アトピッコハウス ブログ
  • 8:30 ~ 17:30 土日祝日/ 定休

騒音と周波数の関係とは?『音』について知ろう!

2024/07/07
2024/07/09

集合住宅に住む際にトラブルになりやすいのが”音”に関する事です。
なぜなら、音に関する感じ方は人それぞれに違いがあったり、生活の時間帯も異なるため上下階や近隣での騒音トラブルが起きやすいのです。

騒音トラブルが起きると日々の生活も楽しく過ごせませんよね。
そんなトラブルにならない為にも”音”について知り、しっかりとした騒音対策を考えていきましょう。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は遮音等級L40の遮音性能を発揮するため、マンション床の騒音対策に最適です

最大遮音等級L40の遮音性能を持つ「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

音と周波数

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの伊藤です。

私たちの身近にある『音』。話声や鳥のさえずり、風の音、蝉の鳴き声、飛行機の音、車のクラクションなど様々な音で溢れています。

『音』の元になるものは、物体の振動によって発生する「波」です。その「波」が空気中や個体の中に伝わり耳に『音』として聞こえます。

そして1秒間に振動する回数を数値で表したものを「周波数」と言います。この周波数はヘルツ(Hz)という単位で表し、『1ヘルツ=1秒間に1回の振動』を意味します。

音の波の「高低」を表すHz(ヘルツ)

音は波(振動)の性質を持っており、「高い音」と「低い音」の違いは周波数(単位:Hzヘルツ)の違いで決まります。

音は周波数が高いほど高い音となり、周波数が低いほど低い音となります。

人の耳には「耳で聞こえる周波数の範囲」があり、これを「可聴域」と呼びます。
個人差もありますが、一般的にはおよそ20Hz~20,000Hzまで聞くことができ、
男性の声は約500Hzに対し、女性の声はその約2倍の1000Hzほどです。子どもの声が1,000~2,000Hzで、赤ちゃんの泣き声は2000~4000Hzほどの周波数となります。

この可聴域(20Hz~20,000Hz)の範囲で発生する音で、尚且つ不快な音が「騒音」という事になり、主に騒音になり得るのは目安として31.5~8,000Hzだとされています。

「低周波音」と「高周波音」は不快に感じやすい

音域は周波数の大きさに応じて「超低周波音域」~「超高周波音域」までの7段階に分類され、人の耳には低音域ほど小さく、高音域ほど大きく感じます。

その中でも「なんの音なのか分からないが、うるさく不快」と感じやすいのが「低周波音」と「高周波音」です。

日本では「低周波音」は1Hz~100Hzの周波音とし、鳥のさえずりや虫の音、バスやトラックのエンジン音、人の声も同じく分類されます。その中でも低い音の事を「低周波音」と呼びます。さらに「低周波音」でも20Hz以下は「超低周波音」と呼び一般的に人には聞こえない音となります。

一般的にはおよそ周波数が20Hz~20,000Hzまで聞くことができるとされていますが、この可聴域の中でも周波数が15,000~20,000Hz程度の周波音は「高周波音」と呼ばれ、電子機器や機械が発生させる「ピー」「キーン」「ブーン」という電子音のような音です。

この「低周波音」と「高周波音」は人によって感じ方が異なり、不快音として感じやすいです。そのため、「低周波音」「高周波音」が原因でイライラしたり、頭痛や不眠、その他の不定愁訴などの症状に悩まれる方も少なくありません。

音の振動の伝わり方

騒音対策をする上で音の伝わり方も知っておくのも大切です。なぜなら音によって伝わり方が違う為、どんな騒音を防ぎたいのかで騒音対策方法も異なってくるからです。

それではその違いを見ていきましょう。

空気伝播音とは

まず一つ目の伝わり方として「空気伝播音」というものがあります。「空気伝播音」とは、音源から発生した音が空気中に伝わり(振動させて)聞こえる音の事です。主に人の話声やテレビ・ステレオの音、楽器の音、ペットの鳴き声、飛行機の音などが挙げられます。音を発しているものから距離が遠くなればなるほど音は小さく聞こえます。

個体伝播音とは

もう一つは「個体伝播音」と呼ばれるもので、発生した音が壁や床、天井などに音の振動や衝撃が伝わった先で聞こえる音の事です。主に足音や物体を上から床に落とした時の音や、ドアの開閉音、洗濯機や冷蔵庫の音、自動車の音などが挙げられます。

また、楽器でも床に設置して演奏するピアノやドラムは「個体伝播音」に分類されます。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は床の遮音等級L40の遮音性能を持つため、足音などの騒音対策に最適なマットです

最大遮音等級L40の「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

身近な騒音と防音対策

これまで、音域や音の伝わり方の違いについて解説をしました。ここからはこれを踏まえて生活する上での身近な騒音とその対策方法をご紹介します。

家の中の騒音(生活騒音)

多くの方が悩む騒音として、「生活騒音」というものがあります。生活騒音とは生活する上で誰もが発生するもので、足音や洗濯機やエアコンの音、楽器の音など様々です。

人やペットの足音~床衝撃音~

生活騒音の中でも多くの人が不快に感じやすいのが人やペットの足音です。集合住宅では特に上下階の住民でのトラブルが多く、床を騒音対策が必須です。

足音や重いものを落とした時や座って椅子を引いたときなどの音は「個体伝播音」となり、その中でも床に響く音は「床衝撃音」と呼ばれ、さらに「軽量床衝撃音」と「重量床衝撃音」の2種類に分類されます。

「軽量床衝撃音」はスプーンやフォーク、子どもの小さなおもちゃなど硬くて比較的軽いものを落とした際に響く衝撃音の事をいい、「重量床衝撃音」は大人の足音や子どもが走ったり、飛び跳ねたりする重く鈍い音の事を意味します。
目安として、子どもの走り回る音や重量のある物を落とした時は、31.5~125Hzの周波数に分布されます。

「軽量床衝撃音」はフローリングの上にカーペットやジョイントマットなどを敷く事で、ある程度は騒音対策が可能です。

ですが、足音などの「重量床衝撃音」はフローリング下のコンクリートスラブ(下地のコンクリート)の厚さや密度が関係してくるため、カーペット等では十分な騒音対策とは言えません。
その為、「重量床衝撃音」の対策には遮音性能が高い防音マットの使用がオススメです。

只、遮音性能の高い防音マットは重量がありなかなか素人では施工は難しいため、安全にしっかり騒音対策をするにはプロに施工を依頼するのが最適です。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」はL40の遮音性能があり、床材との組み合わせによって遮音性能を確保しています

最大遮音等級L40の遮音性能「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

家庭機器からの騒音

洗濯機や冷蔵庫、掃除機などの家庭用機器からの騒音もしっかりと対策をしてきましょう。
洗濯機の稼働音は約125Hzの低周波数として響いている事があり、冷蔵庫も常時ブーンという低周波音が出ています。

対策方法として洗濯機や冷蔵庫の下には音の振動が伝わらないようにする防振マットを敷くのがオススメです。防振マットはゴム製などのクッション性の素材で出来ており、音の発生物と床の間に設置するだけで騒音を抑制する事ができます。

尚、洗濯機や掃除機などは夜間に使用しない、など時間にも配慮する事が必要です。

交通騒音

住居の近くに大きな道路や線路がある際は、外部からの騒音対策も必要です。
まず手軽に騒音対策できるものとして、カーテンを遮音性能の高いものに変える事です。
それだけでも夜間や早朝でもカーテンを閉めていれば比較的騒音を軽減する事ができます。
騒音の発生源側の壁に大きな家具を置く事も対策方法の一つです。

費用はかかってしまいますが、さらにしっかり騒音対策をしたい方は窓を二重ガラスにする事が効果的と言えるでしょう。

まとめ

私たちの周りには常に「騒音」があります。今日ご紹介した生活騒音や交通騒音以外にも、建設作業騒音や商業施設の深夜営業などの営業騒音、工場などからの騒音、飛行機の騒音など様々です。

日々生活をする上で切っても切れない騒音。
自分自身も騒音の被害者・加害者どちらにもなり得るという事を忘れず、常に近隣の方々への気遣いと配慮、そして正しい知識を持って騒音対策をしていきましょう。

アトピッコハウスの床防音材「わんぱく応援マット」は遮音等級L 40の遮音性能があり、床下地を二重に作らなくてもコンクリートの上に敷きこむだけで大きな効果を発揮します

▶️最大遮音等級L 40に遮音性能「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

よくある質問

騒音対策で周波数は重要ですか?

騒音対策において、周波数はとても重要になります。
周波数が低いと低い音、周波数が高いと高い音として聞こえ、個人差もありますが、一般的にはおよそ20Hz~20,000Hzまで聞くことができ、この範囲の中で「騒音」となるものに対し対策を行っていきましょう。

子どもの走り回る音や重量のある物を落とした時は、31.5~125Hz程度の周波数のため、床の騒音対策には遮音性能L40の「わんぱく応援マット」がおすすめです。

騒音は何ヘルツからですか?

主に騒音になり得るのは31.5~8,000Hzだとされていますが、人それぞれ感じ方が違うため、一概に「ここからここまでが騒音」とは言えません。しかしこの基準を参考にし騒音対策を行うことが大切になります。日本では「低周波音」は100Hz以下として定めており、「低周波音」は「聞こえる音の範囲」として認識されているため、集合住宅などにおける身近な騒音として問題になりやすいです。

集合住宅での床の騒音対策にはアトピッコハウスの「わんぱく応援マット」を敷く事で足音などの床の騒音にも効果を発揮します。

聞こえやすい周波数は?

個人差もありますが一般的には、普段の会話の音が約250Hz~4000Hzの間となり、人の聴力は3000Hz付近が最も感度が良く、それ以下、それ以上だと感度が低下します。さらに年齢などでも変化し、個人差はありますが一般的には高齢になると高音域を感知する力が弱まっていきます。

Hz(ヘルツ)と㏈(デシベル)の違いは?

1秒間に振動する回数を数値で表したものを「周波数」と言い、周波数を表す単位をHz(ヘルツ)と言います。一方、㏈(デシベル)は音の単位を表します。無音は0㏈とすると一般的にはテレビの中音は50~60㏈程で「普通」と感じ、テレビの大音量は70~80㏈で「うるさい」と感じます。防音対策をする際は目安にしてみてください。

無料で資料・サンプルを差し上げます

アトピッコハウスは、無垢、珪藻土、漆喰、クロス、畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

最大遮音等級L40を発揮する床の防音材「わんぱく応援マット」の資料はこちらからご請求頂けます

床遮音材 わんぱく応援マット