地震に強いすっぴんクロス

Mrs.アンこと　ごとうひろ美です。

3.11の震災。
傷跡も色濃く残っているようですが、
いつも通りの日常を取り戻そうとしている人たちもいます。

はなまる工務店の仙台エアサイクル、タカハシ建築工房さんも、
ＯＢ宅さんの補修工事に汗を流し続けています。

タカハシ建築工房さんから
「すっぴんクロスは地震に強いからお客様におすすめしています」と連絡が入ったのは、
震災後1か月ぐらいだったでしょうか。

仙台エアサイクルさんからも、
すっぴんクロスの大量注文が続いているのでお話を伺ってみました。

ビニールクロスは裂けている箇所が多いのに比べ、
すっぴんクロスは、
揺れで大きく動いたであろう下地の継ぎ目部分でも裂けていない。

通常、クロスの下地は「石膏ボード」という板が張られています。
畳ぐらいの大きさの石膏ボードを壁全体に敷き詰めていきますから、
繋ぎ目があるのです。
それをジョイント、と呼んでいます。

ジョイント部分は動きやすいので、
テープなどで固定させますが、

構造と違って、
大きな揺れに対しても強度を発揮するような固定方法ではありません。
ですから見た目に変化がなくても、
地震発生時はジョイント部分がガタガタと揺れてしまいます。

そのガタガタにすっぴんクロスは耐え、
破れることなく、そこに存在している。

ということのようなのです。

ジョイントはドアの開け閉めでも小さく揺れています。
左官材などが、しばらくしてから縦に1本割れてしまうのは、
これが原因のことが少なくありませんが、

手で千切っても破れない　すっぴんクロスは、
あの地震に耐え、
今日も、震災前と同じ状態で存在してくれているのです。

すっぴんクロス。
発売から15年ぐらいが経過しました。

少々地味な商品ですが、
昔ながら製法を頑固に守っていたら、
今、脚光を浴びることができたようです。

エコなのにカワイイ　ナチュラルだから気持ちいい
ピンクやブルーの壁紙もご用意しています。

リビングはもちろん、
子供部屋や寝室に使うと、安心です。

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