工務店にとって現場管理と同じぐらい顧客管理も大切です
嫁や息子相手の時は、
引き継ぎも阿吽(あうん)の呼吸でできたのに、
あいつは、なんで報告してくれないんだろう…。
親族には親族の課題がありますが、
従業員の取り扱いは戸惑いますよね。
だけど何が良くて、
どこが悪くて連携がとれないのかわからない。
ほとんどのパパママ工務店が、似たような状況です。
会社の大小にかかわらず、
売上が安定している建築会社は、
情報共有がしっかりしています。
情報とは、
現場の進捗状況の他に、
顧客の状況共有の2種類ありますが、
現場第一主義のパパママ工務店。
工事と違う部分は、
どうしてもおざなりになります。
家族経営から、企業経営へ。
今、多くのパパママ工務店が模索しています。
大手とは違う、小さい会社の良さを最大限に活かす
情報共有方法を、考えてみます。
目次
携帯やメール、報告しないと周囲が把握できない時代
建築会社をカッコよく変身させる
アトピッコハウス ごとうひろ美です。
携帯電話、個人メールにLINE、
仕事のやり方が個人対個人となり、
同じ部署でも隣がどんな仕事を抱えているのか見え難い時代になった。
これは先日読み終わった
松下直子著「採ってはいけない人」の見極め方、
の中でみつけた一文です。
確かにそうだな~と、
ものすごく納得しました。
個人が責任もって仕事をすることと、
個人だけで仕事を抱え込むのとは違います。
もちろん成果補修型の企業で、
周囲が全員ライバルという業態ならば当然ですが、
一人で仕事が完結しない建築業界。
だけど連絡は携帯にもらった方が、
早いし、楽だし…。
でも他のスタッフを上手に仕事に巻き込むためには、
工事の進捗状況や、お客様と打ち合わせした内容を
知ってもらうことが、最初の一歩です。
個人のメルアド廃止も1つの方法です。
お客様とのメールのやりとりを、
会社の代表メルアドに1本化するという方法があります。
一人一台PCと携帯電話の時代に
逆行しているようですが、
従業員が退職してしまったことを知らないお客様が、
以前担当だった方へメールして、
返信がこないと不信感が募ります。
不達で戻ってきたら、「会社大丈夫!?」と余計な不安を煽る時代。
新築の時は、あんなに親切だったけど、
既存客には冷たい会社だな、と思われてしまわないためにも、
メルアドを1本化すること、検討してみて下さいね。
情報を共有化するのは、ひと手間必要です。
個人のメルアドを使うのなら、
その情報を、細かく共有することをルーチンにしたいです。
いわゆるSFA、情報共有システムへの登録です。
仕事の仕方が、
全体主義から、個人主義に変わった今、
このSFAと呼ばれる顧客情報共有システムが、
たくさん売られています。
このことからも、大企業も中小企業も、
情報共有の必要性と難しさを実感していることが見えてきますが、
それはパパママ工務店のような零細企業も同じ。
逆に、こういったITの情報は少ない分、
遅れているかもしれません。
客のことはオレの頭の中にすべてある
確かに!お寿司屋さんのように、
昔の職人さんは記憶力もいい気がします。
お客様が年間5組の時は良かったけど、
12組になって、
工事が同時進行するようになっても覚えてられる?
それに突然、倒れてしまったら…。
いえ、確かに丈夫なのは存じ上げています。
だけど屋根から落ちることだってゼロではないし、
命に別条がなくても、
大切な約束を、すっぽかすことになるかも。
ハリーポッターが近くにいるのなら、
他人が記憶を盗み見てくれますが、
残念ながら、ここは人間界。
そんな裏ワザはないのです。
自社オリジナルである必要性はどこまであるのか
様々な商品が売られている「顧客情報共有システムSFA」
でも建築会社って特有の商売の流れがありますよね。
注文をもらって商品を納品して完結、
というシンプルなビジネスとは違うため、
独自の「顧客情報共有システムSFA」を希望する建築会社も少なくありません。
どんなITシステムでもメンテナンスが必要です。
そのメンテナンスをするために、
従業員を雇う必要が出てきます。
でもIT業界は日進月歩。
はたして正社員という立ち位置で、
貪欲に情報を収集できるの、疑問です。
外資系の金融業界に長くいる方に、こんな話を伺いました。
「明日どうなるかわからない状況」が必死さをつくる。
金融に携わる者にとって「慣れ」は厳禁。
新しい情報を、最良のサービスを提供し続けるために、
成果を上げていなければクビだし、
例え成果を上げていたとしても一定数の従業員は解雇し、新しい従業員と入れ替える。
こんな話を聞いた後に、
ITの方からも同様の意見を伺いました。
アウトソーシングであれば、
契約が切れないように必死に働く。
終身雇用が壊れてきたとはいえ、
外資系企業のように、簡単に解雇はできません。
従業員もサボろうとしているわけではないでしょうが、
緊張感が違う。
それは容易に想像ができますよね。
パパママ工務店の今、やっておきたいことがあります。
マネージメントという単語を最近よく聞くようになりました。
それはつまり仕事の仕方が個人主義になった今、
昔以上に管理をしないと状況が把握できない、といいうことなんだと思います。
アトピッコハウスでは、
仕事が今ほどない時代から「顧客情報共有システムSFA」を使い続けています。
仕事が少ないですから、
売上も少ない。当然自社開発なんてする発想もないから、
既存のシステムを、工夫しながら使っています。
創業20年が過ぎた今、
それが、ものすごく役に立っています。
届いたメールをすべてコピーしているから、
一人のお客様とのやりとりが瞬時に把握できます。
電話を受けた内容も、
細かく、自分の感情も含め書き残しているから、
自分が読めば、その時の感情が蘇るし、
新しいスタッフも、
肌感が伝わって、共感しやすくなるんです。
これは正直、体感してみないとわからないし、
システムって聞いただけで、
毛嫌いしたくなる人も多いパパママ工務店。
でも愛すべき零細企業だからこそ、
やっておくと便利な「顧客情報共有システム」。
20年使ってきたアトピッコハウスだから明言ができます。
ITは嫌いだけど、
安心して息子に引き渡したいと思った建築会社社長、是非のぞいてみてくださいね。
アトピッコハウスでは、工務店用の「顧客管理ソフト」を開発しました。
それは、CRMと言われる顧客管理システムと、
SFAと呼ばれる営業支援ソフト、そして、工務店経営者に変わって、
見込み客を育成してくれる「見込み客育成システム」です。
住宅営業おたより当番といいます。
無料で、資料・サンプル差し上げます
アトピッコハウスは、無垢・珪藻土・漆喰・クロス・畳など
オリジナルの自然素材内装材を、製造販売する会社です。
当社製品を取り入れた家作りをしたいとお考えの方は、
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