ここがすごい、すっぴんクロス。

こんにちは！
無垢・漆喰・珪藻土「自然素材の内装材ブログ」を運営している
アトピッコハウス㈱、スタッフの手島 ふみ子です。

自宅の壁を珪藻土塗り壁にしたスタッフ手島が思う、
すっぴんクロスのいいところ。

隣の芝は…なんてワケでも無いのですが、
すっぴんクロスっていいな～って思うことがあります。

私が珪藻土を選んだのは、もちろん見た目もありますが、
一番は調湿性能です。

湿気の多い地域に住んでいるので、
とにかく、これが最優先事項でした。

まだ引っ越しが具体的ではなかった頃は、
どんな壁がいいかな～と、よく妄想をしていました。

アトピッコハウスの代表的な壁材は、
珪藻土塗り壁はいから小町、漆喰美人、すっぴんクロス。

その頃、考えれば考えるほど
どの壁材もそれぞれの個性が美しく魅力的で、
なかなか選べませんでした。

しかし、はいから小町の家に住んでいる今なら、
（無いものねだりというわけではないのですが）
すっぴんクロスにしたときのメリットを想像できます。

「ビニールクロスは安っぽくて嫌。
じゃあ、塗り壁？他のクロス？」

とお迷いの方に、少しでも参考になればと、
個人的な意見をお伝えしたいと思います。

すっぴんクロスは、織物クロスです。

単純に言うと、
織りあがった反物に、裏打ちの紙を付けたものです。

工事費用は、ビニールクロスよりは高いですが、
左官作業を必須とする塗り壁よりは、費用を抑えることができます。

次に、見た目。

塗り壁の部屋が硬質な印象をもたらすとしたら、
布クロスの部屋は、その逆で、やわらかく暖かな印象です。

赤ちゃんがおくるみに包まれて安心するように、
ファブリックに包まれた空間は、
独特のやさしさがあります。

夜、カーテンを閉めると、
部屋がぐっと落ち着いた印象になりますよね。

その時の印象に近いのかと思います。

とても個人的な対比ですが、
塗り壁の部屋でワインが飲みたくなるのならば、
布クロスの部屋では、ブランデーでも飲みたくなるイメージです。
ブランデー、飲めませんが。

商品のキャッチが「かわいいはゆずれない」ですが、

趣味の方向が男性的な私としては、

すっぴんクロスのもたらす、
落ち着いた、どっしりた印象がとてもお気に入りです。

次に、耐久性。

２男１女が育った私の実家は、壁が穴ぼこだらけでした。

野球ボール（しかも硬球）を当てたり、
取っ組み合いをしてぶつかったり・・・

実家のビニールクロスとその下のベニヤはボロボロでした。

それもそのはず。
ビニールクロスは、簡単に破れます。
子どもも手でちぎれます。

しかし、すっぴんクロスは破れません。

すごく丈夫で、
今まですっぴんクロスを素手で破った方をお目にかかったことがありません。

子どもがボールを当てたところで、
なんのこれしき！といったところでしょう。

ここは、塗り壁と大きく異なる部分です。

毎日の生活振動や地震の揺れは、
将来の塗り壁のヒビの原因となります。

アトピッコハウスの塗り壁はどれも硬く仕上がるので、
ヒビ割れに強いのですが、

さすがに、すっぴんクロスには敵いません。

実は、もったいない話ですが、
事務所から、大きくて重たい荷物を出荷するときに、
廃盤となったクロスの半端を、梱包に使ったことがあります。

とっても丈夫なので、
そのときは、無事に荷物をお届けすることができました。

すっぴんクロスの部屋は、
丈夫な布を、壁に貼りつけたイメージですね！

最後に、お手入れ。

「お醤油が跳ねてしまった！」
残念ながら、塗り壁も布クロスも、拭き掃除はできません。

ただし、布なので、
じきに馴染んでいきます。

もし、そういったことが心配ということでしたら、
汚れが目立ちにくいシリーズもご用意しています。

また、すっぴんクロスは布なので静電気が起きません。
つまり、ほこりを吸い寄せません。

普通に暮らしていれば、
ビニールクロスのような、
油やヤニでベタっと黄ばんでいくような経年変化はありません。

※ここで言う黄ばみは、壁についはほこりに油やヤニがつくことが主な原因です

多少ぶつかってもこすっても、
毛羽立ったりしないので、美しさが長続きします。

何より、ビニールクロスの数倍は、長持ちします。

これらの点は、塗り壁と共通しています。

総じて、自然素材との付き合い方とも言えますね！

いかがでしたでしょうか？
布クロス、なかなか素敵だと思いませんか？

しっとり落ち着いた雰囲気で、丈夫で長持ちなすっぴんクロスは、

子どもがわいわい遊ぶ部屋にも、
大人が静かに語らう部屋にも、

最適なように思います！

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