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無垢フローリング

無垢フローリングと床暖房は最高の組み合わせ!

2024/07/04
2024/07/05

床をリフォームする際に人気なのが無垢フローリング。その無垢フローリングに合わせたいのが床暖房ですが、無垢フローリングは床暖房と組み合わせるのは良くない、と聞くことがあります。

無垢フローリングに床暖房はとても気持ちの良い組み合わせですが、なぜ良くないと言われてしまうのでしょうか。

また、無垢フローリングは温かいと言われます。そもそも床暖房は必要なのでしょうか。

アトピッコハウスでは、床暖房対応の無垢フローリングをご用意しています。足元から温かい冬をお過ごしになりたい方はご参考下さい

床暖房対応の無垢材、ごろ寝フローリングの詳細はこちら

ごろ寝フローリング

目次

無垢フローリングが人気な理由、メリットとは?

無垢フローリング

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

無垢フローリングにはたくさんのメリットがあります。本物の生きた無垢材ならではの手触りや温かさ、そして無垢フローリングの持つ調湿性能。湿度が高い時期は余分な水分を吸い取り、乾燥した時期には水分を吐き出して室内の湿度環境を快適に整えてくれる作用があります。

また、年月とともに味わい深く色味や見た目が変わる、経年変化も無垢フローリングの楽しみであると言えます。

他にも香り良い、メンテナンスが簡単、リラックス効果や集中力を高めるなどのメリットもあります。

アトピッコハウスの、ごろ寝フローリングは経年変化が美しい無垢材です

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ごろ寝フローリング

床暖房のメリットは?

それでは床暖房にはどのようなメリットがあるのでしょうか。

もちろん床が暖かいということ。足が冷えるという方には最適です。またエアコンのように風が起きないのでホコリが舞うこともありません。エアコンの場合、冷たい空気は下に、温かい空気は上に溜まるため、足元はいつまでも温まらず、顔や頭だけがほてってしまうということが起きやすいですが、床暖房であれば足元からボカボカ温まるので効率よく体を温めることができます。

足元

エアコンのフィルターのように定期的な掃除が不要な事、またストーブやヒーターのように場所を取らないため、空間を広く使えること、小さなお子様やペットがいても火傷をする心配がないということもメリットです。

床暖房を入れるときに無垢材は使えないといわれる理由

床をリフォームしてフローリングを無垢材にして床暖房を入れたいと業者さんに相談すると無垢と床暖房は相性が良くないと渋られることがあります。それには以下のような理由があります。

天然の木材は温度変化が苦手

無垢材は温度や湿度の変化に敏感で、これにより膨張や収縮が起こりやすいです。床暖房を使用すると床材が頻繁に温まったり冷えたりするため、急激に水分を失った無垢材が収縮し大きく変形する可能性があります。これが床材の反りや隙間の発生の原因となります。

反ったり割れたりする可能性がある

温度変化や湿度の変化が激しいと、無垢材はひび割れたり反ったりするリスクが高くなります。床暖房は床材に直接熱を伝えるため、木材が乾燥しやすくなり、乾燥による収縮や割れが発生することがあります。特に無垢材は含水率が高いため、乾燥により体積が大きく変化することがあります。

温度変化に弱い無垢材は急激に温度が上がることで割れたり反ったりしてしまう、また乾燥により収縮し板同士に隙間が空いてしまうことがあるということですね。

ただ、それはホットカーペットやこたつを無垢材の上に設置する場合にも起こり得る現象です。

床暖房を無垢フローリングに使う方法はある?

もちろん、無垢フローリングと床暖房を組み合わせる方法はありますのでご安心下さい。

床暖房

床暖房対応の無垢フローリングを選ぶ

無垢フローリングは温度変化や熱に弱いですが、床暖房に対応できるよう加工されている無垢フローリングを使用する事が重要です。
一般的に無垢フローリングは熱に弱いですが、床暖房対応として加工されている無垢床材はゆっくりと時間をかけて乾燥させた後、特殊な熱処理をしているため、温度変化にも適し、反ったり割れたりというリスクが少ないです。

リフォームで床暖房と無垢フローリングを使用する際には床暖房対応の無垢フローリングを選びましょう。
ただ、床暖房対応品は通常の無垢フローリングよりも費用が高額であることが多く、塗装の種類やヘリンボーンなどの特殊な仕上げにより予算オーバーとなってしまうことも。

電気式よりも温水式の床暖房を使う

更に言えば、使用する床暖房も無垢フローリングに優しいものを使うといいでしょう。電気式の物より、温水を流すことで床を温める温水式の方が無垢フローリングを痛めにくいと言われているので温水式を選ぶことをおすすめします。

複合フローリングを使う

複合フローリングとは集成材の上に3㎜~8㎜程の無垢フローリングを貼りつけた床材です。一枚板である無垢フローリングと比べ、収縮がほとんどなく、安定しているため、床暖房と組み合わせても動きはありません。また、表面は薄い無垢なので見た目は無垢フローリングのように見えます。

ただ、無垢材ではないので無垢フローリングの持つ調湿性や温かさといったメリットはありません。

アトピッコハウスの無垢床ごろ寝フローリングは床暖房対応品もあります

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ごろ寝フローリング

フローリングを無垢材にして、床暖房を入れた場合の注意点

床暖房用の無垢フローリングを選んだとしても、万全ではありません。やはり無垢フローリングは生きていた樹です。樹として生きてきたときに経験したことのない温度には耐性がないため、少しずつ慣れさせてあげることも大切です。

使い始めは低温設定にする

高温になる電気式でなく、温水式を入れたとしても急激な温度の変化はせず、特に施工1年目はひたすら低温で、徐々に温度を上げるようにします。1年も経つとだんだんとなじんできて高い温度にも適応できるようになってきます。

カーペットなどで覆わない

床暖房の上にカーペットやラグを置かないことも重要なポイントです。床暖房の上に敷物を敷くことで熱がこもり、床材がより乾燥してしまい、隙間が大きくなる原因となります。また、湿気もこもりやすくなるので、変色などが起こることがあります。

床暖房を使用しない季節でもカーペットやラグは、無垢フローリングとの相性は良くありません。湿気によりカビが発生する可能性もあるためです。

床暖房対応無垢フローリングのおすすめの塗装は?

オイル塗装は木材に浸透し、内部から保護する塗装です。無垢材の魅力である自然な風合いを保ちつつ、床暖房の熱による変形を抑える効果があります。また、木材の呼吸を妨げないため、床暖房との相性も抜群です。メリットとしては、自然なツヤと質感を保てることが挙げられます。

ウレタン塗装は木材の表面に保護層を作る塗装で、耐久性が高いのが特徴です。傷や汚れに強く、床暖房にも対応可能なタイプが多くあります。しかし、自然な風合いがやや損なわれることがあるのと、再塗装が難しいというデメリットもあります。

無垢フローリングに床暖房を組み合わせる場合、特におすすめなのはオイル塗装です。木材の自然な美しさを保ちながら、熱による影響を最小限に抑えることができます。メンテナンスの手間が気になる場合は、ウレタン塗装やUV塗装も良い選択肢となります。それぞれの塗装の特徴を理解し、ライフスタイルや予算に合った塗装を選ぶことで、快適な床暖房生活を実現できます。

アトピッコハウスのごろ寝フローリングの床暖房無垢材は無垢の魅力を生かすオイル塗装品です

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ごろ寝フローリング

無垢フローリング自体が暖かいので床暖房がなくても快適?

無垢フローリングは合板フローリングやタイル、クッションフロアに比べて熱伝導率が低いため、冬場にもヒヤッとしにくいです。ただし、無垢フローリングが熱を発するわけではないので暖かくなるということではありません。

無垢フローリングの中でも特に温かいのが針葉樹。ヒノキや杉、パインといった床材は空気の層が多く、温かく感じやすいです。空気の層が多いということは柔らかく、傷がつきやすいということでもあります。

傷をつけたくないということならオークやメープル、カバといった広葉樹がおすすめです。広葉樹は密度が詰まっているので傷がつきにくい反面、熱伝導率が針葉樹よりも高くなるのでヒヤッと感じやすいかもしれません。
床暖房は床から発熱することで、空間の温度を快適に安定させてくれるというメリットが大きいですね。

自然素材である無垢フローリングは新建材に比べると暖かみのある素材ですが、寒い時期でも裸足で過ごしたいということであれば床暖房を採用することをおすすめします。

床暖房におすすめの部屋とは?

床暖房は初期費用が高くなるため、全ての部屋に設置することは難しいということもあります。ベッドで寝ている方の寝室や、廊下などは最悪割愛してもいいのかもしれません。

床暖房を設置するのにおすすめの場所としては家族が集まることの多いリビングです。足元から温まる床暖房のリビングで家族やペットとゴロゴロするというのはとても快適ですよね。

また、後回しにされがちですが、水場であるキッチンは底冷えします。立ち仕事であるため足元から心底冷えながらお料理をされている方も多いのではないでしょうか。料理をする人は必然的にキッチンにいる時間が長くなります。キッチンに床暖房があると底冷えする冬場でも快適にお料理ができます。

無垢床のメーカーであるアトピッコハウスの床暖ラインナップ

無垢フローリング床暖ホワイトアッシュ(タモ)15mm厚75mm幅

ホワイトアッシュは、ナラに良く似た樹種で、硬くて木目はまっすぐ均一で綺麗です。明るい色調と美しい模様が特徴で見栄えが良く、狂いも少ないので、家具として利用したり、インテリアデザインにおいて人気があります。

無垢フローリング床暖メープル15mm厚75mm幅

メープルは、若干赤身を帯びていますが、白っぽ過ぎず、表情が出過ぎることのない上品な木肌が人気な無垢材です。ヒノキやヴォルドーパインよりも固いですが、ナラやホライトオークよりも柔らかいです。木目が少なく明るい白さはどんなインテリアにも合います。

無垢フローリング床暖ブラックチェリー15mm厚75mm幅

製材したばかりの時は、淡い薄桃色をしていますが、年月の経過と共に、紫外線の影響で変色するのが特徴です。最終的には、飴色のような濃い赤褐色になっていきます。徐々に味が出るという無垢材フローリング特有の特徴を、よりリアルに実感できる樹種とも言えます。

無垢フローリング床暖ウォルナット15mm厚75mm幅

独特の風合いや、木肌の美しさなどから、世界屈指の銘木に数えられるクルミ科の広葉樹です。深いチョコレートブラウンから紫がかった色調までの豊かな色合いが特徴で、時間が経つにつれて色が深まり、独特の美しさが増します。木材の中でも最高ランクに位置し、「家具材のロールスロイス」と呼ばれることもあり、高級車のウッドパネルなどにも使われる贅沢な無垢フローリングです。

無垢フローリング床暖「準」対応品尾鷲ヒノキ 12mm/15mm厚120幅

ヒノキは、日本人なら誰でも憧れがある高級樹種。産地は日本全国ですが、場所によってその品質はまちまちです。ごろ寝フローリングで使用しているヒノキは、世界遺産に登録された熊野古道の里、三重県尾鷲市のヒノキです。床暖房の認定は受けておりませんが、「床暖房準対応品」として自信を持って販売しています。これまで沢山の現場で床暖房用として使って頂いていますが、反ったり、割れたりといった大きな問題は起こっておりません。白肌から段々と飴色へ変化していくのも楽しみな無垢材です。

アトピッコハウスには、各種「床暖房用」無垢フローリングが揃っています

ごろ寝フローリングの商品ラインナップはこちらから

ごろ寝フローリング

マンションのリフォームの場合は遮音を取る必要があるので注意

マンションで床をリフォームする場合、戸建てとは違い、遮音規定をクリアする必要があります。そのため、マンションによっては床暖房が入れられない、無垢フローリングが使えないなどの規約がある場合があります。

マンションの床材には主に防音フローリングが使われることがありますが、床暖房と組み合わせられるかは確認が必要です。

わんぱく応援マット

アトピッコハウスの床遮音材わんぱく応援マットは、床暖房対応品なので、床暖房と組み合わせての施工が可能です

床遮音材わんぱく応援マットの詳細はこちらから

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

まとめ

自然素材である無垢フローリングは急激な温度変化により、隙間が空いたり、反ってしまったりという不具合があるため、無垢フローリングに床暖房は使えないと言われています。
しかし、床暖房用の無垢材を採用する、使い始め1年間は低温で作動するなど、いくつかの注意点をクリアすれば無垢フローリングと床暖房を組み合わせることもできるということですね。

足元から緩やかに温まる床暖房は効率よく体を温めてくれて、足触りの良い無垢フローリングとの相性が抜群です。ただ、無垢フローリングと床暖房を突き詰めると費用が高額になりがちです。

床暖房は全面でなくても、例えばリビングなど、家族が過ごす時間の多い部屋のみに施工してみてもいいかもしれません。

ライフスタイルに合わせて上手に採用できるといいですね。

アトピッコハウスのごろ寝フローリングでは床暖房対応無垢材もご用意があります。足元から暖まり、乾燥知らずの快適な冬を送りたい方はぜひご参考下さい

床暖房対応品も取り揃えている無垢床ごろ寝フローリングの詳細はこちらから

ごろ寝フローリング

よくあるご質問

床暖房とフローリングの無垢材は組み合わせられない?

床暖房と無垢フローリングを組み合わせることは可能です。ただし、床暖房用の無垢材を選ぶ、電気式ではなく温水式の床暖房を選ぶ、1年目は床暖房を高温にせず、低温で使用するなどのポイントを理解しておく必要があります。

無垢材の床暖房対応品とそうでないものの違いは?

床材の無垢フローリングは床暖房を組み合わせる場合、床暖房対応品を使用する必要があります。一般的な無垢の床材との違いは、ゆっくりと乾燥させ、特殊な熱処理をすることで、温度変化に弱い無垢材に熱の耐性を与え、反ったり割れたりという不具合を抑えることができます。

床暖房対応無垢フローリングのお手入れは?ワックスがけが必要?

床暖房用の無垢フローリングの普段のお手入れ方法は一般的な無垢材と同様です。ただ、床暖房対応床材の無垢は、乾燥しやすい環境にさらされるため、通常の無垢フローリングよりも頻繁にワックスがけが必要です。一般的には半年に一度程度が目安ですが、使用状況に応じてオイル系のワックスがけをするといいでしょう。オイル系ワックスをかけることで熱による変形や劣化を防ぎ、適切な保護ができます。

無垢フローリングの幅ってどのくらい?

無垢フローリングの幅は75㎜~90㎜が一般的です。フローリング、特に無垢の場合は幅が広い方が施工しやすい、また継ぎ目が少なくなるので隙間が空きにくいというメリットがあり、人気ですが、幅の細い製品は上品なイメージがあり、選ばれる方が増えてきています。

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アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

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