アトピッコハウス ブログ
  • 8:30 ~ 17:30 土日祝日/ 定休
騒音問題

マンションで階下に音を響かせない方法とは

2024/02/01
2024/02/01

人の生活形態は家ごとに違います。家族構成、活動する時間帯、趣味によっても変わってきます。特にマンションなどの集合住宅は下の階や隣の家へ音が響くのではと気になります。

小さなお子さんがいらっしゃるご家庭では足音や声、物音に気を付けて生活をされていても、生活形態の違うご近所からご指摘を受けるなんてこともありますよね。

特に住戸が密接しているマンションなどの集合住宅では気を付けていても生活音が伝わりやすいもの。

集合住宅で暮らす際に出来るだけストレスなく生活をするためにどんな防音対策をしたらいいのでしょうか。

アトピッコハウスには、マンションリフォームに便利な防音材「床の遮音材わんぱく応援マット」という製品があります。マンションの下の階に音が響かない方法の1つとして、ご採用頂けます

床の防音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

マンションでは音が伝わりやすい

 騒音問題 

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの内藤です。

マンションでは自分の家の床は階下の方の天井に当たり、壁を1枚隔てたところに、別の家族が生活しているというわけです。こちらのリビングの壁一枚を隔てて隣家の寝室という間取りもあり得るため、音のトラブルが起こりやすいということはイメージできると思います。

気を付けて生活をしていても生活音はどうしても発生します。マンションで下に響く音には、足音の他、イスを引く音、歩く音、物を落とした音、ドアや窓の開け閉めや、洗濯機や乾燥機の振動による音もあります。

ペットを飼っていればペットの鳴き声などもトラブルの原因となりますし、楽器の音なども気を付ける必要があります。

自分にとってはかわいいペット、癒される音であっても他人にとっては騒音となりかねないのです。

床の防音材「わんぱく応援マット」は、最大L40の遮音性能を発揮しますが、仕上げ材との組合せによって、遮音性能が変わります

マンション下に、音を響かせない選択肢の1つ「わんぱく応援マット」の詳細はこちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

マンションで下に響く音は、どんな種類に分類される?

マンションなどで上の階で発生した音は「重量衝撃音」と「軽量衝撃音」で分類され、重量衝撃音はその名の通り足音の様なドスンと重量のある音、軽量衝撃音はスプーンなど軽い物が落下した時に起こるキーンという高い音を言います。

重量衝撃音はLH(レベルヘビー)、軽量衝撃音はLL(レベルライト)で表します。LLやLHの後に数字が付き、数字が小さい方が、遮音性能が高いということになります。

重量衝撃音についてはコンクリートの厚みが大きく影響するので、そもそもの構造の問題となるため、マンションなどの集合住宅では床材によって対策できる、軽量衝撃音を防音する対策を取ることが求められます

LL45の遮音等級が一般的ですが、厳しいところではLL40を取る必要がある場合もあります。これらはマンションごとによって管理組合で設定されているので確認してみるといいでしょう。

マンションで、音が響かない構造とは?

マンションなどの集合住宅では構造によって音の伝わり方が変わってきます。マンションの構造としては木造、鉄骨、鉄筋コンクリートがあり、鉄筋コンクリートが、一番音が響かない構造で、遮音性が高いと言われています。

音の伝わりの原因は振動によるものです。

床で生じる音においてはコンクリートの厚みが影響していて、特に気にされる子どもの走り回る足音である重量衝撃音はコンクリートの厚みがあるほど響きにくくなります。

スプーンなどの軽い金属をフローリングなどの硬い床の上に落とした高い音はコンクリートの厚みよりは仕上げの床材が影響します。スプーンをタイルやフローリングのような硬い床の上に落とすのと、カーペットのような柔らかい床の上に落とすのでは音の響きは変わってきますよね。

厚みのあるカーペットや畳といった空気を多く含む床材はクッション性があり、そのもので防音効果があります。

古いマンションなどではカーペットや畳が使われていることが多いです。古いマンションではコンクリートの厚みがそこまでない場合もありますが、仕上げ材で防音対策がなされているというわけです。

マンションは下だけでなく、隣家とも密接している

マンションなどの集合住宅は上下だけでなく壁を隔てた左右にも別の家族が生活をしています。洗濯機や掃除機、食器を洗うなどの生活音や、話声、テレビやオーディオの音など、生活をしていく上で様々な音が発生し、人によっては騒音ととられかねません。

リビングのテレビ

テレビやオーディオなど特に大きな音が出るものが壁に隣接する場合、裏の壁に吸音パネルや吸音材を張って対策すると安心です。

また、寝室など静かに過ごしたい場所が隣家と隣あっている場合は、壁際に家具を置く事で防音効果が期待できます。できれば洋服など入っている家具であればクッションとなり、さらに防音対策となります。

マンションで下の階に音が響かないようにするための工事対策にはどんなものがある?

いざ、マンションを購入して、床をリフォームするとなった時、マンションごとに決められた防音対策をする必要があることはお話しました。

ではマンションで下の階に音が響かないようにする防音対策にはどんなものがあるのでしょうか。今までの床の防音対策は大きく分けて二つありました。

床の防音対策1:床下を二重床する

二重床は床下に防振ゴムのついた支持脚を設置し、空洞を作って防音対策をするという方法です。床下に空間ができることと、防振ゴムの支持脚が音の伝わりを軽減させ、防音になるというものです。

防振ゴムにより二重床を設置することで、配管も通しやすくなりますし、二重床そのもので防音を対策できるため仕上げの床材を選びやすいというメリットがあります。

デメリットとしては二重床の分、床が高くなるので天井が近く圧迫感を感じる事、またそれに伴いドアなどの建具の高さが合わなくなり、アンダーカットが必要になる場合があります。比較的コストが高い防音対策と言えます。

床の防音材「わんぱく応援マット」は、フローリングなどの仕上げ材と組み合わせて工事して頂きますが、製品そのものの厚みは、11mmなので、天井が低くなるということは、ありません

床の遮音材(防音材)わんぱく応援マットの詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

床の防音対策2:防音フローリングを使用する

直貼りフローリングとも呼ばれる防音フローリングは、フローリングの下にフワフワしたクッション性の高い防音材がくっついた床材です。フローリングと防音材が一体化しているので高さを出さずに防音を取る事が出来ます。さらに床に直接防音フローリングを設置できるためコストも下がります。

デメリットとしては裏に付いた防音緩衝材がフワフワと沈み込むため気持ちが悪いと感じる人もいます。防音材と一体型のため種類が限られているため選択肢が少ないというところも懸念材料です

床の防音材「わんぱく応援マット」は、しっかりした踏み心地で、床がフラフラしない点が特徴です。

遮音性能L40 わんぱく応援マット

マンションで音を下に響かせないように防音マットを使用してリフォームする

上記のような方法で防音を取る以外に、最近マンションリフォームで注目されているのが、音が下に響かないよう、床下に防音マット単体を設置して対策するという方法です。

わんぱく応援マット

アトピッコハウスでは床遮音材わんぱく応援マットを扱っておりフワフワしない防音材として好評をいただいています。

わんぱく応援マットは、床下に遮音材を設置することで高さを出さずに防音効果が期待でき、仕上げの床材を選ぶことができるので選択肢も広がります

▶床遮音材わんぱく応援マットは合板と組み合わせてL40、無垢、コルク、クッションフロアと組み合わせてL45を取得しています

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

賃貸やアパートで下に音を響かせない方法

思い切ってリフォームをして防音対策が出来ればいいけど、予算もないし、そもそも賃貸生活で防音対策をする方法ってないの?というご質問を多くいただきます。

分譲マンションに比べ、賃貸のアパートや団地などは、造りが木造であったり、コンクリートの厚みが薄かったり、そもそもの防音対策がなされていない事が多く、生活音が漏れ聞こえやすいです。

賃貸アパートで子どもが走りまわる足音や生活音など下に響く音を軽減させる対策をするには以下の様な方法があります。

賃貸での床の防音対策1:ジョイントマットを敷く

ホームセンターなどで一つずつ買えるジョイントマットは1㎝程の厚みのポリエチレンなどでできているマットです。小さい子どもがいる場合のクッション材としても活用されます。ジョイントマットはパズルのように簡単に組み合わせて使用できるので、汚れたら気軽に取り換えられるところがメリットです。

ジョイントマット

ただ、防音対策がなされているわけではないので遮音という面では効果は少ないかもしれません。

賃貸での床の防音対策2:カーペットを敷く

毛足の長いカーペットはクッション性が高く、防音対策に適しています。カーペットだけでなく、畳のように空気を多く含む床材は足音や振動を吸収してくれるので防音効果が高いです。

デメリットとしては掃除がしにくい事、ダニなどの発生が懸念されるなどがあります。

賃貸での床の防音対策3:遮音マットを床の上に敷く

アトピッコハウスで販売している床遮音材わんぱく応援マットは床下に敷き込むタイプの遮音材ですが、大がかりな工事をせずに既存の床の上に遮音マットを乗せることで防音対策をすることができます

遮音マットを床上に敷いて、オシャレなラグなどで覆うことで即席の防音床が完成するというわけです。

家全体でなくてもリビングやダイニングなど人が集まる場所だけ部分的に簡単に対策できます。

ゴム面を下にすれば滑らないし、11㎜の厚みで足音や振動もしっかり軽減できます。手軽に防音対策したいという場合におすすめです。

※床遮音材わんぱく応援マットは床上に敷いて防音対策できます。

クレームが入ってからの対策は難しい

そもそも階下や近隣の方から騒音を指摘された場合、何らかの対策をする必要がありますが、騒音を感じている方はとても敏感になっています。そのため防音対策をして、音の伝わりを軽減できたとしても、それで終わりとはいかない場合もあります。

騒音問題

理由としては近隣からの騒音を感じてしまうと身構えてしまい、神経質になりがちです。音の伝わり方、騒音の感じ方は人それぞれ。相手の方にとって騒音はストレスを感じる、深刻な悩みなのです。

防音対策をしたのだから解決ではなく、防音対策とともに生活の仕方を見直す、普段からのあいさつや声がけをするなど、できることはしていきたいですね。

音でストレスを感じないために引っ越す前に確認したいこと

まずは入居前に騒音トラブルにならないような住まいかどうかをある程度確認することができます。

床下コンクリートの厚みや、壁の厚み、どのような防音対策をされた住宅なのかはパンフレットや図面から調べることができます。

また間取りについても、リビングや水周りと寝室が面していないかということも検討材料にするといいですね。

周辺に幹線道路や線路がある場合は外からの騒音を感じる場合があります。

また、管理組合で規定されている条件、例えば楽器の使用がOKか?弾ける時間は定められているか?ペットはOKか?なども事前に確認するといいでしょう。

まとめ

生活をする上で騒音を感じる事、また指摘されることはお互いにとってストレスになります。防音対策をしっかりとって家族がくつろげる家にしたいですね。

マンションで下に響 かない方法は、色々ありますが、工事を伴うものは、費用も大きくなり、また、手続きも面倒になります。ただ、管理組合の「遮音規定」をクリアしないと工事を許可してもらえないので、必要な手続きとなります。

アトピッコハウスの防音材「床遮音材わんぱく応援マット」は、管理組合に提出して頂ける「試験完了報告書」があるので、手続きがスムーズです

遮音性能L40の床防音材「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

よくあるご質問

階下への防音対策リフォームにはどういうものがある?

二重床を設置する、防音フローリングを採用するなどがあります。二重床は防振ゴムのついた支持脚で空洞を作るため床が高くなるというデメリットが、防音フローリングはフワフワするというデメリットがあります。床遮音材わんぱく応援マットは厚み11㎜でフワフワしないためリフォームにおすすめです

音が伝わりにくい床材は?

カーペットや畳といった空気を含み弾力性のある床材は階下に音が伝わりにくいため防音性能が高いです。逆にフローリングのように硬い床材は音が響きやすいので防音対策をする必要があります。アトピッコハウスの床遮音材わんぱく応援マットは床下に敷き込み最大LL40の防音効果があります

窓の外からの騒音にはどんな対策ができる?

道路や線路が近いなど、外からの騒音の対策には窓やサッシを変えることでかなり緩和されますが、例えば厚手のカーテンを使用してみる、窓に防音シートを貼るなどすることでも、ある程度の効果は期待できます。

マンションのスラブの厚みの基準は?

足音や振動の伝わりは床下のコンクリートスラブの厚みにより変わります。スラブが厚い方が音は伝わりにくく、建築基準法では80㎜以上とされていますが、防音性や耐久性を考えて150㎜以上であることが一般的です。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

床の防音材「わんぱく応援マット」の資料は、こちらからご請求いただけます

床遮音材 わんぱく応援マット