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遮音マットに防音効果は期待できるのか?

2020/01/31
2023/12/21

遮音マットとは、床の衝撃音を軽減させるために
床に張る建築材料ですが、

遮音マットを張れば、足音が消えるのか?防音対策は問題ないか?というと、
そんなに簡単ではありません。

既に騒音トラブルになっていて、防音対策したいという場合は、
余計に難しいと思います。

では、遮音マットを使用すると、どの程度のことが期待できるのか、
遮音マットの限界等に関して、この記事で紹介したいと思います。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、最大L40の遮音性能を発揮しますが、床材との組合せで、遮音性能も変わります

最大L40の遮音性能「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

遮音マットは、100%防音できるものではない

遮音マットの効果

自然素材の内装材専門メーカー、アトピッコハウスの山田です。
遮音マットと呼ばれるものは、マットと言うくらいですから、
薄いものです。

床に張るタイプの遮音マットもあれば、
既存床をはがして、フローリングなどの仕上げ材の下に
敷きこむタイプの遮音マットもあります

比較的薄い遮音マットですから、
足音や物を落とした時の「音」は100%聞こえなくなるかというと、
そこまでの防音対策をできない場合もあります。

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」は、コンクリートの床スラブに直接貼れる床遮音材です

わんぱく応援マットの遮音性能データは、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

遮音マットと防音マットの違いとは?

音を遮ると書く「遮音」マット
音を防止すると書く「防音」マット
音を吸うと書く「吸音」マット

遮音材や吸音材をまとめて防音マットと言います。

ホームセンターのほか、amazonや楽天などショッピングサイトでも、
たくさんの種類やサイズの防音マット、防音に関するアイテムが売っています。

価格帯も広く、素材も色々あるので、
何を基準に防音マット選んだら良いのか迷いますが、

期待する防音効果が得られる、遮音マットの選び方ポイントをご紹介します。

楽器を練習する部屋の音対策。おすすめの遮音マットとは?

ピアノやドラムなどの楽器を練習する場合、
壁を防音仕様にするのはもちろんですが、振動も気にしなくてはなりません。

ピアノはペダルを踏むことで振動するし、ドラムは振動が強いです。

この場合、しっかりとした厚みのある防音マットで壁や天井をカバー、
床は楽器専用の防振マットを使うことをおすすめします。

楽器の下に敷くだけの簡単なジョイントマットもありますが、
振動を防ぐことに特化した防振マットの使用が効果的でおすすめです。

グランドピアノの下に厚みがある防音マットを使用すると、安定感がなくなるので、
5mm程度の厚みのマットが無難です。

グランドピアノの画像

ドラムの場合は振動が強いので、
10mm~15mm程度の厚手の防音マットを選びたいところです。

しっかりとした防音をしたいのであれば、
厚みのほか、重さにも注目してマットを選びましょう。
重さがあるということは、密度が高いということです。
密度が高いマットのほうが、防音や振動をおさえる効果が高まります。

ドラムセットの画像

 

衝撃音の対策。おすすめの遮音マットとは?

子供が走り回ったり、高いところから飛び降りた際に生じるドシンという衝撃音や振動は、
思っている以上に階下に伝わります。

100円均一でも買えるジョイントマットは撥水加工していたり、クッション性があるので、
小さいお子様の食べこぼしや、転んだときの緩衝材としても便利です。

簡単に設置ができ、便利なジョイントマットですが、
ジョイントマットでは衝撃音を和らげることは難しいです。

衝撃音対策には、カーペットタイプの防音マットがおすすめです。
カーペットの下に、密度の高い樹脂やゴムなどの素材を使っているものは、特に防音性に優れています。

防振対策を重視したい場合は、出来るだけ厚みのあるやわらかい素材のカーペットを使うか、
衝撃緩和性の高い防振マットをカーペットなどと併用しましょう。

密度が高い=重い 
重量感のあるカーペットがより防音性に優れていると言えます。

カーペットマットのデメリットは、ダニやホコリを吸いよせることです。
防虫加工、防ダニ加工、防臭加工など素材選びにも気をつかいたいですね。

シート状のものは部屋のサイズ合わせが難しいので、
自由にカットしやすい厚みのものを選びましょう。
ジョイントタイプのマットは部屋のサイズで何枚必要になるのか計算し、
最適なサイズの商品を選びましょう。

アトピッコハウスの遮音材「わんぱく応援マット」は、フェルトとゴムの2層構造。フェルトを圧縮し密度が高いマットのため、重量感があります

基本的には、床工事をして新しい床の下に使用するマットですが、既存床に敷きこんで簡易的に防音マットとして使うこともできます。

簡易的な防音マットとしても使える「わんぱく応援マット」の詳細は、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

遮音マットの防音効果、実力

今ある床の上に敷きこむタイプの防音マットと、
床を一から作り直し、仕上げ材の下に防音マットを使用する方法が
ありますが、防音効果や実力はどうなのでしょうか?

防音性を判断するポイントはいくつかありますが、
「遮音等級(L値)」がわかりやすいと思います。

L値は、上階の床で生じる音が下の階でどの程度に聞こえるのかを示した基準です。
このL値は数字が小さいほど、遮音性能がよいことを示しています。

L値は、JIS(日本工業規格)にもとづく方法で、実験室で測定したデータから実際の現場での遮音性能を推定したものです。

このL値の表示がないマットの場合は、厚みや素材を参考に対策するといいでしょう。
厚みがあるほうが、振動や防音に効果があります。

ネットショッピングで買う場合は、口コミなどでどれくらいの防音対策に効果があったのか、
使用感の実績を確認することをおすすめします。

アトピッコハウスの「わんぱく応援マット」は、厚さ11mm、遮音性能は、最大L40です。

わんぱく応援マットの遮音データは、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

遮音マットの防音効果基準とは?

床遮音材の性能には、LLとかLHで表現される
遮音性能が定められています。

LLとは、軽量床衝撃音で、スプーンなどを
落とした時の小さくて、軽い音です。

そして、LHとは、重量床衝撃音のことで、
椅子から飛び降りたりした時のドスンといった

大きくて、鈍い音です。

ベッド 飛ぶ 子供

どちらも、それらの「音」が遮音材を設置することで、
どの程度軽減するかといった試験をして、

遮音性能が決定される訳です。

性能としては、LL40、LL45のように
数字で示しますが、数字が小さい方が、

遮音性能が良いです。

しかし、遮音性能の高い防音マットを設置したからといって、
階下に伝わる「足音」などが、100%防音できるとは限りません。

床遮音材「わんぱく応援マット」の遮音性能は、LL40、LH50です。詳細は、こちらご覧ください。

最大L40の遮音性能「わんぱく応援マット」の試験データは、こちら

遮音性能L40 わんぱく応援マット

床遮音材 わんぱく応援マット

遮音マットの効果は、軽量と重量

床遮音マットの性能は、軽量床衝撃音(LL)と、
従量床衝撃音(LH)だとご説明しましたが、

一般的には、軽量床衝撃音のLLが問題になり、
LLをクリアすれば、OKとなる場合が多いです。

しかし、いくら遮音基準をクリアしても、
防音100%はできないので、

遮音性能が、いくつであるのかといったことは、あくまで
参考程度で考えることをおすすめします。

既に騒音トラブルになっている場合は、簡単ではない

マンションをリフォームするに当たって、
管理規約で、遮音性能の確保が決まっているから、

それをクリアするために、防音マットなどを設置しますという場合は、
それほど問題になりませんが、

階下のお宅と、既に騒音トラブルになっている場合は、
なかなか防音問題は解決しないと思った方が良いです。

というのは、防音マットの性能がどうとか、
遮音性能の基準をクリアしているといっても、

一旦、生活音が「気になって」しまうと、少々対策しても、
「聞こえる」とか、「気になる」ということは、

ずっと言われる可能性があるので、納得してもらうのは、
簡単ではないのです。

遮音マット以上に、日ごろのお付き合い

マンションは、共同住宅ですから、
「お互い様」という精神が、不可欠です。

また、日ごろから、挨拶を心掛けるとか、
小さいお子さんがいらっしゃるような場合であれば、

階下のお宅には、常に、配慮して、
「うるさくして、すいません」といった言葉がけは、

絶対に必要な配慮だと思います。

近所づきあい

実は、当社の社長は庭で、チャボ(にわとりの一種)を飼っていますが、
鳥小屋を「防音仕様」にするのと同時に、

お隣さんには、「いつもうるさくて、すいません」
という声掛けを意識的にするようにしているそうです。

すると、本当は、うるさいなと思っていても、
「大丈夫ですよ」とか「気になりません」とか、
言ってくれたりしるそうです。

やはり、日ごろからのお付き合いをおすすめします。

まとめ

繰り返しになりますが、遮音マットを設置したら、
防音を100%できるわけではありません。

マンションの遮音基準をクリアする
「工事内容」であれば、文句が付かないかと言うと、
そうではありません。

一旦トラブルになって、気になっている人に対しては、
どんな対策をしても、何をやっても、

生活音が「聞こえる」「気になる」と言われかねません。
そこで必要となるのが、日ごろのお付き合いです。

普段から挨拶を交わし、良好な人間関係を作っていれば、
少々のことは、「お互い様」の精神でクリアできる筈です。

アトピッコハウスには、最大L40の遮音性能を発揮する床遮音材「わんぱく応援マット」があります。
マンションで床リフォームをお考えの方におすすめのアイテムです

床の遮音材「わんぱく応援マット」の資料は、こちらからご請求ください

床遮音材 わんぱく応援マット

よくあるご質問

わんぱく応援マットは、タイルと組み合わせて使うことができますか?

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」 フェルトとゴムの2層構造。合板フローリングとの組み合わせでは、LL40。無垢フローリングとの組み合わせでLL45の遮音等級を確保できます。タイルと組み合わせての遮音試験をしていませんが、クッションフロアとの組み合わせでLL45の遮音等級がとれますので、塩ビなどの軟質タイルであれば施工可能と考えています。マットの上に1枚合板を入れると、固定が安定するので、合板を足す方法をおすすめします。

6畳の和室を洋室にしたいですが、遮音等級LL40が必要です。自分でDIYは可能でしょうか?

アトピッコハウスの床遮音材「わんぱく応援マット」をDIYすれば、工事費用が発生しないので価格をおさえられます。LL40の遮音等級も確保できます。マンション管理組合に提出する書類も完備していますので、お気軽にご相談ください。ご自分でDIYにて床工事される方もいらっしゃいます。施工方法は、こちらをご確認ください。施工要領書を読んで難しいと思ったら、プロに相談することをおすすめします。

楽器練習用の防音室をDIYしたいと思っています。おすすめの方法を紹介してください。

防音室は、壁・天井・床すべてに対策が必要です。また、ドラムやピアノなど振動する楽器を練習する場合、振動に対しても対策が必要です。天井と壁には、防音シート+吸音材で、音を吸い、床は防振マットやカーペットを使って振動を抑える方法がおすすめです。厚さと重さのあるマットやカーペットを使用すると固定が安定し、防音防振効果が高いので、おすすめです。窓がある場合は、窓部分を塞いでしまうと、換気ができないので注意しましょう。

床遮音シートとマットの違いは?

床遮音シートは遮音マットとも言います。厚みのあるもの、ブロック状のもの、自由にカットができるもの、などサイズも色々あるので、用途や場所にあわせてサイズを選びましょう。
どのマットを選んだらいいかわからない場合は、遮音性能を参考にしましょう。厚みと重みがある防音マットの防音性能が高いので、おすすめです。アトピッコハウスの遮音材「わんぱく応援マット」は、フェルトゴムの2層構造。フェルトを圧縮しているので厚みは11mmとおさえられていますが、重量があるので防音性に期待ができます。

無料で、資料・サンプル差し上げます

アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。

遮音性能L40の床遮音材「わんぱく応援マット」の資料は、こちらからご請求ください

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