アトピッコハウス ブログ
  • 8:30 ~ 17:30 土日祝日/ 定休
家のなぜ?

初めての防音対策ガイド!等級とは?対策法とは?

2024/09/08
2024/09/09

「毎日楽しく過ごしたい」と誰もが思うことだと思います。しかし、そんな日常の中でトラブルになりやすいのが「音」です。

なぜなら「音」への感覚は一人ひとり違い、自分にとっては心地よい音でも、他人にとっては不快な音として感じてしまう事もあるからです。特に多くの人が同じ建物で暮らすマンションなどの集合住宅では防音対策は必須と言えます。

この記事では、そんな騒音トラブルにならない為の防音対策についてお伝えします。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は遮音等級L40の遮音性能を発揮するため床の防音対策に最適です

最大遮音等級L40の遮音性能を持つ「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

マンションでは防音対策が必要

マンション

自然素材の内装専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。

住人たちが快適に生活するため、マンションなどの集合住宅では様々な決まり事やルールがあります。

駐車場の停め方やゴミの出し方、共有スペースの使用方法などはしっかりルールを守っていれば大きなトラブルになる事は少ないでしょう。

しかし「音」に関しては先ほどもお伝えしたように、人それぞれ感じ方が違うため、トラブルに発展しやすくなってしまいます。

その為、マンションなどでは一人ひとりの心がけとしっかりとした防音対策が大切になるのです。

そもそも防音とは?

「防音」という言葉をたくさん使ってきましたが、そもそも「防音」とは何なのかご存知でしょうか?

「防音」とはその名の通り「音を防ぐ」事を意味しますが、「防音」という言葉自体は「対策方法」と表す言葉ではありません。

「防音」とは「遮音(しゃおん)」や「吸音(きゅうおん)」などといった性質を持つ素材を使用し、外部からの音を室内に入れないようにしたり、その逆の室内の音が外部へ漏れないように防ぐ事を意味します。

そしてその性質を持ったそれぞれの素材の事を「遮音材」や「吸音材」と呼び、その全ての総称を「防音材」と言います。

音には2種類ある

防音対策をおこなう上で確認をしてほしい事があります。

それは自分が防音したい音の種類を知る事です。なぜかというとこの種類によって最適な防音対策方法や効果を発揮する防音材が異なるためです。

それではその2種類を見ていきましょう。

空気伝播音

まず一つめは「空気伝播音」です。「空気伝播音」とは、音の発生源から出された音が空気中を振動させ伝わって聞こえる音の事です。

主なものとして、人の話し声やペットの鳴き声、テレビやステレオの音、楽器演奏の音などが挙げられます。

「空気伝播音」の特徴として、音を発しているものから距離が遠くなればなる程、聞こえる音は小さくなります。

個体伝播音

二つ目は「個体伝播音」と呼ばれるもので、発生した音が床や壁、天井などに衝撃と振動が伝わる事で聞こえる音の事です。

主なものとして、子どもの走り回る音や、物を落とした時の音、ドアの開閉音、洗濯機や冷蔵庫などの家電の稼働音などが挙げられます。

ここで気を付けたいポイントがあります。それはピアノやドラムなど床に設置して演奏する楽器は打撃音が床に伝わってしまう為「空気伝播音」だけではなく「個体伝播音」も含まれるため、防音対策をする際は忘れないようにしましょう。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床材との組み合わせで遮音等級L40を発揮するため、子どもの足音などの防音対策に最適なマットです。

▶最大遮音等級L40の遮音性能を持つ「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

防音性能と防音材の種類

これまで音の種類について解説してきましたが、ここからはこれらの音を防音する為の性能とその性能を持つ各防音材についてご紹介します。

防音性能1:遮音

「遮音(しゃおん)」とはその名の通り「音を遮(さえぎ)る」事を意味し、空気中に伝わってくる音を跳ね返して遮断し、外部へ音が漏れないようにしたり、外部からの音を室内に届かないようにする事です。

そしてその性能を持つ防音材を「遮音材」と言います。遮音材はコンクリートや鉄板、石膏ボードなど密度がある素材や重い素材で作られています。

しかしこれらの重い素材は遮音効果は高いですが、個人で設置するのは難しく施工には大掛かりな工事が必要となり費用も多く掛かってしまいます。

その為、同じ遮音性能を持つ「遮音マット」や「遮音パネル」などを使用する事が良いでしょう。

アトピッコハウスの床の遮音材「わんぱく応援マット」はフェルトとゴムの2層構造になっており、重量感があり密度も高い遮音マットです。

▶最大遮音等級L40の床防音材「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

防音性能2:吸音

二つ目は「吸音」です。「吸音」とは空気中に伝わる音波の振動を熱エネルギーに変えて音を減少させる方法を意味します。

その吸音性能を持つ防音材を「吸音材」と呼び、音が反響しすぎてしまう場合などは吸音材を使用すると効果的です。

「吸音材」はウレタンスポンジやグラスウールなどの無数の穴が開いている素材を使用しているのが特徴です。この穴の中に音が通過するときに摩擦がおき、熱エネルギーに変える事で吸音効果を発揮します。

吸音材はマット状やパネル、シート状のものがあり、部屋の天井や壁に設置して使用します。

防音性能3:防振

3つ目の「防振」とは物と物が衝突することで振動し発生する音や揺れを防ぐ事を言い、その性能を持つ防音材を「防振材」と呼びます。

「防振材」はゴムなどのクッション性がある素材が使用されており、衝撃を吸収する事で音の振動を抑える事が出来ます。家の中だと洗濯機や冷蔵庫の脚部に使用され、衝撃音や振動を床や壁に伝わらないようにします。

防音性能4:制振

最後は、騒音の原因となるそのものの物体に特殊な素材を貼り、発生した振動を熱エネルギーに変換し発散させ音を軽減させる事を指す「制振」です。

その性能を持つ防音材を「制振材」と呼び、アスファルトなどの硬い素材とゴムなどの柔らかい素材が組み合わさって出来ています。

防音材を使用するときのポイント

ポイント

ここまで4つの性能を持つ防音材をご紹介しましたが、これらの各防音材を使用する際のポイントをお伝えします。

それはそれぞれ単体で使用するのではなく、組み合わせて使用する事で効果を発揮するという事です。

例として、遮音性が高すぎると音が室内に反響しやすくなってしまいます。そのため吸音材と組み合わせる事で音の反響を軽減し、結果防音効果を高めます。

各場所の防音・遮音等級を解説

どんな防音材があるかわかったところで、次は各場所の遮音等級について解説します。

この遮音等級とは「防音性能を示す指標」となる為しっかり確認をしていきましょう。

床の遮音等級「L値」

「L値」は床の遮音等級を表す指標となります。上階の床で生じる音が下階にはどのくらい聞こえるかを示す数値です。Lの後ろには数字が入り、この数字の数が小さいほど遮音性能が高く、数字が大きいと遮音性能は低くなります。

日本建築学会ではマンションなどの集合住宅では「L45」程度が望ましいとされていますが、防音リフォームをする際は各マンションの規定の値をしっかり確認しましょう。

壁の遮音等級「D値」

「D値」とは壁や建具の遮音性能を表す指標となります。マンションやアパートの部屋と部屋、部屋と外部など隣り合う2つの空間において、話し声や楽器・テレビの音などの空気中を伝わってくる音を、壁がどれだけ遮音するかを示す数値です。「D値」は数値が大きいほど遮音性能が高く、小さいほど遮音性能が低いことを表します。

ドアやサッシの遮音等級「T値」

「T値」はドアやサッシの遮音性能を表す指標です。「T1、T2、T3、T4」までの4段階の等級があり、数字が大きくなる程遮音性能が高く、数字が小さいほど遮音性能が低くなります。そのため「T4」が最も高い遮音性能を示しています。

マンションで気になる防音対策

防音性能や遮音等級について解説をしましたが、ここからはそれを踏まえマンションで生活をする際に気になる音について対策方法をご紹介します。

自室の子どもの足音

家の中で小さなお子さんが元気に走り回ったりすると、下の階から苦情が来ないか心配になりますよね。

足音の防音対策には床に遮音材を敷くことがおすすめです。カーペットやジョイントマットでも良いのでは?と思うかもしれません。しかし足音などの「ドタドタ」という音は先ほども解説した「個体伝播音」となりその中でも「重量床衝撃音」という重く鈍い音に分類される為、カーペットやジョイントマットでは十分な防音効果は期待できません。

その為しっかり防音したい際は、遮音性が高い遮音マットを敷くか、プロに施工をお願いする事が高い防音効果が期待できます。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床材との組み合わせにより遮音等級L 40を確保しているため子どもの足音対策に最適です

▶️最大遮音等級L 40の遮音性能「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

テレビの音・話声

自室のテレビの音や話声を外部に漏れないようにしたい際は、壁や窓の防音対策をおこないましょう。

壁の防音には吸音パネルを壁に貼るのがおすすめです。壁に貼るタイプのものは壁を傷づける事もなく取り外しも可能なので賃貸にお住まいの方でも安心してお使い頂けます。

さらに窓には音が漏れにくくする防音機能のあるカーテンを取り付ける事もおすすめです。

楽器演奏の音

一番の対策方法としては、防音室を作ることですがやはり費用も多く掛かってしまったり、マンションでは新たに部屋を作るのは困難です。

そこで手軽に出来る対策方法として壁に吸音効果がある吸音材と遮音性能がある遮音材を設置する事です。更に窓も2重サッシにしたり吸音効果のあるカーテンを取り付ける事で音漏れを軽減します。

電車や飛行機の音

外からの電車や飛行機の音を防音したい場合は、隙間テープを窓枠に貼ったり、防音カーテンを取り付ける事が手軽に出来る方法です。

更にしっかり防音したい際は、費用はかかりますが二重ガラスの設置が効果的です。

自室のドアの開閉音

ドアの「バタン」という開閉音も自分が思っているより意外と響いてしまっています。

そんなドアの開閉音の対策方法としてドアクローザーを取り付ける事が効果的です。

そしてドアは壁より厚みが少なく、室内の換気ができるようドアの下には隙間があるため音が漏れやすいです。そんなドアのおすすめの対策方法はドアに吸音シートを貼ることです。様々な形状や素材の物が販売されているため、お部屋の雰囲気やインテリアに合わせて選ぶことが出来ます。

まとめ

子どもの足音

この記事では初めて防音対策をする上での大切な事や防音材の種類、等級について解説をしました。

毎日生活をする上で全く音を出さない!という事は不可能です。その為、正しい知識としっかりとした防音対策が大切になります。

ぜひ対策時に参考になれば幸いです。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は遮音性能L40の遮音性があり、マンション床の防音対策に最適なマットです

最大遮音等級L40の遮音性能を持つ「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット床遮音材 わんぱく応援マット

よくある質問

床の遮音等級の「L L」と「L H」の違いは何ですか?

床の遮音等級を表すものに「L L」と「L H」というものがあります。「L L」は軽量床衝撃音の事でスプーンなどの軽く硬いものを落とした時の音を指します。一方「L H」は重量床衝撃音の事で、子どもの足音などの重く鈍い音を指します。

床の防音材「わんぱく応援マット」は床材と組み合わせることで高い遮音性を発揮するため、重量床衝撃音の子どもの足音対策に最適です

遮音材と吸音材の違いはなんですか?

「遮音材」は音が床や壁、天井などに響くのを防ぐために音を遮ることを目的とした防音材です。「吸音材」は無数の穴が空いている素材で作られており、その穴の中に音が通過するときに摩擦がおき、熱エネルギーに変える事で吸音効果を発揮する防音材です。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は床の防音対策に適した遮音マットです

防音シートは効果がありますか?

防音シートでも効果はありますが、シート状のものはやはり薄いため他の遮音材や吸音材などと組み合わせて使用することで高い効果を発揮します。

手軽にできる防音対策はありますか?

手軽にできる方法として、まず隣の部屋に話声などを漏れないようにする方法ですと、防音したい側の壁に大きな家具を置いたりするだけでも効果があります。床の防音ではジョイントマットやラグを敷く方法がありますが、遮音性能がしっかりある商品を選びましょう。

ドアは空気を通すためにドア下に隙間があるので、隙間テープを貼るなどが有効です。

無料で資料・サンプルを差し上げます

アトピッコハウスは、無垢、珪藻土、漆喰、クロス、畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

最大遮音等級L 40を発揮する床の防音材「わんぱく応援マット」の資料はこちらからご請求頂けます

床遮音材 わんぱく応援マット