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こめっとさん

無垢フローリングの塗装はやっぱり自然塗料がいい

2024/09/11
2024/09/11

無垢フローリングを選ぶ際、樹種だけでなく塗装の種類も選ぶ必要があります。無垢フローリングはお手入れが大変とか、メンテナンスが面倒などの話を聞きます。日々の生活、できるだけ手がかからないほうが助かりますよね。

でもせっかく無垢フローリングを選んだのに無垢の良さも生かしたいとも思います。

今回は無垢フローリングの塗装について考えてみたいと思います。

アトピッコハウスには自然塗料「みつばちワックス」という蜜蝋ワックスがあり、無垢フローリングとの相性抜群です

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こめっとさん

無垢フローリングの塗装の種類とは?

無垢フローリングの床

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

一言で塗装と言っても塗装には種類があり、それぞれメリット、デメリットがあります。

無垢フローリングの塗装:無塗装

無垢フローリングの無塗装とは、木材に何も塗装や仕上げを施していない状態のフローリングです。

木材の自然な色合いや手触りをそのまま楽しむことができ、木が持つ独特の温かみや質感を感じられます。 時間とともに、木材が自然に変色し、味わい深い風合いを楽しむことができます。

デメリットとしては木材が何も保護されていないため、汚れやすく、水分にも弱く、簡単に染み込んでしまうことがありシミがつきやすいです。

無塗装のまま使用すると、木材が傷つきやすいことや、乾燥による毛羽立ちやささくれが発生してより長期間の使用に耐えられない可能性があります。

無塗装は無垢フローリングの美しさや温かさなど、無垢材のメリットを最大限に生かしたい方におすすめです。ただ、傷付きやすい、水分に弱い、などのデメリットもあります。

無垢フローリングの塗装:自然塗装

無垢床フローリングの自然塗装とは、天然成分を使用した自然塗料を用いて木材を保護しつつ、その自然な風合いや手触りを生かす塗装方法です。

一般的には、植物油や蜜蝋(みつろう)などが主成分となっており、自然塗料は木材に深く浸透し、木の内部から保護します。表面に膜を作るのではなく、木が呼吸することを妨げないため、木材の自然な質感や温かみを感じられます。

自然塗装は、色がつかない透明なタイプがほとんどで、木材本来の色や質感を損なわず、自然な仕上がりになります。

自然塗装を施した無垢フローリングは、時間とともに少しずつ色合いが変化し、深みが増します。この経年変化を楽しめるのも自然塗装の魅力です。

無垢フローリングの塗装:ウレタン塗装

無垢フローリングのウレタン塗装は、ウレタン樹脂を使って木材の表面を保護する塗装方法です。無垢材の表面に硬くて透明な膜を形成し、フローリングを傷や汚れ、水分から守ります。耐久性が高く、日常生活でのメンテナンスが楽になることから、住宅や商業施設で広く使用されています。

ウレタン塗装のデメリットとしては木材の表面に膜を作るため、木の自然な手触りや質感が感じられにくくなるところで、無垢本来の温かみや風合いを重視する人には向きません。

ウレタン塗装されたフローリングは表面に膜ができているため鋭利なものを落とした時など、塗装が割れてしまう可能性があります。割れた無垢フローリングの塗装はDIYでは直せないため、再塗装を依頼するしかありません。

アトピッコハウスでは無塗装、自然塗装、ウレタン塗装の無垢フローリングを取り揃えています

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ごろ寝フローリング

無垢材フローリングには自然の塗料がおすすめ

自然素材の無垢材フローリングの床にはやはり自然塗料がおすすめです。無垢材の内部に染みこんで内側から強くしていく、いわば栄養分と言える自然塗装。

膜を作らないため無垢材本来の温かさや香り手触りは楽しめますし、塗装をしている分無塗装ほど無防備ではなく、水分や汚れにも多少の耐性ができます。

塗膜がないため、無垢材が呼吸できるので無垢材の持つ調湿性能はそのまま期待できます。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは自然塗装がおすすめです

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ごろ寝フローリング

オイルタイプとワックスタイプの塗料の違いは?

オイルタイプはサラッと無垢材の内部に入り込みやすく、塗りやすい特徴があります。ワックスタイプは蜜蝋などのロウが多く含まれるためオイルよりも時間をかけて内部に染みこんでいき、水分や汚れに対する耐性がオイルタイプよりも長持ちします。

ワックスタイプの方は半固形となるので塗り伸ばしやすく、DIYでも扱いやすい塗料と言えます。

自然塗装とウレタン塗装普段のお手入れ方法は?

自然塗装、ウレタン塗装共に普段のお手入れは掃除機をかける、乾いたフローリングワイパーで拭き取る程度でOK です。

無垢フローリングは水分に弱いため、塗膜のない自然塗装の場合は水拭きはおすすめできません。水拭きをしたい場合はフローリング専用の油分を含むクリーナーを使うといいでしょう。化学薬品や市販のウェットシートなどの使用はNGです。

ウレタン塗装の場合は表面に塗膜があるため、水拭きやウェットタイプのフローリングワイパーでのふき取り掃除もできます。

アトピッコハウスの米ぬかクリーナー「こめっとさん」があります。油分をふくむので水拭きの代わりにサッパリお掃除できます

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こめっとさん

自然塗料にはどんなものがある?

自然塗料の種類:オスモ

オスモカラーはひまわり油を主成分としたオイル塗装です。環境先進国ドイツ発祥のオスモ社は140年以上の歴史を持つ自然塗料のメーカーです。

内装用の他、屋外用の塗料や、木目を美しく見せる。ツヤを消す、木目を消す、カラーを乗せるなど様々な種類の塗料を扱っています。

ホームセンターなどでも手に入るため、認知度が高い塗料です。

自然塗料の種類:アウロ

アウロ社もドイツの自然塗料のパイオニアメーカーです。オレンジ・ヒマワリ・亜麻・トウゴマなどの植物原料を使用した100%天然原料で構成されているワックスの他、クリーナーやワックスシートなども取り扱い、無垢材の保護の他、複合フローリングのケアや汚れた床の対処など様々な材料を取り扱っています。

自然塗料の種類:リボス

こちらもドイツ発祥の自然素材メーカーです。ワックスは亜麻仁油を主原料としています。アレルギーフリーをうたっており、アレルギーを引き起こさない植物由来の塗料です。

自然塗料の種類:蜜蝋ワックス

蜜蝋やロウ、植物抽出物などが原料のワックスです。蜜蝋ワックスは日本でも製造されており、アトピッコハウスのみつばちワックスも蜜蝋のワックスです。無垢材にツヤと栄養を与え、水分や汚れから守ってくれるワックス材です。

ワックスのタイミングって?

無垢フローリングの無塗装、または自然塗装で設置した場合、無垢材の保護や長く使っていくために、入居前にワックスがけをしていただく事を推奨しています。

フローリングの状態に応じて、1年に一度程度ワックスを塗ると良いでしょう。 フローリングの表面がくすんできたり、光沢が失われてきたと感じたら、ワックスを塗るタイミングです。これは、ワックスが薄れて木材の保護が弱くなっているサインです。

表面にヒビやささくれが目立つようになった場合は、再度ワックスを塗ることでフローリングを保護し、美観を回復させることができます。

ただし、これは理想論であり、実際にはそこまで躍起になる必要はありません。人が生活するうえで生じる脂分が無垢フローリングのワックス効果として役立っているからです。

アトピッコハウスでは1階は自然塗装のナラ材を貼っています。7年経ちますが実は施工直後のワックスがけ以降ワックスがけは一切していません。でも毛羽立ちやささくれもなく、キレイなままです。

素材にもよりますので、ナラ材のような硬い広葉樹は比較的傷もつきにくくささくれなどが起きにくいです。針葉樹であるヒノキや杉などの柔らかい無垢フローリングは細胞が大きく空気をより含むので、傷やささくれができやすいため、広葉樹よりもワックスがけが必要と感じるかもしれません。

無垢フローリングも生き物です。様子を見ながらメンテナンスをしてあげる事でより長持ちしてきれいな経年変化を楽しむことができます。

アトピッコハウスの無垢材ごろ寝フローリングは、こまめなワックスがけ不要です

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ごろ寝フローリング

日々のお掃除に使うクリーナーでワックス不要に?

ワックスをしなくても大丈夫と言われてもやはり、無垢フローリングを施工したらワックスがけはした方が長持ちするし、かけたほうがいいとは思いつつ、でもそんなに頻繁にはなかなかできない。どうしよう・・・。という方におすすめなのがフローリング専用のクリーナーです。

アトピッコハウスの米ぬかクリーナーこめっとさんは、日々のお手入れで使えるクリーナーですが、軽いワックス効果もあります。使い続けることで汚れも落とすことができ、ワックス効果も期待できる便利な商品です。

床を水拭きするとサッパリ気持ちがいいですが、水分が苦手な無垢材は水拭きをするとツヤが無くなったり、毛羽立ちやささくれの原因となってしまいます。ですが、こめっとさんなら米ぬかの油分が含まれるので水拭きのようにサッパリします。

使い方は床にスプレーして、乾いたフローリングワイパーで拭き取っていくだけ。掃除をしながらワックスをかけられるのです。掃除をするたびに少しずつツヤも出てきます。

米ぬかに含まれる油分が手垢などの脂を除去してくれます。こめっとさんのスゴイところはフローリングだけでなく、木質の家具や、コルク、石、リノリウム、プラスチック製品、ビニールクロスの掃除にも使えるマルチプレイヤーな点です

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こめっとさん

まとめ

無垢フローリングの塗装は、何も塗装されていない無塗装、自然塗料で塗装した自然塗装、ウレタンコーティングをしたウレタン塗装があります。

汚れやキズは気にせずとにかく無垢材そのものの良さを感じたいという方は無塗装がいいでしょうし、キズはつけたくない、水分も寄せ付けたくないという方はウレタン塗装を選ぶといいでしょう。

しかし、無垢フローリングの特徴として、手触りの良さや、調湿性能や経年変化が挙げられますが、こういった無垢フローリングのメリットを生かす塗装は自然塗装です。自然塗装は無垢フローリングの呼吸を止めずに水分や汚れから守り、無垢フローリングに栄養分を与え長持ちさせるという効果があります。

施工後のワックスがけに関してはそこまで躍起になる必要はありません。無垢フローリング専用のクリーナーを上手に使うことでワックスがけをしなくてもキレイに長持ちさせることができます。

ベストなお手入れはそれぞれ。せっかく自然素材である無垢フローリングと生活するならベターでゆるっと暮らしていけたらいいと思うのです。

アトピッコハウスには、自然塗装・無塗装・UVウレタン塗装等、各種の無垢フローリングのご用意があります

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よくあるご質問

無垢フローリングの塗装の選び方は?

傷やシミは気にせずに無垢フローリングそのものを楽しみたい方には無塗装を、キズもシミも絶対イヤ!という方にはウレタン塗装をおすすめしますが、自然素材である無垢材にベストな塗装は自然塗装。水分や汚れから無垢材を守りつつ、無垢材そのものの手触りや調湿性能を楽しむことができます。アトピッコハウスのごろ寝フローリングは無塗装、自然塗装、ウレタン塗装を取り揃えています

水分に強い無垢フローリングって?

比較的細胞が詰まっている広葉樹の方が水分に強いイメージですが、昔から使われている無垢材ヒノキは油分が多いので水を吸収しにくいこと、ヒノキチオールを含んでいるため耐水性が高く腐りにくく水周りでも安心して使用できる無垢材です。アトピッコハウスの尾鷲ヒノキは雨の多い地域で育ち、水分に強いという特徴を持つ無垢材です

メンテナンスしやすい塗装の種類は?

日々の生活で汚れやシミ、キズに強いのはウレタン塗装です。水拭きもできるのでお手入れも簡単です。ただ、塗装が割れてしまった場合はDIYでの塗装のし直しができないので大がかりな作業となります。自然塗装は無塗装よりも水分や汚れへの耐性があり、さらに表面を削ることで新品同様に戻すことができます。

無垢フローリングは水拭きしても良い?

水拭きをするとサッパリしますが、無垢フローリングは基本的に水拭きを避けた方が良いとされています。無垢材は天然の木材であり、水分を吸収しやすく、長時間湿気にさらされると、膨張や変形、シミの原因になることがあります。また、水分が蒸発する時に無垢材も乾燥しささくれや毛羽立ちの原因となる事があります。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

アトピッコハウスでは無塗装、自然塗装、ウレタンUV塗装の
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