売りたくない商品を売る
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。
千葉大プロジェクトの件で伺った建設会社が、住宅の新商品開発を考えていて、ある会社の塗り壁材を標準として採用することを検討しているとのことでした。
聞けば、
・下地の処理がいらない
・ホードのジョイントも、パテ処理必要なし
・仕上げ材は1発で仕上がる
・価格も安い
と、簡単、便利で、いいことづくめのようでした。
しかし、その商品は、発売当初当社にOEMで販売しないかと提案のあった商品を基本とした改良版の商品でした。
当社に来られた時、メーカーの社長は、「本当に売りたい」商品は別にあって、そちらはチキンと健康配慮がされている自信のある商品である。しかし、それは単価も高く、施工も面倒なため、自然素材“風味”のその商品を仕方なく販売していると本音を漏らしていました。
売りたくない商品だけど、本物は売れない、売りにくい。
だから、偽者だけど、売りやすく、クレームが少ない商品を売る。
しかし、それは本当は売りたくない商品。
なぜ売りたくないか?
それは、その商品が健康によくない商品だと、売っている本人が知っているから。
売っている人にとっても、精神衛生上良くないし、
健康を気にして、その商品を買った人にとっても不幸なことです。
少し前にその会社の幹部の方と話す機会がありました。
本当に売りたい方の商品はどうしましたか?
と質問した所、
・採用が決まるまでに時間がかかり
・採用されても、量が少なく
・施工が始まったら指導が大変で
・仕上ったら、クレームが多い
とてもじゃないけど、売りづらいとの理由から、最近は積極的に売っていないという話でした。
本当は、売りたい商品(健康に配慮された商品)が売れず、売りたくない商品が、価格が安い、施工が簡単、クレームが少ないという理由から売れていく。
商売にはなっても、その会社の社長の本音は複雑だと思います。
シャボン玉石鹸(北九州)の森田社長が、合成洗剤の販売を一切止めて、倒産寸前になるまで、純石鹸1本の販売姿勢を貫き、今ではテレビコマーシャルを流せるほどの会社になったことは有名な話です。たとえ倒産しても、人や環境に有害な製品を売らないと決め、社会に真価を問いかけ成功した訳です。
それに反し、ある大手の洗剤メーカーの経営者の方は、自社製品の洗剤を使わないそうです。
何故か?
それは、作っている本人が健康に良くないと知っているからです。
自分が自信を持って売りたい商品を売る。
その商品を売ることが社会に価値を提供することだと思える商品を販売したいものです。
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