。
馬車を支える車輪や車軸に使われていたほど堅くて丈夫な木材であり、現在は建築材、家具材、産業用資材などに使われています。
床は、イスを引きずったり物を落としたりすることもよくありますし、生活していく中で知らないうちにキズが付きやすいものです。
ペットや小さい子供がいるご家庭などで、床にキズが付きやすい環境の場合にもアカシアフローリングはおすすめと言えます。

また、アカシアは腐りにくく耐水性、耐久性にも優れているため、家具や食器、船の材料、ウッドデッキなどにも幅広く使われています。
シロアリにも強く、屋外でも腐りにくいため、建物だけではなく馬車などにも使用されていました。
飲みものや水をこぼす事もあるリビング、キッチンや洗面所などの水回りでも使いやすいフローリングと言えるでしょう。

アカシアフローリングの価格

種類や生育地域によって木材の色や性質は異なりますが、アカシアは世界中でとれる木材で、日本における輸入量は増加傾向にあり、比較的供給が安定しています。
高級木材の多くは何年もかけて育てる必要がありますが、アカシアは成長するスピードが早く、木材として伐採されるまでに10年もかかりません。
そのため安定して原木の供給が可能でコストを抑えて仕上げることができます。
よって、アカシアはフローリング材としてもお手頃な価格帯の商品となるのです。

アカシアフローリングは一般的に一坪あたり約9,900~18,000円となっており、リーズナブルな価格帯です。
世界三大銘木であるブラックウォールナットは一坪あたり約25,000円~50,000円という価格帯のため、アカシアフローリングがよく代用されるというわけです。

アカシアフローリングのお手入れ方法

フローリングワイパー

アカシアの無垢フローリングを長く美しく保つお手入れ方法についてご紹介します。
無垢フローリングは表面の塗装の状態によってお手入れ方法が変わりますので、アカシアフローリングの表面の塗装の状態を確認してそれぞれの塗装に合わせてお手入れをしてくださいね。

無垢材アカシアフローリングの日々の掃除方法

普段のお手入れでは、掃除機や乾いた雑巾、薬剤の付いていないフローリングシート、モップなどでホコリや髪の毛を取り除きましょう。
その後、よく絞った雑巾で水拭きをすると、見えない小さなホコリも取れます。
ただ、やりすぎは床を傷める原因にもなるため水拭きを毎日する必要はありません。

ウレタン塗装/UV塗装の場合のメンテナンス方法

ウレタン塗装を施した無垢フローリング材は、掃除機やフローリングシートで塵やごみを取り除いたり、雑巾で乾拭きするだけでOKです。
どうしても水拭きが必要な場合には中性洗剤を薄めた水に布をつけ、硬く絞ってから汚れを取り除いてください。
艶だしを目的としたフロアーワックス等をご使用の際は、ウレタン塗装専用のワックスを使用して事前に試し塗りを行い艶感を確認しましょう。

自然塗装/オイル塗装の場合のメンテナンス方法

浸透系の自然塗装を施した無垢フローリング材は、通常の掃除機やフローリングシート、雑巾の乾拭きで表面のごみやほこりを取り除いてください。
どうしても水拭きが必要な場合には水につけた雑巾を硬く絞ってから汚れを取り除きましょう。
ただし、頻度は少な目でおこないましょう。
表面の自然な艶感がなくなってきたら自然塗装専用のワックスやオイルでメンテナンスすることにより自然な艶感と保護性能がよみがえります。

アトピッコハウスの無垢床「ごろ寝フローリング」には無塗装・自然塗装・ペット対応UV塗装の3種類があります

アカシアもある「ごろ寝フローリング」の詳細はこちら

ごろ寝フローリング

まとめ

人気の無垢フローリング「アカシア」の魅力や特徴、お手入れ方法など解説してきました。
アカシアの無垢フローリングは、チーク材やウォールナットなど高級樹種と同様の深い色味やコントラストで意匠性も高く無垢材らしい表情も楽しめ、様々なテイストのインテリアに取り入れやすいですよ。

また、機能面としては耐久性や耐水性に優れており、収縮が少ないというメリットもあります。
部屋の用途やイメージに合わせて、アカシアフローリングを取り入れてみてはいかがですか?
床材や無垢材の選定でアカシアという選択肢で悩まれたらぜひ参考にしてくださいね!

よくある質問

アカシアの欠点は何ですか?

扱いやすくバランスのいい木材ですが、欠点を挙げるとしては、アカシアフローリングは冷たいというデメリットがあります。硬い反面熱が逃げやすく、表面が冷たくなりがちです。

アカシアフローリングのメンテナンス方法は?

普段は掃除機や乾いた雑巾、薬剤の付いていないフローリングモップなどでホコリや髪の毛を取り除き、その後、よく絞った雑巾で水拭きしましょう。
ただ、やりすぎてしまうと床を傷める原因になるので水拭きを毎日する必要はありません。

無垢フローリングの欠点は何ですか?

水に弱く変形しやすい、傷が付きやすい建材であり、それによってお手入れが必要となる点、複合フローリングよりも費用が高い点などが欠点といえます。

アカシア材の耐久性はどのくらいですか?

アカシアは一度乾燥して床材にした場合、耐久性もありシロアリなどにも抵抗力があります。
材質は適度に硬く粘りがあり、衝撃・曲げに対しても強く耐久性に優れ腐りにくい特徴があります。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

アトピッコハウスでは無塗装、自然塗装、ウレタンUV塗装の無垢フローリング「ごろ寝フローリング」を取り揃えています。

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