塗り壁はどんな下地の素材でも塗れるの?
長年住んできた住まいをリフォーム。
中古物件を購入してリフォーム。
壁のリフォーム現場からのお問合の一つが、
既存の壁の上に塗り壁材は施工できるのか?
せっかくのこのタイミング。
クロスから塗り壁へ、なんて考えている方も多いのでは
ないでしょうか。
また、塗り壁から塗り壁へ塗り替えなんて方も多いですね。
我が家もリフォームした際、私の中では無垢フローリングを
採用する事と、キッチン周りを実験室のようにすることが、
「絶対」でしたので、壁までは気が回りませんでした。
そんな時、施工業者の設計担当の女性がふと、
「壁はどうします?塗り壁にしますか?
この家、玄関から天井のクロスは良いクロスですよ~」と。
私はそのまま受け入れ、リビングだけ当たり前のようにクロスに
張り替える事に…今思えば、塗り壁を考えても良かったかも
しれませんが、それは、またの機会にという事で。
今回は既存の壁の上に、塗り壁を希望した際のお話を、
当社の塗り壁材を基本とさせて頂き、お話させて
頂きますね。
既存の壁の状態を確認する
自然素材の内装材メーカー、アトピッコハウスの小倉です。
お施主様から壁リフォームの際のお問合の多くが、
「クロスの上から左官材は施工できますか?」
「塗り壁の上から左官材は施工できますか?」
回答にとても困ります・・・
単純に「可能」な事だとしても、その壁の状況によって、
また、下地の状況によって処理が大きく異なります。
既存の壁の状況に応じてしっかり処理していかないと、
最終的にアクが出てしまったり、色むらが出てしまったり。
先ずは既存の状況がどういった状況なのか?
プロの目で確認してもらう事が大切です。
既存の壁が塗り壁の場合
最近は古民家をリフォーム何て話もよく聞きます。
古民家…簡単ではありません。
古民家の場合は下がボードではなく、土壁の場合があります。
尚且つ竹小舞が基礎の場合は、その基礎から作り変えなければ
なりません。
その他の塗り壁の場合は、
まずは手で触ってボロボロと落ちてこないかが基準になります。
ボロボロと落ちてくる場合は、剥がす必要がありますし、
ボロボロすることも無いようなら、そのまま下地処理を
しっかりすれば施工が可能です。
既存の壁がクロスの場合
クロスもビニールクロスや布クロス、紙クロスなど、
種類も様々です。
ビニールクロスの場合は、状態が良いならば、反って剥がさないで、
下地処理をして頂いた上に左官材を乗せたほうが、綺麗に仕上がる
場合があります。
また、布クロスや紙クロスは剥がした上で、必要な下地処理を
施さないと、左官材は乗せられません。
それは、布クロスや紙クロスは水分を吸い込む力が強いので、
水分を多く含む左官材とは相性が悪いのです。
その他の壁材
最近では、コンクリート壁やペンキ壁なども多いですね。
コンクリートやペンキの壁も塗り壁材に出来ない事はありません。
その場合も同じように剥がすものは綺麗に丁寧に剥がしていただき、
必要な下地処理をして頂いた上に塗り壁材を施工して頂きます。
下地処理が大切です
どの状況でも1番大切なのは、下地処理です。
お化粧をする女性ならわかるはず。ファンデーションを
塗るときにコンシーラーや下地材で、くすみやシミ、クマなどが、
出ないように下地を整えてから、上のファンデーションを乗せます。
考え方は同じです。
塗り壁材も、その下地の状況に合った下地処理をしてあげる事で、
アクが浮きでる事を防ぎ、クラックなのどの防止が出来ます。
いかがでしたか
先ずは、既存の下地の状況を把握することが大切ですね。
そして採用する塗り壁材と下地の状況に合った下地材という
ものがありますので、そちらを選んで頂くことが、
仕上がりも美しく、満足度も上がるかと思います。
アトピッコハウスでは、塗り壁三姉妹をご用意しております。
その三姉妹でも必要な下地材は異なります。
仕上がりを満足いくものにするためには、どのような下地に
どのような下地材が必要なのか?どうぞ比べてみてください。
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