自然素材の塗り壁、メリットとデメリット
こんにちは!
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの元岡いずみです。
自然素材ならではのメリットがあります。
塗り壁のメリットは何ですか?
こんなお問い合わせをいただきました。
塗り壁、最近よく聞きますよね。
塗り壁にどんなイメージを持ちますか?
いいイメージでしょうか。
悪いイメージでしょうか。
わたしが子供の頃に住んでいた家は
和室が塗り壁でした。
緑と灰色を混ぜたような色の砂壁で
落ち着いた感じの雰囲気
当時は“落ち着いた”ものの良さがわからず
古臭いなあと思っていました。
他の部屋のビニールクロスの壁の方が
かっこいいとすら思っていたのです。
あれから20年
レトロという言葉を知ったり
伝統的なものに惹かれたり
今や、塗り壁=おしゃれ、かっこいい、高級感がある、
と、プラスのイメージを持つようになりました。
塗り壁とは、
ずばりそのまま
塗り壁の材料で仕上げた壁です。
砂や土や泥などの自然素材を用いて
古くから日本の住宅によく使われてきました。
聚楽、漆喰などの歴史があるものから、
セメントに水と砂を混ぜたセメントモルタル
粉末の鉱物で作るプラスター、
植物の化石を主原料とした珪藻土など
様々な種類が出ており
見た目や強度、性能、予算に合わせて選ぶことが出来ます。
塗り壁のメリット
まずは見た目の良さでしょうか。
塗り壁は左官職人がコテを使って塗る伝統的な工法です。
職人が塗りながら仕上げていくので
いわば、手作りの1点ものの壁です。
工場で作られたものを貼るクロスの壁とちがい
左官職人の技によって
継ぎ目のない一体感のある壁面を作ることができます。
部屋の壁一面に統一感が生まれ
それはまるで一枚の作品のようでもあります。
見た目だけではありません。
機能面でも
塗り壁を選ぶメリットは沢山あります。
まず、塗り壁には耐火性があります。
天然の土や砂、泥などを主な原料とするために燃えにくいのです。
漆喰は武家屋敷に広く使われましたが
その優れた耐火性が武士に好まれた理由の一つだったのです。
そして、調湿性能が優れています。
自然素材を使った塗り壁ならではの特徴です。
湿度が高くジメジメとしているときは
塗り壁が湿気を吸い
反対に
湿度が低く乾燥したときは
湿気を吐き出し
部屋の湿度を快適に保つよう
コントロールしてくれるのです。
寒い今の季節は暖房による結露が気になりますが
調湿性能のある塗り壁を使えば
結露対策にもなります。
湿度をコントロールすることは
カビやダニの発生条件を減らすことにもつながります。
四季があって、湿度も高い日本の家に
身近な自然素材を用いた塗り壁は
ピッタリなのです。
そして、わたしが塗り壁の一番のメリットだと思うことは
なんとなく気持ちがいい、なんとなく空気がおいしい
ということ。
具体的な言葉にも数値にも出来ないのですが
自然素材の壁に囲まれていると
ビニールクロスの部屋にはない
心地よさを感じるのです。
天然の成分を浴びられるからか
昔から人間が付き合ってきた
自然の素材に感じる安心感からかもしれません。
見た目よし、中身の機能面もよし!の塗り壁
しかし、メリットがあればデメリットもあります。
塗り壁に関するお問い合わせで多いのが、
ボロボロ崩れませんか?
メンテナンスは大変ですか?
というもの。
長い歴史がある塗り壁
今はボロボロと崩れにくいものも出ていますし、
メンテナンスは驚くほど簡単です。
塗り壁は拭き掃除が出来ませんが、
静電気が発生しません。
そのため、ホコリや油などの汚れを、そもそも寄せ付けにくいのです。
最近人気の塗り壁、価格帯もピンキリですが
自分が重視するメリットを叶えられる
塗り壁を選びたいですね。
アトピッコハウスの
はいから小町と漆喰美人は
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