新築住宅で、原因不明のアトピー発症

こんにちは！
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、自然素材のパイオニア後藤坂です。

今、リフォーム工事に関して打ち合わせ中のＨさんと、土曜日にじっくりとお話をした。
Ｈさんは、６歳のお嬢様が、動物アレルギーとのこと。

リフォームされるお宅は、親戚が所有するマンションで、
猫を飼っていたため、動物の毛の排除等に関して、かなり神経を使われている。
個人としては、割と勉強されている方で、
普通のプロより詳しいのではと思う程度の知識を持っていらっしゃる。

限られた予算の中で、最大限の配慮をしたいとのことで、
見かけの美しさよりも、合理的な健康配慮に関して意見を求められた。
打合せは一応終了し、ほぼ満足頂ける内容となった。

その後、千葉大プロジェクトの話になった。
Ｈさんは当社のホームページを見て、内容は良くご存知だった。
３年後には自宅購入を考えているとのことで、
今後３年間の間に、じっくりと「こだわり」の住まい造りに関して勉強したいとのこと。
そして建てる時には、ハウスメーカー以外に頼みたいという明確な意思を持っていました。

そんな中、最近大手ハウスメーカーで家を新築された友人の方の話になりました。
新築住宅に入居したら、その友人の方のお嬢さんが、
「原因不明のアトピー」になったというのです。

シックハウスに関しても勉強して知っているＨさんは、
どうみても、「家が原因だ」としか思えないというのです。
しかし、絶対にそんなことは友人に言えないと言っていました。

確かに、言えないだろうな～。
でも、気の毒な気がします。

シックハウス対策の実施が義務化され、ホルムアルデヒドの濃度が低減しました。
しかし、今はホルムアルデヒド以外の化学物質で、シックハウスが発生しています。
何の薬品が使われているか分からないので、
シックハウスが疑われても、調査も出来ないし、対策もとれない。

だから、
千葉大プロジェクトの意味があるのだと思います。
ホルムアルデヒドを使わなければ良い訳ではなく、化学物質そのものの使用を減らした家造りをする。
また街全体から、化学物質を低減しないとならないという発想から、
千葉大キャンパス内に、化学物質を低減した“ミニタウン”を形成し、
「ケミレスハウス」の必要性を訴える。
森先生の思いと構想は遠大です。

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