新築も地産地消が理想です
食材の地産地消が声高に言われていますが、
新築も、同じです。
地元で育った木材を使って建築することができれば、
樹木への負担も小さく、
建築後、安定しやすいと言われています。
さらには南側には、南斜面で育った木材を使う。
なんて贅沢!と今なら思いますが、
森林に囲まれた国だからこそ、
それが理想の地産地消なのですよね。
地産される資源がなければ地消もできない
アイスランドを旅してきました。
建築会社をカッコよく変身させる
アトピッコハウス ごとうひろ美です。
アイルランドではなく、アイスランドです。
北極ではないので白熊はいません。
「アイス」「ランド」ですが、氷の国ではなく、
夏は涼しいですが、
冬はベルリンやニューヨークの方が寒い、らしいです。
というような程度の予備知識のアイスランド。
聞いてはいましたが、
岩ばっかりで「木」がありません。
北海道の広がる大地、とも違います。
だって岩なんですもの、岩。
土と岩って違うんです。
やっぱり岩は、硬いっていうか
アイスランドは荒野に近いような印象でした。
だから建物はコンクリートが中心。
昔は岩や石で作っていたようです。
それがアイスランドの地産地消とういことになります。
日本の地産は木材だけど‥。
樹木もなくて、草も少ない。
当然、花も少ないという景色は、新鮮でした。
でも、あまり長く荒野を見続けていると、
飽きるというか、
ちょっと脳が疲れてくる、ような気がしました。
それはトランジットでロンドンに立ち寄って、確信に変わりました。
ロンドンの空は曇っていますが、
中心部には公園がたくさんあって、
大きな木がたくさんあります。
レンガや石の建物が続く景色の向こうに、
樹木が見える。
公園の中を歩いてみる。
なんか、ほっとしました。
多くの日本人が好きなハワイにも、
樹木がたくさんあります。
だから日本人はハワイが好きなのかもしれません。
森林国ニッポン、ですよね。
でも輸入材よりも国産材の方が高いことも多く、
なかなか地産地消とはいきません。
最近は、地域の建築会社と、
製材屋さんが協力して使いやすく工夫したり、
国としても国産材を使用することでポイント割引を適用させたり、
様々な取り組みが始まり、
以前よりは地産地消を選べるチャンスが増えてきました。
地産地消のメリット・デメリット
木材は20年、30年の期間をかけて成長します。
場所を移動する訳ではないので、
その土地の気候風土に、当然馴染んでいます。
自然素材は生きています。
生きやすいようにサポートしてあげれば、
安定しやすく、長持ちします。
また、配送距離が短いので、
エネルギー消費が少なくなります。
地球全体の環境で考えれ、ものすごいメリットです。
そしてデメリットとしては
樹種が選べないことが、一番大きいかもしれません。
日本の植林は針葉樹が中心です。
フローリングとして伐採できる樹種も限られるため、
どうしても杉、檜が中心となり、
家のイメージと合わない、というケースも出てきてしまいます。
輸入品は、遠い国から輸送されているわけですから、
エネルギーの消費量は大きいですが、
必ずしも全体コストを考えると安いわけでもありません。
これが、国産木材の地産地消が進みにくい理由かな、と考えています。
建築会社も地産がいい
新築を考えた時、
住宅展示場に足を運びます。
住宅展示場に出展しているのは、
ほとんどが東京に本社のある会社。
都内在住の方であれば地産と考えることもできますが、
アトピッコハウスのある神奈川から考えれば、
それは違う土地の会社です。
地産の建築会社のメリットは、
土地の気候風土をよく理解していること。
代々、その土地で営んできた建築会社であれば、
過去の実績から、
色んな知識を持っています。
このエリアは湿度が高いんだよね。
高台で風が強いから、こういう建て方がいい。
そういう経験があるから、
地元の木で家を建てようと考えたり、
逆に、ここは輸入品を使う方がいいかもしれない。
そんな発想が生まれてきます。
それは都内の本社から指令を出し、
工場で材料を生産している
量産ハウスメーカーにはできないことです。
食事は毎日のことだから地産地消がいい。
そう考えるのであれば、
毎日暮らす、大切な睡眠場所である家こそ、
地産地消で考えてもいい。
日本には木の家づくりが似合っています。
そして、日本人は樹木が大好き。
それはDNAに刻まれていること。
バイキング出身のアイスランド人とは、やっぱり違うようです。
アトピッコハウスは「ハウス」とついていますが、
新築工事はしていませんが、地産地消の家づくりが得意な会社はご紹介ができます。
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